夏の月滲めば夜風髪なでし つゆ草
昨夜は眠れず、夜中にベランダに出てみると、お月様が綺麗でしたので暫く眺めていました。時々風が涼しく全身を撫ででゆきました。不思議な事に眼の錯覚か、月の周りの微光がゆらゆらと揺らぎ、その中に亡くなった母の姿が見えたようでした。なんとも言えぬ安らぎとも諦めともが交差し、これで良かったのだ、こうするしかなかったのだ、という思いに浸り暫くの間お月様を見ていた夜でした。でもやはり、実家が無くなるというのは、深い悲しみです。
やれる事やったと思ふ夏終わる つゆ草
最新の画像［もっと見る］
滝は好きで彼方此方の滝を撮りに若かりし頃行っていました。ダイナミックで、美しく、清く、その前に立つだけで、心が震える思いがしていました。出来れば滝に全身を打たれたいと思っています。
やれる事やったと思う瀑布かな でしたが、瀑布の写真を載せたくて敢えて結句を変えました。