飄(つむじ風)

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不思議な少年!! その75

2010-04-22 22:33:33 | 物語

イエス安息日にいやして、パリサイ人に非難される!! 


 宗教が形骸化すると、人間が宗教に振り回されることが良くある。宗教が何故生まれたか? これを根本的に考えれば、人間を教育善導するためである。これが本末転倒したものが宗教のために人間が支配される。これが盲信である。

 これをイエスは、簡潔に示している。

 

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<LIVESTRONG君(中3)の撮ったケム :記事に無関係>  

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LIVESTRONG君(中3)の撮ったケム :記事に無関係


 これを宗教の奴隷という表現もなされる。意図的に奴隷にすることを洗脳という。カルトの発生原因である


 これは聖書にも登場する話であるから、有名な話であるが、本意をくみ取っているケースが必ずしも多くはない。ドグマ(教義)が発生し、ドグマの奴隷になることは拒否したい。


 それにしても真理とは、単純にして明快でなければならない。複雑怪奇なものほど、真理から遠い。誰でも分かることが真理である。その意味で、イエスの箴言は今に新しく分かり易い。


 誰でも分かり易く、実行出来ないものは、すべからく疑った方がよい。疑うまでもなく、自ら検証すれば、自ずと結論は見いだせるものである。そうでないのは、どこかに心の執着があるからであろう。パリサイ人が固執するのは、利権があるからである。利権に固執すれば、偽善が横行する。


 

イエス安息日にいやして、パリサイ人に非難される。溺れた子供をいかす。負傷した犬を助ける。宿なし 子を守る。親切の法則を語る。


 安息日に、イエスは宮の庭や神聖な室内に人々が殺到しているなかに立っていた。


 盲人(めくら)、聾者(つんぼ)、唖者(おし)、そのほか精神異常者が居ったが、イエスは聖言(みことば)をもって彼らをいやした。ある者は手を触れていやされ、ある者は聖言(みことば)で完全になおったが、またほかの者は水溜りに行って洗わねばならなかったし、ある者には 聖油を塗ってやった。


 ある医者が、なぜ色々異なった方法でいやすかと尋ねるから、イエスは答えた、


 

 「病気は体の不調和であり、その不調和は様々な方法で現われて来る。体はハープシコードで、時には絃がゆるくなって不調和音となり、時には絃が張りすぎるから、違った不調和音も出る。

 病気は種々雑多で、これををいやすにも違った方法がある。.それと同様にこの神秘なハーププシコドを新しく調整するにも一様ではない。」


 さて、イエスが安息日にいやしたと聞いて、パリサイ人は大いにいきどおり、その場から立ち去れと命じた。しかし、イエスは言った、「一人は安息日のために出来たか、或は安息日が人のために出来たか、どちらか。

 もしあなたがたが穴に落ちこんで、しかもそれが安息日であったから、わたしがそのままにして通り過ぎたとしたら、あなたがたは、構ってくれるな、安息日にわたしを助けるのは罪だ、明日までこの泥のなかにへとへとになつて我慢しようと叫ぶだろうか。


 パリサイ人よ、偽善者よ、あなたがたは安息日でもどんなほかの日でも、喜んでわたしに助けをもとめることが分かっている。

 この人々はみな穴に落ちて、わたしに救い出してくれと呼んでいる。それだのに、もしわたしが素通りしてこれを顧みないなら、神人ともにわたし を呪うだろう。」


 すると、パリサイ人は戻って来て、自分たちの祈祷を唱えたのに、一向気をつけなかったと言って、神の人を呪った。


 さて夕暮れとなり、イエスが水たまりの近くに立っていると、ひとりの遊びずきの子供が水にはまり込んで死し、友たちがこれを運んで行った。しかしイエスは運ぶ人を呼びとめ、死体に身をかがめ、その口に生命の息を吹きこんでやった。

 それから声を張りあげて、離れ去った魂を呼び戻すと、魂はもどって来て、子供はよみがえった。


 イエスは負傷した一匹の犬を見た。犬は動けなくなり、道のほとりに倒れ、苦しみもがいていた。イエスはこれを両腕に抱いて、自分の居る家に連 れて行った。彼は油薬を傷に注ぎ、再び元気で丈夫になるまで、子供のようにいたわってやった。

 イエスは宿なし子が、飢えているのを見た。この子がパンを求めると、人々は立ち去った。イエスはその子をつれて来て、パンを与え、自分の暖かいコートで包んでやり、それからその居所をさがしてやった。


 彼について来た人々に言った、「もし人が自分の矢った所有物をとりもどしたいと思うなら、生命(いのち)ある者の兄弟関係をおもんじなければ ならない。

 誰でも(人間、禽獣、爬虫類の如き)すべての生命ある者に親切でない者は聖なる者の祝福を期待することは出来ない。それはわれわれが与えるよ うに、神はわれわれに与えるように、神はわれわれに与えるであろうから。」


【宝瓶宮福音書:栗原 基訳】  

 
           

  第十四部 イエ スのキリスト奉仕者としての第一年
 

第七十四章 イエス安息日にいやして、パリサイ人に非難される。溺れた子供をいかす。負傷した犬を助ける。宿なし子を守る。親切の法則を語る。


1)安息日に、イエスは宮の庭や神聖な室内に人々が殺到しているなかに立っていた。

2)盲人(めくら)、聾者(つんぼ)、唖者(おし)、そのほか精神異常者が居ったが、イエスは聖言(みことば)をもって彼らをいやした。

3)ある者は手を触れていやされ、ある者は聖言(みことば)で完全になおったが、またほかの者は水溜りに行って洗わねばならなかったし、ある者には聖油を塗ってやった。

4)ある医者が、なぜ色々異なった方法でいやすかと尋ねるから、イエスは答えた、

5)「病気は体の不調和であり、その不調和は様々な方法で現われて来る。

6)体はハープシコードで、時には絃がゆるくなって不調和音となり、

7)時には絃が張りすぎるから、違った不調和音も出る。

8)病気は種々雑多で、これををいやすにも違った方法がある。.それと同様にこの神秘なハーププシコドを新しく調整するにも一様ではない。」

9)さて、イエスが安息日にいやしたと聞いて、パリサイ人は大いにいきどおり、その場から立ち去れと命じた。

10)しかし、イエスは言った、「一人は安息日のために出来たか、或は安息日が人のために出来たか、どちらか。

11)もしあなたがたが穴に落ちこんで、しかもそれが安息日であったから、わたしがそのままにして通り過ぎたとしたら、あなたがたは、

12)構ってくれるな、安息日にわたしを助けるのは罪だ、明日までこの泥のなかにへとへとになつて我慢しようと叫ぶだろうか。

13)パリサイ人よ、偽善者よ、あなたがたは安息日でもどんなほかの日でも、喜んでわたしに助けをもとめることが分かっている。

14)この人々はみな穴に落ちて、わたしに救い出してくれと呼んでいる。それだのに、もしわたしが素通りしてこれを顧みないなら、神人ともにわたしを呪うだろう。」

15)すると、パリサイ人は戻って来て、自分たちの祈祷を唱えたのに、一向気をつけなかったと言って、神の人を呪った。

16)さて夕暮れとなり、イエスが水たまりの近くに立っていると、ひとりの遊びずきの子供が水にはまり込んで死し、友たちがこれを運んで行った。

17)しかしイエスは運ぶ人を呼びとめ、死体に身をかがめ、その口に生命の息を吹きこんでやった。

18)それから声を張りあげて、離れ去った魂を呼び戻すと、魂はもどって来て、子供はよみがえった。

19)イエスは負傷した一匹の犬を見た。犬は動けなくなり、道のほとりに倒れ、苦しみもがいていた。イエスはこれを両腕に抱いて、自分の居る家に連れて行った。

20)彼は油薬を傷に注ぎ、再び元気で丈夫になるまで、子供のようにいたわってやった。

21)イエスは宿なし子が、飢えているのを見た。この子がパンを求めると、人々は立ち去った。

22)イエスはその子をつれて来て、パンを与え、自分の暖かいコートで包んでやり、それからその居所をさがしてやった。

23)彼について来た人々に言った、「もし人が自分の矢った所有物をとりもどしたいと思うなら、生命(いのち)ある者の兄弟関係をおもんじなければならない。

24)誰でも(人間、禽獣、爬虫類の如き)すべての生命ある者に親切でない者は聖なる者の祝福を期待することは出来ない。それはわれわれが与えるように、神はわれわれに与えるように、神はわれわれに与えるであろうから。」


【原文:The Aquarian Gospel of Jesus by Levi H. Dowling  

SECTION XV

SAMECH<o:p></o:p>

The First Annual Epoch of the Christine Ministry of Jesus<o:p></o:p>

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CHAPTER 74<o:p></o:p>

Jesus heals on the Sabbath, and is censured by the Pharisees. Restores a drowned child.
Rescues a wounded dog. Cares for a homeless child. Speaks on the law of kindness.
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IT was the Sabbath day, and Jesus stood among the surging masses of the people in the temple courts and sacred halls.
2) The blind, the deaf, the dumb, and those obsessed were there, and Jesus spoke the Word, and they were healed.
3) On some he laid his hands, and they were healed; to others he just spoke the Word, and they were full restored to health; but others had to go and wash in certain pools; and others he anointed with a holy oil.
4) A doctor asked him why he healed in divers ways, and he replied,
5) Disease is discord in the human form, and discords are produced in many ways.
6) The body is a harpsichord; sometimes the strings are too relaxed, and then inharmony results.
7) Sometimes we find the strings too tense, and then another form of discord is induced.
8) Disease is many-formed, and there are many ways to cure, to tune anew the mystic harpsichord.
9) Now when the Pharisees were told that Jesus healed the people on the Sabbath day they were enraged, and they commanded him to quit the place.
10) But Jesus said,
Was man designed to fit the Sabbath, or was the Sabbath day designed to fit the man?
11) If you had fallen in a pit and, lo, the Sabbath day had come, and I should pass your way, would you cry out.
12) Let me alone; it is a sin to help me on the Sabbath day; I'll swelter in this filth until another day?
13) You Pharisees, you hypocrites! you know you would be glad to have my help upon the Sabbath day, or any other day.
14) These people all have fallen into pits, and they are calling loud for me to help them out, and man and God would curse me should I pass along and heed them not.
15) And then the Pharisees returned to say their prayers, and curse the man of God because he heeded not their words.
16) Now, in the evening Jesus stood beside a pool; a playful child had fallen in, and it was drowned, and friends were bearing it away.
17) But Jesus called the carriers to stop; and then he stretched himself upon the lifeless form, and breathed into its mouth the breath of life.
18) And then he called aloud unto the soul that had gone out, and it returned; the child revived and lived.
19) And Jesus saw a wounded dog; it could not move; it lay beside the way and groaned with pain. He took it in his arms and bore it to the home where he abode.
20) He poured the healing oil into the wounds; he cared for it as though it were a child till it was strong and well.
21) And Jesus saw a little boy who had no home, and he was hungry; when he called for bread the people turned away.
22) And Jesus took the child and gave him bread; he wrapped him in his own warm coat, and found for him a home.
23) To those who followed him the master said,
If man would gain again his lost estate he must respect the brotherhood of life.
24) Whoever is not kind to every form of life - to man, to beast, to bird, and creeping thing - cannot expect the blessings of the Holy One; for as we give, so God will give to us.

【続 く】