つゆ草

写真と俳句

今日の1句

2015-08-29 11:33:37 | 日記
響き合ふ歌と心と秋の風  つゆ草

昨日のホレスタクラシックガラコンサートは、予想以上に素晴らしく満足するものでした。普段は男性7人、女性6人の、皆音大出身やらオペラ出身やらの実力の持ち主で一緒に活動しているのですが、今回は男性だけのコンサートで、3部に分かれ特に「フィガロの結婚」「ドン・ジョバン二」のオペラをチョイスした企てが面白くて、爆笑と感動の連続でした。何しろ、普段は直立不動で真面目に歌う姿が特徴なのですが、舞台では全く違う姿を披露してくれるので、観客は大喜びなのです。3時間のコンサートはアッと言う間でしたが、何度もアンコールを繰り返した後、最後には観客席にまで降りてきてのサービスでした。チケットを取るのが大変で半日かかってやっと通じる程の人気振りなのです。一度聴いたらきっと又聴きに行きたくなるそんなグループで、私にも大ファンが一人います。彼の声が終わった後も暫く耳から離れません。ご紹介でした。
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今日の1句

2015-08-28 10:24:09 | 日記
秋蝉のしがみつきたる網戸かな   つゆ草

先日突然大きな蝉の声がしたと思ったら、私の部屋の網戸にしがみ付く様に止まり、長い間鳴いていました。目の前で鳴いていたので驚いてしまいましたが、何だかその声が哀れに聞こえ、特に暑かった夏の様々を回想させました。でもここ2,3日から急に朝晩涼しくなり、確実に時は歩んでいるのを感じます。コスモスがもうすぐ咲き始めることでしょう・・。

今日はこれから友達と、フォレスタというグループのコンサートに行って来ます。それはそれは素晴らしい正統派のコーラスなのです。初秋の清涼感がきっと味わえることでしょう。
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今日の1句

2015-08-24 09:47:06 | 日記
風鈴の音色百色人生も  つゆ草

昨日は日テレの24時間テレビ放送を見ていました。障害を抱えた人達、特に子供達の頑張っている姿に感動し、周りの人達の愛にも本当に感動しました。世の中にはすばらしい人達がなんて多いのでしょう・・。どん底に落ち人生の悲しみを知った人は強く、優しく、根性がある、わが身を反省するばかりです。毎年やっている企画ですが、勇気と自信をもらえて、どたばたお笑い番組よりもはるかに重みのある番組だと思いました。

写真は孫達の住むマンションの屋上から見えた、多摩川花火ですが、同時に調布の花火も川崎の方の花火も小さく見え、なかなかの景観なんです。バーべキュ―をいただきながら、夏もこれで見納めかな・・といった夜でした。
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今日の1句

2015-08-22 10:00:05 | 日記
墨汁の濃きも薄きも秋澄めり   つゆ草

昨日は、書道の読売展に、我が師の作品も選に入った仲間達の作品も展示されているというので、見に行って来ました。六本木の国立美術館と池袋の展示場とものすごい数の書にはいつも驚かされるのですが、昨日はたまたま顧問である偉い先生がそれぞれの先生の書の解説などしてくれて、中には90歳を過ぎて堂々威厳のある字を書いておられる先生も何人かいてその逞しさに圧倒されました。中には字というより絵に近い書もあり、まさに芸術で、日本でも指折りの有名な先生達の書はやはり魂を感じました。一時問題視された書道界ですが、やはり素晴らしい墨汁の文化であると再確認した一日でした。
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今日の1句

2015-08-19 12:50:36 | 日記
縁ありて出会ひし人や涼新た   つゆ草

故郷、大田原でのお寺さんでの話の続きです。姉と訪れたお寺には遠くにカナカナ蝉が鳴いていて、手入れの行き届いたお庭はすべてご住職が造られたと言っておられましたが、そのご住職は、母や祖父が縁があって巡りあったお坊様の息子さんで、立派な落ち着いた方でした。先代を継いでお寺を御守りしておられるとの事で、姉は何度かお会いしたことがあり、懐かしそうに話しが弾みました。祖父と母がその昔、玄関先に訪れたやせ細り倒れそうなお坊様の御姿にただ者ではない何かを感じとり、招き入れ御食事をさしあげ、お話をしたその時からの深いお付き合いが始まったという事らしいのですが、壮絶な修行の果て立派なご住職になられ、その半生を息子である今のご住職が本になさっていました。帰り際に何も御土産がなくて・・とおっしゃり御本を2冊いただいて帰って来ました。翌日本を手にとると、感動、感動で、一気に読んでしまいました。嫁に行って私は宗派が変わっていまいましたが、宗派に関係なく、すばらしい人はやはりすばらしいと、先代も、今のご住職にも尊敬の念を新たにし、この縁も確かな縁として、私の心に深く残った次第です。
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