今日の１句

鎮座して祭りの前の静かさや


昨日新宿に行ったら花園神社のお祭りがあるらしくお囃子が静かに街の中を流れていました。山車の準備も整い今日はさぞかし賑やかな音があふれることでしょう。
今夜は夜行バスで新潟の方に行き早朝の棚田の写真を撮る予定です。

今日の１句

理屈では言えぬことあり薄暑かな


昨日から坂口安吾の講演を聴いています。過去にも何回か参加しているうちに少しずつ坂口安吾という作家のことが分かってきたようにも思うのですが、昨日のお話は心象的なもので難しい、しかし興味深いものでした。

今日の１句

娘の声の家に華やぐ五月晴れ


昨日は久振りに娘が家に帰って来て、居合わせた息子と話しも盛り上がり賑やかになりました。アッという間のひと時でしたが子供がいて良かったと思えるささやかな幸でした。

今日の１句

夏の月そっと寄り添ふひとつ星


何日か前三日月に近い星が出ていてそのすぐ傍にきらきら光る一つの星があり本当に寄り添う如くに見え感動しました。初めて見る光景で、なにかドラマチックな感じで暫く目が離せないでいた夜でした。

今日の１句

白シャツに夏来たるらし街の風


昨日から百人一首の講義を聴いています。持統天皇の「春過ぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふ天の香具山」はあまりにも有名な歌ですが、「万葉集」の原典では「夏来たるらし」で、かるたなどの絵の十二単衣姿も時代考証が誤っているうんぬん・・・等興味深くこれからの話が楽しみです。　　写真は時計草です。