つゆ草

写真と俳句

今日の1句

2012-09-30 06:36:57 | 日記
もう何も怖くない歳曼珠沙華

いつまでも暑かった9月も今日で終わります。日本の季節の移ろいは繊細で好きなのですが、あまり初秋を感じないまま10月に入ろうとしている感がしています。それでも明けがた等は確実に涼しくなり、虫の音もまだ聞こえるところはやはり小さな秋を感じます。昨夜は満月が雲間から見え隠れして情緒がありました。今夜のお月見は出来るのでしょうか?
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今日の1句

2012-09-28 09:14:25 | 日記
淡き色溢れて小菊の墓となり

先日里のお墓参りに姉と行って来ました。父が亡くなって以来の8年ぶりの二人揃っての墓参でした。道中の新幹線の中では幼き頃の話ばかりで、身体が弱かった母の変わりを長女故姉が頑張っていろいろしてくれた事など、覚えていない諸々の話に、大人しい私と違って積極的だった姉の存在に改めて感謝の心がわきました。墓前には小菊を一杯飾り、まだ東京では蜻蛉を見ていないという姉の言葉に、父の化身かと思わせる蜻蛉がスーとやって来てずっと留っていて何だかジンとくるものがありました。もうお墓しか無い故郷ですが、故郷はありがたきかな・・の心境に浸った一日でした。
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今日の1句

2012-09-26 07:49:48 | 日記
鎌倉にひと日遊びて秋彼岸

鎌倉にお墓がある我が家では、毎回お彼岸の墓参後に鎌倉で昼食を摂るのが日課となっております。この日は美味しいお蕎麦定食を向かい合って食べました。普段会話の無い我々夫婦のコミュニケーションの場としても貴重な時間なのです。毎日散歩を欠かさずしているせいか母親の介護疲れか、定年退職して半年の間に6キロも痩せたという夫の話もここでは素直に聞くことができます。毎日一緒にいるのにお互い疲れていて気遣うことが足りなかったと反省も出てきます。心のゆとりを補いながらの老後はこれからです。鎌倉はぶらぶら散歩にももってこいの所でこの後も小町通りを一人愉しんできました。
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今日の1句

2012-09-23 08:47:04 | 日記
『地獄変』舞台妖しき曼珠沙華

昨日芥川龍之介原作の舞台『地獄変』を見てきました。あの難しい原作をどの様に演出するのかが興味の焦点でしたが、バリの舞踏をふんだんに取り入れた迫力ある印象深い舞台で、恐れ入りましたという感想をもちました。演出は貞岡秀司という人で自ら絵師を演じ、Baliasiというすばらしい舞踏家達の妖しい動きと映像と音と光が見事にマッチして、芥川の作品が芸術作品として表現されていて見ごたえは充分でした。特に後半の絵師の娘が炎上する様は正に地獄絵そのもので、真っ赤な曼珠沙華をイメージさせる妖艶さがあり見惚れるクライマックスでした。興味のある方は今日までで、新宿シアターモリエールでやっています。
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今日の1句

2012-09-22 08:40:49 | 日記
とんぼうの群れかき分けてローカル線

今朝の新聞に懐かしい「あずさ2号」の歌がのっていました。あの兄弟のハーモニーが耳を過ぎると共に、うら若き青春時代が思い出されます。

   明日 私は旅に出ます
   あなたの知らないひとと二人で
   いつか あなたと行くはずだった
   春まだ浅い 信濃路へ
   行く先々で 想いだすのは
   あなたのことだとわかっています
   そのさびしさが きっと私を
   変えてくれると思いたいのです

今朝は急に肌寒くなり秋を感じます。つい先頃信濃路を訪れた時はまだ残暑厳しい候でした。これからより秋らしくなってくると、又旅に出たくなりそうです。この歌の続きは

   さよならは いつまでたっても
   とても言えそうにもありません
   こんなかたちで 終わることしか
   できない私を許してください    作詞・竜真知子  作曲・都倉俊一

です。
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