ヨウ素131にはヨウ素剤を、
セシウム137はカリウム、
ストロンチウムはカルシウムが有効!
と理論物理学者井口博士は書いている!!
放射能汚染の対応策!! その①
納得である。しかし、薬剤に頼ることは門外漢だから、言及しない。やはり、日常の食生活に活路を見いだすべきだろう。
ヨウ素131(I131) ? ヨウ素(I)
セシウム137(Cs137) ? カリウム(K)
ストロンチウム90(Sr90) ? カルシウム(Ca)
放射能の危険は、大凡(おおよそ)3つある。
放射線被曝と、放射能被曝。放射能というのは放射線を放出する物質であるから、経時的に連続するし、その被曝であるから、放射線被曝のように逃げることが出来ない。
放射線被曝は、発生源から遠ざかれば、級数的に微弱になるので、レントゲンやCTなどと同じで接近放射を受けなければ、どうって事はない。
ところが、放射の被曝は、被曝した時から除去されるまで、致近距離で常時放射線被曝を受ける訳であるから、怖いのである。
内部被曝でもしようなら、取り返しが付かないと考えるのは、誰しもであろう。
内部被曝しないために留意すべきは、一般的に言われいるように、体内に取り込まないように注意することは勿論だ。そのための注意は、巷に良く言われている事を守ることだが、ここでは割愛する。
もしも、体内に入った場合、速やかに排出されるようする必要がある。つまり、体内沈着を防ぐことだ。そのために放射性ヨウ素に沈着防止には、ヨウ素を予め摂取することだとされている。
そのためのヨウ素剤があるようだ。これは理に適った事だろう。
そうした薬剤を入手しないまでも、食品で摂取することは万人に可能であろう。そのためにヨウ素の多い食品を摂るように心掛けることは重要だ。
ヨウ素含有量一例
食品名 | mg/100g | 食品名 | mg/100g |
乾燥こんぶ | 200~300mg | 畜産物 | 0.02mg |
乾燥わかめ | 7~24mg | 玄米 | 0.0006mg |
乾燥ひじき | 20~60mg | 野菜 | 0.001mg |
海産魚類 | 0.1~0.3mg |
やはり、ダントツに海草類を食することは理に適っている。
カリウムも同様に摂取するように努めることが出来る。一般的には野菜だが、圧倒的に多いのはやはり海草類である。
藻類
食品名 | mg/100g | 食品名 | mg/100g |
まこんぶ(素干し) | 6,100mg | 焼きのり | 2,400mg |
ほしひじき | 4,400mg | こんぶ(佃煮) | 770mg |
ほしのり | 3,100mg | あおのり | 770mg |
味付けのり | 2,700mg | わかめ | 730mg |
カルシウムも同様に、食品を吟味して摂取に努めることだ。どの食品がよいかは、ネットに細かな資料がゴマンとあるので、参照されたい。
2つめは、環境被曝であるが、これは飯山さんが行動を開始した。つまり、微生物による放射線物質の除去だ。光合成菌による除去が可能であるという。
これは頷ける。
太古生命が発生したのは、そのエネルギーは放射線であった。オパーリン以前の話だ。ものの本に依れば、米国のユリー(Harold C. Urey)とミラー(Stanley L. Miller)の実験がある。原初の大気を作り、それに放射線を当てて有機化合物を生成したと言う訳であるから、放射線は生命の親でもある訳だ。
多すぎるのは、人間にとって都合が悪いのに過ぎない。とすれば、それが好きな、あるいは好む微生物を多く培養し、大地に散布すれば半減期を待たず、浄化できるというのである。これは朗報だ。
この方法は、いくつかあるようであるが、飯山さんの説に最も信頼を置いている投稿者としては、これにフォーカスして行きたい。
面白いことに、井口博士は故ポール・E・ブラウン博士に注目して、それこそ放射線を喰って電気を起こす技術を紹介している。これは拙ブログでも『放射能を食って、電気を作ろう!! それって、あり得る!!』で転載させて頂いたが、さすがは物理学者である。
これなどは、発生源を有効活用する画期的な技術の萌芽であろう。3つめのそもそも原子力(放射性物質を用いた技術)のコペルニクス的な応用が生まれる可能性を秘めている。
現在の原子力利用は、原爆を原点に発展してきたもので、極めて危険極まりないものだ。極論すれば、20世紀の蒸気機関だ。石炭がウラン・プルトニウムに変わったに過ぎない。それも、臨界などという物騒な代物を制御しようと言うのだから、原爆を弱火で焚いているようなものだ。
石炭・石油なら焚いても、消すことが簡単だが、ウラン・プルトニウムを焚いたら、簡単には消せない。出て来た煙までも崩壊熱で燃え続けているという厄介者だ。それに煙は猛毒の放射性物質と来れば、始末が悪い。
このような制御の難しい、そして、残り粕の始末もままならない状況で利用するのは問題だ。こういう事は常に思っていた。決して、闇雲に原子力反対を唱えたことは嘗て一度もないが、調べれば調べるほど、未熟で未完成で危険極まりのない技術であるとの認識でいた。
それが広まったのが不思議である。その理由が少し分かりかけてきたのが、利権構造である。一部の原子力産業が莫大な利益を独占できるからである。石油の利権構造も同じである。
要するに石油・原子力というものを独占して、その利益をもって世界を支配しようとする仕組みが諸悪の元凶だ。
仮に人工地震が現実の原因であるとしたなら、石油利権が原子力を攻撃したと見なすことが出来る。しかし、その両者は根っこでは連んでいると考えるから、要は世界を混乱と地獄のせめぎ合いをしたのであろう。そうすることによって、人々を混乱させ、一気に掠め取ろうとしているのではあるまいか。
そう思われてならない。
しかし、そうは問屋が卸さないだろう。そもそも人類は新たな地平を見いだすように創られている。この機会に新たなパラダイスムシフトが行われて、そう言う利権や支配独占が崩れる絶好のチャンスになっていく確信がある。
それにしても、高名な学者諸氏は、能書きは立派だが、実体に即して、希望と処方箋を出せる人士が如何に少ないか、嘆かざるを得ない。藪医者ばかりで名医が少ないのと同様だ。