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「精霊流し」二人芝居の淀みなく つゆ草
戦争の悲しみは何年経ても消え去るものではありません。一昨日、近くのホールで「精霊流し」の二人語りのお芝居があるというので、息子の仕事も関連していた事もあり観て来ました。何しろ二人で1時間半も物語りするのですから、そのエネルギーもすごかったし、岡部耕大氏の脚本も素晴らしく、感動しました。彼本人が長崎県松浦市出身という事で、精霊流しには深い思いがあったようです。その中のセリフで、「人間は誰しも嘘をつく、そうでもしないと生きていられない時がある・・」と生々しい表現でしたが、戦争後の雑多の中で、必死に生き抜いてきた人々の苦悩がそこにある。そして「生きてさえいれば絶対良い事がある・・」と締めくくる。
帰宅の夜風がしみじみと感じ、
さだまさしの「精霊流し」を聞きたくなる夜でした。
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