今日の１句

桜咲くウワサちらほら風便り

どうも近所の遊歩道の桜が少し咲いてきたらしいとケアマネージャーが大きな声で姑に言っている声が聞こえ少しホッとしました。介護の仕事をされてる方はいつも明るく元気があり、本当に感心します。昨日は学友３人とお食事をし心が少し軽くなりました。話をする、聞いてもらう、ということが如何に嬉しいかを実感した一日でした。でも被災地の方達は悲し過ぎてあまりまだ話たくないかもしれませんね。時間が解決してくれると言いますが、その日はいつ来るのでしょう。気が付けば今日は３月３１日様々の事があった３月でした。

今日の１句

あの日より狂ひ啼きせし春鴉

地震のあった日の後、鴉が狂ったように啼いている声を何度か耳にしました。あの声はそのまま自分の泣き声でもあるかの様な毎日です。まな裏に残る映像はなかなか消えてくれません。でも結局私は自分の事のみで何も出来ていない。暗く重い気持のままです。自己嫌悪のままです。情けない・・。

　　　　　淀みきて吾塵となり春の川

今日の１句

木の芽風明日を信じてほぐれゆき

本当は俳句など作っている場合では無いのかも知れませんが、私の場合いつもの様にいつもの事をしていなければ気持ちが動揺しておかしな事を又しそうなのでブログを続けています。演劇もコンサートも酒場も楽しい事は皆自粛して遠慮していることでしょう。俳句も短歌も出来るのは震災に関したことばかり。心が元気になるため、世の中が少し潤うため、スポーツも良い事が春の高校野球で解りました。

　　　　　木の芽風高校球児ひたむきに

今日の１句

春愁ひ眠れぬ日々のもう幾夜

不安材料が多過ぎてなかなか安眠が出来ません。夜中に何度も目が覚めいろいろ考えてしまいます。今年は桜は咲くのでしょうか？咲いてもお花見等する気にもなりません。あの土地のことあの方のこと・・等など。外出を控えているのであまり人との交流も無く、ひたすら俳句集など読みあさっています。でも集中が出来ず引き籠り症になりそうです。

今日の１く

肩車もう出来なくてシャボン玉

放射能汚染のニュースが飛び交いて不安は一向に消えませんが一体私達はどうなってしまうのでしょう。昨日は夫とお彼岸に行けなかったお墓参りをして来たのですが、風が強く花粉もひどく、この上放射能まで飛んできているのかと思うと綺麗な鎌倉の空もかき乱されているかの様に思えます。子供達の未来も心配です。

　　　　　東風吹きて心乱してゆきにけり