つゆ草

写真と俳句

今日の1句

2019-09-30 09:29:59 | 日記
爽籟や人影見えぬ大草原  つゆ草

今日で9月も終わりです。台風の多い月でした。又、残暑も多く、昨日も今日もこの時期なのに30度近い暑い秋の様です。次第に季節感が少しづつ違ってきている気がします。ひと昔の9月はもっと爽やかだったし、虫の音も頻繁に聞こえた様に思うんです。それでも早朝はあの懐かしい爽やか感がうれしく、ホッとしますが、日中は夏の如くで、心身共に迷うところです。消費税もいよいよ明日から10パーセントと、何やら忙しい秋本番となりそうです。広い広い北の大地の余韻が未だ残っていて、身体はあちこち痛いものの、写真を見て癒されている今日の事です。
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今日の1句

2019-09-27 09:19:58 | 日記
銀泉台てふ初紅葉あな嬉し   つゆ草

去年NHkの番組で、9月の大雪山の美しい初紅葉を見て、感動してのツアー予約だったのですが、心配した台風も夜のうち去り2日目は台風一過の青空に歓喜しました。大雪山はいくつかの山々を総称しての名という事で、3日目の朝一番での旭岳もその一つでしたが、生憎の強風でロープウエイが動かない情報も入り進路変更かと思いきや、何とか行けるとの事でした。ところが、三日前に降った雪が少し残っているところに足元は濡れて滑るしで、1時間かけての一周は難儀なものでした。何度も転びかけて体力の衰えを恥ながらも、時に靄がサッと晴れ素晴らしい紅葉を目の当たりにすると、結局これを見てほしいが為の計画であったと知るところとなりました。ロープウェイからの車窓には本当に美しい紅葉がもう彩っていてさすが北海道でした。次に寄ったのは羽衣の滝で3段に分かれての滝は見事でした。それよりも、美瑛・色彩の丘は、北海道と言えば富良野や美瑛といわれる女性に人気なコース通り、素敵でした。以前もラベンダーの頃来た事はあるのですが、本当に見事な色彩でした。でも写真の被写体としては、広大な緑の丘に赤い屋根が映えたりする、光景の方が私は好きでした。

    アトリエを欲しくなりけり秋野かな  つゆ草

帰りの千歳空港に向かう道すがら、遥か彼方の山々に夕陽が沈みかけ、その陽に染められた薄の光や草原の茜色が又美しく、北海道を締めくくる素晴らしい光景に見とれ、参加した甲斐があったと思った旅でした。あの独特の真っ直ぐな道や、果てしなく広い大地や、美味しい食べ物の宝庫でもあるこの北海道が又もや大好きになりました。

    大草原大胆となり秋夕焼け   つゆ草
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今日の1句

2019-09-26 10:21:24 | 日記
秋郊や北の大地は夢遥か   つゆ草

台風の通り道になっていたので、ギリギリまで悩んだのですが、結局久しぶりの北海道なので、行って来ました。一番の目的は大雪山の初紅葉なのですが、初日は先ずあの歌で有名な襟裳岬でした。いつも風は恐ろしい程と聞いてはいたのですが、雨も伴い立っていられない強風での見学で、それでも北の最先端の岬の光景は見ごたえを感じました。我々が行ってすぐ強風の為道が閉鎖されたと後で聞き、貴重な体験でした。次に浦河の五色渓谷を見学し、1日目は旅館にて北海道の名物満載の和食を堪能しました。名産の山芋のお料理が沢山出て、牛鍋も名酒「男山」も美味しかったです。2日目は、十勝温泉から536本もある白樺並木を経て、ナイタイ高原牧場に寄りました。、朝ドラに見る光景で、掲げた写真がそれです。ガイドさん曰く、牛馬、家がとっても安いので、是非移住して開拓して欲しいとの事でした。
   
    解き放され牛馬吾も鰯雲  つゆ草

この日は内容も濃く、三国峠からの広い峰々と草原を見、目的の大雪山屈指の紅葉名所と言われる銀泉台に行って、今年初めての紅葉をめでることが出来ました。何でもこの紅葉の時期だけ通れるところとかで、薄っすらと色づいた山の峰は優しく穏やかで、癒されました。この夜は旭川泊で自由食だったので地元のお寿司と居酒屋で楽しみました。今日はここ迄。
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今日の1句

2019-09-22 11:13:13 | 日記
きりぎりす父の寝息のなつかしき   海紅

昨日は、体調が悪くお盆にお墓詣り出来なかった姉と、郷のお墓参りをして来ました。新幹線の中で話題はいつも子供の頃の思い出話です。母の七回忌を来月に控え、母の話のほかに、姉が子供の頃から嫌いだった父の話になり、気持ちが変わっているのに驚きを隠せませんでした。私と姉は性格の違いで、食も行動も全く正反対で、ハキハキバリバリの姉に私は何事も消極的でしたが、母が亡くなって以来、あの強かった姉が大人しくなってしまったのです。体調もいつも悪く、ストレスによる甲状腺やら酷い貧血やらで、やせ細りいつもふらついているのです。でも日蓮宗の教えを受けてなんとか心を保つ事が出来て今に至っているのです。父を許す事ができたのも、このお陰かとも思います。この後何年生きられるか分かりませんが、力を寄せ合って生きていかねばと思う昨日の事でした。  今日の句は我が俳句の先生の句集の中から、今の心境にピッタリだったので、使わせて頂きました。

明日から、台風の通り道になる北海道に2泊3日の旅に行って来ます。大した風雨にならない事を祈って。
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今日の1句

2019-09-19 17:03:34 | 日記
素十ゐて我が恩師ゐて閨の月   つゆ草

先日の中秋の月の後、床について東の窓を開けると、何とベットに横になりながらお月様が見え、とっても神聖な気分になりました。寝ながらにしてお月見が出来るなんて、めったに無い事なので、特別な想いに浸りながら眠りにつく中で、過日わが俳句の恩師が虚子のホトトギス系を受け継ぐ素十を経て,恩師の恩師を経て今があるというお話を思い出し、とっても神聖な気分になりながら眠りにつきました。この所ある事情で鬱が抜けない日々を過ごしていましたが、少し心が晴れました。日曜の「心の時代」で、正眼寺住職、山川宗玄氏の言葉、現成受用がすんなりと心底に入ってきた事でした。明日は秋のお彼岸の入りです。田舎のお墓詣りを予定しております。
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