つゆ草

写真と俳句

今日の1句

2011-04-30 05:20:34 | 日記
想ひ出の奥処手探り四月尽

地震と放射能と風評とさまざまな言葉が人々を脅した春も暦の上では行きにけりです。まだ何一つ平穏に結びつくものは無いかも知れないけれど、どこかで心の区切りをつけないとこの先には進めません。どうしてもあの楽しかった一年前の平穏無事の春と比較して思い出してしまいますが、来年の春は一体どのような春となっていることでしょう。     亀戸天神の藤の花は長閑で去年は無かったタワーも新たな景観となって見えていました。失うもの・・新しきもの・・、世は徒然・・です。

             春惜しむ雀の声の高きこと
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今日の1句

2011-04-29 06:21:35 | 日記
嬉々として雲を切り取る初燕

今日からゴールデンウィ―クで久振りに余暇を楽しむ人達も多いことでしょう。いつも混むのが嫌で私はこの時期にはあまり出かけません。でも特に今年はいろいろあったので人々は外出して街も野山も少し潤った方が良いのではと思います。最近燕をあまり見かけないことに気付きました。初燕が勢いよく大空を飛び交う姿を見たいものです。
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今日の1句

2011-04-28 05:44:18 | 日記
独り居て慕情にひたる暮春かな

この春は心情としては、 「ことごとく自問自答し春行けり」 でした。人間が出来ていない私はいつも失敗ばかりでこの春もそうでした。じっくりと良く思慮してから物事に掛かればよいもののセッカチなのです。今まで何度もこのセッカチで失敗してます。いつも不安に満たされていてゆったりとのんびりとが出来ない損な性格です。この春のように、悲惨な映像や報道を見聞していると精神状態がなおさらおかしくなり、3月4月は本当によく涙を流しました。青葉若葉の季節になれば世の中の人達も少し変われるかもしれませんね。
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今日の1句

2011-04-27 05:53:25 | 日記
手捌きのかくも見事な白子干し

先日江の島の近くで白子干しをやっている所があるというので友だちと写真を撮りに行ってきました。朝採ったばかりの白子を釜茹でしパネル状の板に手早く並べ干していくその作業の早いこと、日焼けした男女が7,8人威勢よく仕事をしていて何だか元気をもらえそうでした。お昼には新鮮な潮の香一杯の白子三色丼を食べてきて久しぶりに食事が美味しく感じた一日でした。海ではもうサーフィンをしている人もいて開放的な気持ちも味わいました。
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今日の1句

2011-04-26 07:21:12 | 日記
悲しみの絵巻となりて春行けり

気が付けばもう4月も終わりに近づいていて、この春が嵐のごとくアッという間に過ぎて行くのを感じます。いまだ悲しみは癒えず、今朝もニュースを見れば桜の下には震災の残害がそのままありなんとも言えない光景です。一方では芝桜が何事も無かったかの様に春を撒き散らして光芒を放っています。誰が想像したでしょうこの様な春を・・、しかしあれも自然これも自然、すべてを受け入れていかなければなりません。   忘れまじこのひと春の記憶かな
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