トランプ大統領のアジア歴訪は
新たなアジア戦略を印象付けた・・・!
断固たる日米の結束は、
中共の付け入るスキを与えなかった・・・!
メインストリームメディア(主流メディア)の書き方は、
常に表層的だ・・・!
例えばである。
習近平がトランプ大統領を最恵遇おもてなしをしたが、
権力の誇示と見なした。
それもあろうが、
一皮むけば畏れの表れでもある。
2500億ドル超の経済取り決めを調印したが、
同じく、
誇示というより制裁回避の目論見の方が大きい。
実際のところは観方に依って分かれる。
いずれにしても、
見える行動をを示したことは、
恭順を意志の表れである。
訪問後、
主席特使を北朝鮮に派遣した。
米国が行動の動きを見せたことが、
確実に効いてきていると観る方が素直である。
どうでも良いことであるが、
万引きバスケットボール選手を直ちに出国許可した。
トランプ大統領は、
単に口だけではなく行動をもって
示す男であることを弁えての話である。
合わせて、
日本との同盟関係を揺るぎなきものとして、
世界に示した。
これがカギである。
『日本の武士道が復活する』と言ったかどうかは知らないが、
中国の覇権主義に一定の歯止めをかけたことは
間違いがない。
日米同盟は不動である。
米韓同盟も一定の釘を刺した。
日韓同盟はないが、
それは何ら差支えがない。
米国を軸に分担すれば良いだけである。
その方が良い。
文在寅韓国大統領はそこに拘り、
確認をトランプに確認を求めたようであるが、
トランプは言下に「了」とした。
日本にとって、
韓国がどうであろうとあまり関係がない。
北朝鮮も拉致問題と核ミサイル問題がなければ、
互いに好きにすれば良いとも考えられる。
関わる必要がないのである。
韓国が中国と仲良くしようと、
北朝鮮と組もうと好きにすれば良いのである。
只、
拉致被害者を返せ、
核放棄せよ、
日本に関わるな、
勿論、
領土問題など論外である。
言いがかりは止せ、
ウソは吐くな、
日本には来る必要がないなら来るな!
反日工作などもっての外というところである。
インド太平洋経済圏構想は
全く持って、
日米、東アジア、南アジア発展に寄与することは間違いない。
自由と民主主義、
各国の自主独立路線に矛盾がない。
これは予てから、
日本の戦略であり、
安倍首相の目論見でもあろうと考えられるが、
トランプ大統領の了承を得て力を得たのである。
これを大成功と呼ばずして、
何が成果か?
というところである。
アジア太平洋においては、
誰がどう考えても日本が要だ。
インド洋においてはインドが要である。
大陸のことは中国に任せれば良い。
但し、
民主国家中国という条件はつくが、
中共は今、
内部矛盾から覇権主義国家として胎動を始めているのであり、
これは抑え込む必要があるだろう。
これは日本だけでは出来ない。
米国だけでも難しい。
日米が結束すれば可能である。
この目途が見えて来た。
その意味で、
今般のトランプ大統領のアジア歴訪は
大きな意義がある。
トランプ大統領は2020年の再選を果たすだろう。
そうなれば、
後7年の十分な時間がある。
プーチンも似たようなものだ。
英祭文・ドゥテルテ・・・
面白くなってくる。
その中で、
金正恩が出てこないが、
やがて消える存在である。
どんなに誇示しても破滅国家北朝鮮は
やがては消え去る。
それに伴い金正恩はジンバブエのムガベと同じで、
必ず消える。
それに尻尾を振る文在寅など、
世間知らずと揶揄されるのがオチだ。
そう観るが如何だろう・・・?!
馬渕睦夫『和の国の明日を造る』第72回「テーマ:トランプ大統領のアジア歴訪を総括する」