イエス再び宮で人々に歓迎される!!
イエスの言葉を、素直に受け止めるなら、『偽キリスト』など、すぐに暴かれる。それは人間によって遣わされた者だからである。どんなに仰々しく振る舞っても、そこには傲慢と貪欲に溢れている。魂胆を垣間見れば、一目瞭然と言うべきであろう。
<咲き誇った桜も終わった :記事に無関係
<咲きかけのがんばる蕾 :記事に無関係>
それは、『冠を戴いたり、地上の王座につこうとしない』とあるから、これは一つのキーワードである。
それにしても、現今の世相を観るに、正しく、民すべてを葬り去るべき時代に突入したと言える。如かし、そうはならないであろう。あくまでも慈悲と憐れみを持って、対処されるであろうが、その時、受け入れる責任は人間の側にある。自己責任は常に人間に委ねられている。
目を開き、心を研ぎ澄ますべき時を迎えている。人間の意志は、自然力をも従えると言うから恐るべきモノがある。現今の気象変動、大災害はその現れと観ることが出来よう。あんまり良い意味ではない。悪い意味で、人間の自然力への介入が目立つ。
これを鎮めるのは、偏に人間の懺悔に関わって来るであろう。
イエス再び宮で人々に歓迎される。王とその息子たちの譬え。メシヤの定義。
翌日人々はイエスの言葉を聞こうとして宮に殺到して来た。彼らはイエスの来るのを見て、「万歳!王を見よ」と言った。
イエス譬えを語る、「或る王さまが広い領地を持っていました。民衆はみなその血族であって、平和に暮らしていた。数年の後、王は人々に言った、『お前たちはこの領地とわが所有物をみな取って、その価値を増し加え、自分でこれを支配し、そして平和に暮らすが よい。』
そこで民衆は自分で政府を打ち建て、支聖者や小さな王を選んだ。しかし、傲慢(ごうまん)、野心、貪欲(どんよく)、いやしい忘恩の心などが早くも現れ、遂に王たちは互いに争い始めた。
彼らは法令書すべてに「力は正義なり」と記した。かくて強者は弱者を滅ぼし混乱状態が広い領地全部に蔓(はびこ)った。長い歳月の後、王は自分の領地を検分に行った。ところが王は人民が無残な戦争に従事し、疲労困憊(こんばい)し、強者が弱者を苦しめているのを見た。
そこで王は言った。『どうしようか。人民全部を滅ぼしてしまおうか。』
その時彼はあわれみの心に動かされて言った、「.厳罰に処することはよそう。寧ろわがひとり息子なるわが継承者(よつぎ)を遣わし、人民に愛、平和、正義を教えることにしよう。』
そして彼は自分の息子を送ったが、人々はこの王子をいやしめくるしめ、それからこれを十字架に釘づけにした。彼は墓に葬られたが、死は弱くて、王子を捕えておくことが出来ない。王子は生れ返った。然るに彼は人間が殺すことの出来ない姿となって、再び現れ、人々に愛、平和、正義を教えた。
これが神の人間に対するやりかたである。
ひとりの律法家が来て尋ねた、「メシヤとはどんな意味ですか。誰が人間ををメシヤとする権利がありますか。」
イエス、「メシヤとは迷える者をさがして救うために神が遣わした者で、人の造った者ではない。各時代の初めに、メシヤは道を照らし、傷める心をいやし、囚徒を解放するだめに来る。メシヤはキリストと同じである。
或る人が自分はキリストなりと名乗りを挙げたとて、それがキリストであるしるしではない。
或る人は燧石(ひうちいし)から水を流すことが出来よう。意のままに嵐を起すことも出来よう。猛烈な嵐をしずめ、病人をいやし、死人を生き返らすことも出来ようが、それでもその人が神から遣わされた人でないかも知れない。
自然界はすべての人間の意志に従うもので、悪人も善人も同様にすべての意志の力があり、自然力を統御することが出来よう。しかし、頭は本当のメシヤたる証拠とはならない。人間は智能の働きでは、決して神を知ることは出来ないし、自分を光に歩ませることも出来ない。
メシヤは頭に住まわないで、慈悲と愛の座である心に住まっている。メシヤは決して自分の利益のために働かない。メシヤは肉なる自我を超越し、その言葉と行動は普遍な愛のために働く。
メシヤは決して王となり、冠を戴いたり、地上の王座につこうとしない。王は地的なもの、地上のものであり、メシヤは天よりの人である。」
すると律法家は、「然らばなぜあなたは王らしく振舞っているか」と聞いた。
イエス、「わたしはわれは王だと言ったことを聞いた人はまだない。カイザルの座にすわりながら、キリストたることは出来ない。カイザルのものはカイザルに、あなたの心の宝は、これを神に与えよ。」
【宝瓶宮福音書:栗原 基訳】
第十四部 イエスのキリスト奉仕者としての第一年
第七十三章 イエス再び宮で人々に歓迎される。王とその息子たちの譬え。メシヤの定義。
1)翌日人々はイエスの言葉を聞こうとして宮に殺到して来た。
2)彼らはイエスの来るのを見て、「万歳!王を見よ」と言った。
3)イエス譬えを語る、「或る王さまが広い領地を持っていました。民衆はみなその血族であって、平和に暮らしていた。
4)数年の後、王は人々に言った、『お前たちはこの領地とわが所有物をみな取って、その価値を増し加え、自分でこれを支配し、そして平和に暮らすがよい。』
5)そこで民衆は自分で政府を打ち建て、支聖者や小さな王を選んだ。
6)しかし、傲慢(ごうまん)、野心、貪欲(どんよく)、いやしい忘恩の心などが早くも現れ、遂に王たちは互いに争い始めた。
7)彼らは法令書すべてに「力は正義なり」と記した。かくて強者は弱者を滅ぼし混乱状態が広い領地全部に蔓(はびこ)った。
8)長い歳月の後、王は自分の領地を検分に行った。ところが王は人民が無残な戦争に従事し、疲労困憊(こんばい)し、強者が弱者を苦しめているのを見た。
9)そこで王は言った。『どうしようか。人民全部を滅ぼしてしまおうか。』
10)その時彼はあわれみの心に動かされて言った、「.厳罰に処することはよそう。寧ろわがひとり息子なるわが継承者(よつぎ)を遣わし、人民に愛、平和、正義を教えることにしよう。』
11)そして彼は自分の息子を送ったが、人々はこの王子をいやしめくるしめ、それからこれを十字架に釘づけにした。
12)彼は墓に葬られたが、死は弱くて、王子を捕えておくことが出来ない。王子は生れ返った。
13)然るに彼は人間が殺すことの出来ない姿となって、再び現れ、人々に愛、平和、正義を教えた。
14)これが神の人間に対するやりかたである。
15)ひとりの律法家が来て尋ねた、「メシヤとはどんな意味ですか。誰が人間ををメシヤとする権利がありますか。」
16)イエス、「メシヤとは迷える者をさがして救うために神が遣わした者で、人の造った者ではない。
17)各時代の初めに、メシヤは道を照らし、傷める心をいやし、囚徒を解放するだめに来る。メシヤはキリストと同じである。
18)或る人が自分はキリストなりと名乗りを挙げたとて、それがキリストであるしるしではない。
19)或る人は燧石(ひうちいし)から水を流すことが出来よう。意のままに嵐を起すことも出来よう。猛烈な嵐をしずめ、病人をいやし、死人を生き返らすことも出来ようが、それでもその人が神から遣わされた人でないかも知れない。
20)自然界はすべての人間の意志に従うもので、悪人も善人も同様にすべての意志の力があり、自然力を統御することが出来よう。
21)しかし、頭は本当のメシヤたる証拠とはならない。人間は智能の働きでは、決して神を知ることは出来ないし、自分を光に歩ませることも出来ない。
22)メシヤは頭に住まわないで、慈悲と愛の座である心に住まっている。
23)メシヤは決して自分の利益のために働かない。メシヤは肉なる自我を超越し、その言葉と行動は普遍な愛のために働く。
24)メシヤは決して王となり、冠を戴いたり、地上の王座につこうとしない。
25)王は地的なもの、地上のものであり、メシヤは天よりの人である。」
26)すると律法家は、「然らばなぜあなたは王らしく振舞っているか」と聞いた。
27)イエス、「わたしはわれは王だと言ったことを聞いた人はまだない。カイザルの座にすわりながら、キリストたることは出来ない。
28)カイザルのものはカイザルに、あなたの心の宝は、これを神に与えよ。」
【原文:The Aquarian Gospel of Jesus by Levi H. Dowling 】
SECTION XV
SAMECH<o:p></o:p>
The First Annual Epoch of the Christine Ministry of Jesus<o:p></o:p>
<o:p> </o:p>
CHAPTER 73<o:p></o:p>
Jesus again visits the
temple, and is
favorably received by the people.
Tells the parable of a king and his sons. Defines messiahship.<o:p></o:p>
NEXT
day the multitudes were surging through the temple courts, intent on
hearing
Jesus speak.
2) And when he came the people said,
All hail! behold the king!
3) And Jesus spoke a parable; he said,
A king had vast domains; his people
all were kin,
and lived in peace.
4) Now, after many years the king said to his people, Take these lands
and all
I have; enhance their values; rule yourselves, and live in peace.
5) And then the people formed their states; selected governors and petty
kings.
6) But pride, ambition, selfish greed, and base ingratitude grew fast,
and kings
began to war.
7) They wrote in all their statute books that might is right; and then
the
strong destroyed the weak, and chaos reigned through all the vast
domain.
8) A long time passed, and then the king looked out on his domain. He
saw his
people in their cruel wars; he saw them sick and sore distressed; he saw
the
strong enslave the weak,
9) And then he said, What shall I do? Shall I send forth a scourge?
shall I
destroy my people all?
10) And then his heart was stirred with pity and he said, I will not
send a
scourge; I will send forth my only son, heir to the throne, to teach the
people
love, and peace, and righteousness.
11) He sent his son; the people scorned him and maltreated him, and
nailed him
to a cross.
12) He was entombed; but death was far too weak to hold the prince, and
he
arose.
13) He took a form man could not kill; and then he went again to teach
the
people love, and peace and righteousness.
14) And thus God deals with men.
15) A lawyer came and asked,
What does messiah mean? and who has right to
make
messiah of a man?
16) And Jesus said,
Messiah is one sent from God to
seek and save the
lost. Messiahs are not made by men.
17) In first of every age Messiah comes to light the way; to heal up
broken
hearts; to set the prisoners free. Messiah and the Christ are one.
18) Because a man claims to be Christ is not a sign that he is Christ.
19) A man may cause the streams to flow from flinty rocks; may bring
storms at
will; may stay tempestuous winds; may heal the sick and raise the dead,
and not
be sent from God.
20) All nature is subservient to the will of man, and evil men, as well
as
good, have all the powers of mind, and may control the elements.
21) The head gives not the proof of true messiahship, for man by means
of
intellect, can never know of God, nor bring himself to walk in light.
22) Messiah lives not in the head, but in the heart, the seat of mercy
and of
love.
23) Messiah never works for selfish gains; he stands above the carnal
self; his
words and deeds are for the universal good.
24) Messiah never tries to be a king, to wear a crown and sit upon an
earthly
throne.
25) The king is earthy, of the earth; Messiah is the man from heaven.
26) And then the lawyer asked,
Why do you pose as king?
27) And Jesus said,
No man has ever heard me say that I
am king. I
could not sit in Caesar's place and be the Christ.
28) Give unto Caesar what belongs to him; give unto God the treasures of
your
heart.
【続 く】