郵政改革案亀井大臣決定、
その真相は?
一番良いのは直接に聞くことである!!
マスゴミの偏向報道より、
亀井大臣の記者会見が手っ取り早い!!
3回で打ち止めと考えていたが、そうも言っていられない。あまりに大手メディアマスコミ報道が、意趣意恨に偏向しているからだ。どっちが本物か、見極める必要がある。それには、現場ではないにしても、記者会見に臨むしかない。そうもいかないから、4度、記者会見抄録を掲載することとした。
折から、官邸記者会見も大幅枠組みを拡大された。そうすると記者会見の雰囲気が一変された。これまでの記者会見は、クラブ伏魔殿であった。これでは、故佐藤元総理大臣でなくとも、記者会見を中断したくなる気持ちもよく分かる。意趣ある会見は真の記者会見ではない。
今の大手メディア・マスコミは、意趣に満ちている。悪徳ペンタゴンの意趣だ。
それにしても亀井サンは堂々としている。いささかの気負いも狼狽もない。この方が居たから、小泉・竹中郵政悪改革は阻止された。亀井サンの全面勝利。これは主権者国民の勝利である。論が通っている。
【転載開始】
(平成22年3月26日(金)9:00~9:21 場所:金融庁会見室)
【大臣より発言】
今日の閣議というか閣僚懇で、皆さん方がお待ちかねの…。昨日から今日にかけていろいろと、ワイワイ
(記事を)書いてくれていますが、仙谷(国家戦略担当)大臣から、「全閣僚で、もう一度議論をしたらどうか」というような発言があったので、(それに対し
て)私が言ったのは、「もうそれは、今後とも、郵政事業のあり方について幅広く議論をするのは結構な話だ」、「いろいろ知恵もいただきたい」と。国家戦略
を展開する上においても、郵政事業というのは大きな役割を果たすわけですから、仙谷(国家戦略担当)大臣を含めて全閣僚から、大いにその意見をいただくこ
とは結構だと。我々閣僚だけではなくて、今、一般の国民の方々からも、全国で細かく郵政事業についてご意見をいただく会をずっとやっていますので。
ただ、「政策決定したプロセスまで元に戻すということはできないのではないですか」と。官房長官のも
とで、個別の問題については関係閣僚において協議をして、総理が了承されて、これを閣議に出していくという、このプロセスまでをひっくり返すということに
なったら、政策決定ができなくなります。
この(郵政改革の)問題について、政策会議に基づく民主党の意見も9回聞いて、また、社民党、国民新
党との間でも数回、現状についての検討、今後のあり方等について検討を重ねた結果、関係閣僚である私と原口(総務)大臣において決定し、総理に了解を得て
決めた話でしたから、そういうプロセスを元に戻すということはあり得ないことなのです。
それを前提に、「今後の郵政事業のあり方について意見をお聞かせいただくということは、もう結構な話
で、我々としては、ぜひ、そういう場も設けていただいてやるということは、もう大賛成です」ということをお話ししてまいりました。総理も「そのようにす
る」と言いましたからね。
ただ、私は、駄目押しもしておきました。「今までのプロセスを前提にした上での話ですよ」と、官房長官も
「そうです」ということですから、「それであれば結構な話です」と言っておきました。
【質疑応答】
- 問)
-
先ほど、仙谷(国家戦略担当)大臣からあった、郵政事業のあり方について閣僚間で議論(する)というのは、どういう場で話し合
うのか、何か特別に場をセットするという形になるのでしょうか。
- 答)
-
だから、総理のお話を受けて、官房長官がそれをつくるのではないですか。だから、そこで今後の郵政事業のあり方とかを閣僚で懇
談する。総理は、「協議」ではなくて、「懇談」という言い方をしていましたけれどもね。だから、もちろん懇談するという場を作るということですから、その
うち、官房長官から、「そういうことをやりましょう」と言ってこられると思いますね。
これは、もう結構な話で。我々は、非正規社員からも、一般の国民の方々からもどんどん意見を聴取しています。ましてや、今後の事業展開につ
いて、閣僚からお話を聞くということは非常に結構な話ですから、ぜひやっていただきたいと思っています。何度も繰り返すように、プロセスをひっくり返すわ
けではないと。その前提に立っての話だと。
- 問)
-
その「プロセスをひっくり返すわけではない」ということは、一昨日、発表された改革案の限度額とか、あるいは出資比率について
は、もう修正する…。
- 答)
-
だって、これは総理にまで了解を得ていることですからね。原口(総務)大臣と決定をして、(総理の)了承を得て、それで皆さん
方にも発表した話ですから。私は、それを「プロセスだ」と言っているのですね。政策決定をする前に、政策会議とか閣僚との間の協議も全部積み上げた上で、
3党に対してもそれぞれ連絡を終えたという経緯があるわけです。
その「3党」というのは、社民党、国民新党も、民主党は政調会長がいないですから小沢幹事長にも連絡をしたと。もちろん総理には、そ
の前にご報告して了解を得たので、そういうことをやったということですからね。そういう全プロセスのことを言っているのです。
- 問)
-
「総理には了解を得た」というお話ですけれども、ただ、昨日、総理は、「私は了解していない」ということをおっしゃっておりま
して…。
- 答)
-
それは、「閣議決定していない」という意味ではそうかもしれないですけれども、そうした、関係閣僚で決めた中身について「了解
された」ということですから。だから、それが閣議決定されていないということは、ほかの案件も同じことですよね。閣議決定で正式に決まるわけですから。別
に、総理が間違ったことを言っておられるわけではありません。
- 問)
-
今日、その辺、何か総理に対して真偽を確認したりとかはされなかったのですか。
- 答)
-
(確認)するわけがないではないですか。私は、総理と一体ですから。
- 問)
-
閣議の中で検討して、限度額などについていろいろ異論が出ても、「今までのプロセスを認めてくれ」ということは、やはり、修正
ということは絶対にあり得ないのですか。
- 答)
-
「閣議」を開くわけではないですよ。総理は、「懇談会」と言いました。だから、郵政事業全般ですよ。限度額についてとか持株の
比率とか、そういうことではありません。「郵政事業全般についての懇談会を」ということで、それはもう結構な話ですね。
- 問)
-
その(懇談会の)場で、例えば、仙谷(国家戦略担当大臣)さんなんかが言っておられる、「限度額引上げは民業圧迫の影響が大き
いのではないか」とか…。
- 答)
-
だけれども、それは、覆水を盆に返すみたいな話ですから。それ(決定)までの間で、(政策会議を)民主党も9回やっていますか
らね。(そこで)詰めて。だから、そこは民主党で言えば、政策にコミットする場でしょう。それを受けて、大塚副大臣、それと田村(大臣)政務官、それから
内藤(総務)副大臣、その辺りが、私と原口(総務)大臣にそういう状況を報告して、また、社民党、国民新党とも数回やっていますから。その状況の報告を受
けた上で、両大臣の間で決定したということです。その決定したことを、私が、総理に電話で申し上げて了承を得て、官房長官にももちろん報告して、それで皆
さん方にあれ(発表)したということですから。そういうプロセスを経ているわけですからね。そのプロセスというのは、中身のないプロセスではないので。そ
れは、限度額もそうですし、株をどこまで持つかという話、3分の1超という話も、当然、そのプロセスの中に入っている話ですから。簡単に言うと、そういう
ことですよ。
私は、当たり前のことを言った(のに)、あなたたちが大げさにワーワーとあんなこと…。あなたたちが書いたのかどうか知らないですけれども
ね。だって、当たり前のことでずっと進んでいることに対して、この時計を逆に回すようなことが政治で起きるはずがないのです。
- 問)
-
ただ、そうは言っても、閣内からこれだけ異論が出るということは、大臣から見ても、「これだけプロセスを経ているのに何でだ」
という思いがあるのではないでしょうか。
- 答)
-
それは、個人それぞれ意見はありますよ、子ども手当だってそうでしょう。それは何だってありますよ。それは普天間の問題だって
そうでしょう、みんな意見はありますよね。ただ、政治というのは、機関主義というわけではないですけれども、それぞれの機関の議論を経て、その機関が決定
していくという。それを崩してしまったら、政策決定なんかできなくなりますからね。もう、こんなことは総理も百も承知のことです。(ただ、)郵政事業とい
うのは、今後の日本に与える影響もでかいですからね。前原(国土交通)大臣も、そういうものは言っていましたね。私も「そうだ」と。250兆(円)ぐらい
はゆうちょ、かんぽの(資産)でしょう。これをどうするのか。これは、政府が民間企業(日本郵政)に押しつけるわけにはいかないのですよね。民間に押しつ
けるわけにはいかないですけれども、政府として、そのあり方について強い関心を持つと。だから株を持つわけですからね。それは当然の話で、郵政事業の資産
の運用を含めたそういう問題について、いろいろな意見を出して、日本郵政がそれをどう受け止めていくのかというようなこと、その相乗作用の中で進んでいく
わけです。そういう意見をどんどん言っただけであって、これは、私は「大歓迎です」と申し上げました。
- 問)
-
確認なのですけれども、今後、全閣僚から意見を聞く場を設けるという…。
- 答)
-
「全閣僚」とか…。あなたは、そんな四角四面なことを言うからおかしな(ことになるのです)。
- 問)
-
はい、申し訳ありません。それで確認なのですが、限度額、出資比率について、そのプロセスの中に含まれているということなので
すが、もう数字自体はお変えになる考えはないという…。
- 答)
-
だって、全部、総理まで報告したのですよ。了承を受けているのですよ。関係閣僚で決めたことを動かし出したら、全部そうなって
しまいますよ。何もこの問題だけではなくて、社会保障からあらゆる問題は、全部、関係閣僚で決めて総理に了承されたようなことが、閣議にかかる前に異論が
出て、また元に戻すなんていうことをやったら…。全閣僚から意見を聞きましょうということになりだしたら、全プロセスがなくなってしまうでしょう。あなた
はそう思わないですか。
- 問)
-
なので、もう数字についても変更はないのだという理解でよろしいですね。
- 答)
-
「プロセス」というのは抽象的なものではありません。中身を合意していくのがプロセスなのです。だから、そのプロセスを元に戻
すわけにはいかないのは、当たり前です。ただ、今、言ったように、今後についてどうするのかというようなこと、郵政事業全体のあり方について、閣僚からい
ろいろなご意見をいただくのは良いことだと。
- 問)
-
この郵政の法案自体は、予定どおり4月の中旬くらいまでに閣議に出して、決定し、国会提出という、その辺の大臣のスケジュール
に変わりはないということでしょうか。
- 答)
-
変わりはありませんね。
- 問)
-
税の話は、消費税の減免の話はどうなりますか。
- 答)
-
皆さんご承知のように、これは税調の話でしょう。今、私どもだけで決定できる話ではありません。ただ、我々としては、それをし
ないと…。従来、一つでやっているのを切ってしまいましたからね。今度は、内部取引に税をかける話でしょう。だからそれは、組織が変わってしまうわけです
から、やはりおかしいのではないのかと。「一体的運用、三事業に対する運用」ということを言っているわけでしょう。一体的運用をして(おいて、他方で)、
中での取引まで(消費税を)かけていくというのは、本来、あり得ないことですね。だけれども、それを菅(財務)大臣との間で、「ではそうしよう」という合
意がなされているわけではありませんから。我々の立場としては、そう思っているということです。
- 問)
-
閣僚懇の中で、大臣が、「今までのプロセスが議論の前提ですね」という念押しをしたこと対して、平野(官房長官)さんが「そう
です」とおっしゃったそうですけれども、仙谷(国家戦略担当大臣)さんをはじめ、ほかの大臣から、この大臣の念押しに対して特に異論は出なかったでしょう
か。
- 答)
-
出ていません。それでおしまいです。
だって、異論が出るわけがないでしょう。そうしたら、自分たちに降りかかってくることですよ。自分たちがそうやって関係閣僚で決めたこと
を、後から他の大臣が異論を言って、「みんなで議論をしましょう」と言ったら、また元に戻って、中身まで全部元に戻ったら、そんなの政治にならないでしょ
う。これは何も、今度のことだけではありません。すべてに関係することですよ。それはできませんよね。賽(さい)の河原で石を積んでおいて、またぶち壊す
みたいな、そんなことはできるわけがないでしょう。
何か昨日から、あなた方が訳の分からない記事ばっかり書きまくるから、国民は迷ってしまうのですけれどもね。やはり、政治というのはプロセ
スですよ。
- 問)
-
ただ、今回については、以前の返済猶予のときの亀井さんなら、「関係ない閣僚はごちゃごちゃ言うな」とか、結構、歯切れの良い
コメントが続いていたと思うのですけれども、今回、今日の会見を見ても、相当配慮しているというか、予想外の対応だったのではないかという…。
- 答)
-
それは、私は、最初から言っているでしょう。非正規社員も、(意見聴取を)今度やりますよ。今度は大阪ですね。また、いろいろ
な公聴会をやっているでしょう。いろいろなところでやっているのですから。だから、今日も言ったのですけれども、「我々は、国民の方々から、全国中から細
かく意見を聞いているのだから、ましてや閣僚の皆さん方から意見をいただくということは当たり前であり、ありがたい話だ」と私は申し上げました。こういう
熱意に対して、心からお礼を申し上げたいと。
だから、別に、あの(中小企業等金融円滑化法の)ときに「要らんこと言うな」と言ったのは、私が中身も言わないのに…。それは、あなたの社
なんかにも責任があるのですよ。「モラトリアム法案」と言ったら、何か貸借関係をパーにするみたいなとり方をしてしまって…。
- 問)
-
それは、うちはやっていません。
- 答)
-
あなたのところだったか知らないですけれども、(どこかの社が)やっていたでしょう。だから、そうなると、それに対して過剰に
反応して、ガシャッと言ったように…。見識のある大臣ですから、言われたわけではないと思いますよ。言われたように報道したから、「そんなことぐしゃぐ
しゃ言うな」と言っただけの話であってね。当時、別に、その大臣を無視したわけではありません。私は、常に、あなたたちが思う以上に謙虚なのですよ。
- 問)
-
一応確認ですけれども、非正規社員の正社員化と物品の地方調達ということも、もう変更なくということですよね。
- 答)
-
だって、そんなことはもう、絶対にやります。そういうことをやらないで「改革」とは言えません。
- 問)
-
貸金業法のやつ(PT)で、いよいよ対策がまとまるというところまで来ていますが、現状どう見ておられますか。
- 答)
-
まだ私は、昨日(検討状況等の報告を)聞く予定だったのですけれども、時間がなくてちょっと聞けなかったので…。
これは、今、プロジェクトチームに私が指示しているのは、「あくまで借手の立場で運用上問題が起きないのか」と、「また、起きるとすればど
う解決をするのかということで、知恵を出してくれ」ということを、検討の中身として指示しています。一生懸命やってくれていますからね。
- 問)
-
郵政改革法案作りに向けて、まだ詰める内容がいろいろ残っていると思うのですが、限度額と出資比率を決めた政策決定プロセスに
対して、閣僚から意見を聞くということですが、改めて閣僚の話を聞くということですけれども…。
- 答)
-
プロセスについて聞くのではないですよ。プロセスは前提なのですよ。だから、今後の日本郵政のあり方について、前原(国土交
通)大臣もおっしゃっておられましたけれども、「膨大な資金の運用等についても、日本経済に対しても非常に影響もある話だから、いろいろ工夫したら良いの
ではないか」という意見もありましたね。やはり、これも傾聴に値する意見ですからね。そういうことを含めて…。
- 問)
-
今後詰める内容も、今までと同じプロセスでやっていく…。
- 答)
-
それは当然です。私は、そのために大臣をやっているのです。全体を、ほかの大臣も全部集めて、大衆討議して決めていくのなら、
郵政改革担当大臣なんか要りません。
(以上)【転載終了】
【転載開始②】
(平成22年3月26日(金)9:22~10:05 場所:金融庁大臣室)
【大臣より発言】
今日は、閣議の中身は別に…。閣僚懇で、昨日の新聞なんかは、だいぶ仙谷(国家戦略担当)大臣の発言
をいろいろ紹介していますが、彼(仙谷国家戦略担当大臣)が、「もう一度、全閣僚の意見を聞くようなあれ(場)を作って、もう一度、そこで協議したらどう
ですか」みたいなことをちょっと言っていましたから…。よく意味はわかりませんけれども、それについてはご承知のように、政治の政策決定のプロセスという
のは、官房長官なんか関係閣僚を決めて、それについて関係閣僚で協議して具体的な中身を決めて、それを総理に報告をして、了承を得て、それで閣議に出して
いくというプロセスをとっています。
だから今度も、(民主党との)政策会議というのは9回ぐらいやりましたか。社民党、国民新党との間で
も数回やって、そうした協議を各党との間でもし、さらに国民のいろいろな層の方々からも意見を聴取した上で、関係閣僚である原口(総務)大臣と協議をした
結果、決めて、それを総理に報告し、了承を得て合意したもので、もう、それをもう一度、「政策決定のプロセスの根っこから元に戻せ」と言ったら、それは、
もう政治にならなくなりますよ、と。これは当たり前の話ですよね。
そういう意味で、将来、郵政事業をどう展開していったら良いのかと。国政全般で影響がある話ですか
ら、各界、閣僚から、そういう意味でのアドバイス、ご意見をいただくのは結構だと。今、非正規社員からも意見を聴いたり、国民全体、日本中の方から意見聴
取しているでしょう。そういう意見をお聞きしながらやってきたのでね。(それは、)今後ともやりますので、そういう意味では、閣僚からご意見を聞くのは当
たり前の話、ありがたい話ですから、「それはもう結構ですよ」と。総理も、「そういう懇談の場を設けるから」ということでした。
それで、私は、駄目押しというわけではないのですけれども、「とにかく今までのプロセスは前提にして
の話ですよね」と、「いや、そのとおりです」ということで、官房長官が明確に言っておりますから、もう一度、時計の針を元に戻して、というようなことでは
ありませんから、「それは結構です」ということを言って、終わりました。
以上です。何か質問がありましたら。
【質疑応答】
- 問)
-
フリーライターの高橋清隆と申します。
今回の郵政法案については、他の、従来の法案と全く同じプロセスでやられてきたという理解でよろしいでしょうか。
- 答)
-
そうですね。これは、関係閣僚が協議して詰めていくというプロセスですから、その過程の中で、我々は非常に丁寧にやったつもり
ですね。各党の意見を聴取する、国民の方々の意見も聞くと。その上で、一応、法案の骨格を決めて合意したわけですから、「そのプロセスを前提に」というこ
とですね。
- 問)
-
では、今日提案された協議の場…。
- 答)
-
「協議」ではありません。「懇談」です。総理は「懇談」と言っていましたよ。
- 問)
-
懇談の場では、あくまで大臣の決定を理解してもらうという…。
- 答)
-
「してもらう」と言って…。理解も何も、決めてしまったのです。決めて、総理も了解してしまっているのですから、全閣僚がそれ
をひっくり返してなんていう場ではないですよね。プロセスを前提にしていくことを確認しているのですからね。その上で、今後、郵政事業を…。だって、かん
ぽを合わせれば、250兆(円)ぐらい(の資金がある)でしょう。膨大な資金をどう運用するのかというようなことについて私が言った(のは)、それは、民
間会社なのですから、政府が株を持っていても、民間企業の意思を強制的にどうするわけにいかないですけれども。(ただ、)政府も株を持っているわけですか
ら、国家的な見地からの資金運用のあり方とか、いろいろなものについて知恵を出していくということは当然の話なのでね。そういうことを含めて、今後、郵政
事業の全体の運用について、閣僚からご意見をいただくということはありがたいことです。私は「ありがたい」と言いました。ありがたいことですから、「ぜひ
お願いします」ということで。
- 問)
-
それによって、出資比率や限度額が変更になるということはあり得ない…。
- 答)
-
ただ、プロセスというのは、「日本郵政を良くしましょう」ということを議論して決めるわけではないので、具体的に、それは持株
比率もあれば限度額の問題もあります。そういうことがプロセスの中身ですからね。それをゼロからということはあり得ません。
- 問)
-
フリー(ジャーナリスト)の岩上です。
今回の「騒動」という言葉を使っていいかどうか…。
- 答)
-
全然、騒動ではないのですよ。私にとっては、「スパイス」ぐらいの話ですね(笑)。
- 問)
-
新聞の報じ方は、少なくとも「騒動」のように見える…。
- 答)
-
あいつらは、そう書かないとおもしろくないから書くだけのことですよ。
- 問)
-
騒動になる以前の問題だとしても、とりあえず今回の件は、仙谷(国家戦略担当)大臣の勇み足なのでしょうか、それとも(平野)
官房長官の調整不足なのでしょうか。
- 答)
-
いや、やはりマスコミの書き方ではないですか。私は、仙谷(国家戦略担当)大臣にも言いましたが、この間も、「国家戦略上、郵
政のあり方というのは非常に重要だから話をしよう」と。この間も、彼と話しているのですよ。だから、(今朝も)「あなたと話をしたな」なんて言ってね。
「だから、そういう問題は、今後ともよく話をしていこうや」と。彼も国家戦略で、中期でいっていますからね。「そこでやりましょう」と言っているわけです
から、別に、対立しているわけではないのですけれども、彼のものの言い方が、「プロセスをひっくり返す」みたいな言い方をしたから誤解を生じているのだと
思いますよ。
- 問)
-
閣内対立であるかのように…。
- 答)
-
対立なんてものではありません。私は、昔から、仙谷(国家戦略担当大臣)と仲が良いですから。彼が大臣になる前から仲が良いの
ですよ。彼に「埼玉から、自民党から出ろ」と言って誘った関係もあるのですよ。それぐらいの関係ですから(笑)。昔、断られましたけれどもね。
- 問)
-
東洋経済新報社の浪川です。
昨日も大塚副大臣にお聞きしたことで、もう一度で恐縮なのですけれども、発表なさったこのペーパー(郵政改革に関連する諸事項等についての
談話)上なのですけれども、預入限度額というのは、従来、本法ではなくて政省令でやっている部分ですよね。
- 答)
-
そうです。
- 問)
-
そうですよね。根本的な方向を定めるという意味では、本法での部分についてこうすると。例えば、新規業務を届出制にするのか、
認可制なのかとか、大幹のところがあって、その後に枝葉の政省令があると思うのですけれども、わざわざ政省令の部分を早く出されたというのは、大臣は、何
か喧嘩を売ろうと思っていたのですか。
- 答)
-
何で私が喧嘩をするのですか。あなたと喧嘩するのですか(笑)。
- 問)
-
いえいえ、私は喧嘩しません。怖い人とは喧嘩はしません(笑)。
- 答)
-
誰と喧嘩するのですか。私は総理と一心同体ですから。
- 問)
-
「(ゆうちょ銀行の預入限度額が)2,000万(円)は嫌だな」という人と喧嘩をやろうかなと思ったのではないのかなと。
- 答)
-
だけれども、私はそんな喧嘩なんかしません。私が喧嘩なんか嫌いだと分かっているでしょう。
- 問)
-
では、なぜ、わざわざ政省令の部分から出したのですか。
- 答)
-
だって、皆さん関心があるでしょう。
- 問)
-
サービスですか。
- 答)
-
サービスではありません。関心があることだからです。だから、これは、まず法律が成立するときに実施しようと思っているので
す。二段階でいきますけれどもね。だから、やはりある意味で不安に思っている、どうなるのかなと思っているわけですから、これはこうやりますと(示す)。
法律だって、もう4月の半ばごろには出しますからね。だから、その前に、どうなるのかなという関心が