つゆ草

写真と俳句

今日の1句

2022-01-27 11:27:51 | 日記
春いちごサンド鮮やかランチかな  つゆ草

苺は春の季語かと思いきや夏の季語なので、今詠むなら春苺としなければならない様です。その切れ目の美しさは食欲をそそり本当に美味しそうなのです。

さてこの所外出自粛で家で読書をする事が増え、最近澤田瞳子さんの「若冲」その他を買って読んでいて、興味を持っていたのですが、先日ある番組で、原田マハさんの事を知り今度はすっかりフアンになり早速本屋に飛んで行き「楽園のカンウ`アス」を読みました。以前から名前は知っていたのですが、この人の絵に関する知識の深さに感動し又行動力の逞しさも感動し、興味深々となりました。予想を遥かに超える内容で一気に読んで、溜息が漏れる程面白いものでした。作家というより美術評論家でもあるこの方の人間としての幅の広さと奥行きの深さに脱帽です。澤田さんは歴史的美術、原田さんは西洋美術と、最近老眼故とんと遠ざかっていた小説が俄然面白くなってきましたので、又何か読みたいです。
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今日の1句

2022-01-25 08:55:32 | 日記
祝ひ事三つ重なり春隣   つゆ草

此の所お目出度い事が次々とあり、心がほっこりしています。先ずその一つはお世話になっている俳句の先生に初孫が生まれた事、そして二つ目はその先生のご教授で俳句の会の先輩が出版した本が素晴らしい賞を頂いた事、そしてもう一つは今週姉の誕生日がやって来る事です。大きな喜び小さな喜び、コロナ禍ですさんでいた気持ちが明るくなりました。一人でささやかな祝杯をあげたい気持ちです。
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今日の1句

2022-01-20 09:44:19 | 日記
大寒やレコードの針なめらかに  つゆ草

NHkの朝ドラが面白いのです。大好きなサッチモの曲が流れて、しかもオダギリジョーの瞳が優しいのです。何枚かもっている昔なつかしのレコードをかけてみたくなりました。
又、今日は大寒とか、それでも窓から射す朝日は暖かく感じ助かりますが、恐ろしいオミクロン株の増加に怯える日々です。昨日評判を聞いた谷川俊太郎氏の「虚空へ」という詩集を買い、読ませて頂きました。90歳になられたそうですが、その言葉一つ一つの重みがひしひしと伝わってきて、心がゆったりとしました。一つ紹介です。

 老いて一日は

   老いて
   一日は
   旅

   朝から
   昼へ
   己に
   躓き

   昼から
   夕へ
   散らばる
   心

   幻の
   明日の
   星影
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今日の1句

2022-01-17 10:08:27 | 日記
凍て弛む長生きしよねと姉妹  つゆ草

今日は阪神淡路大震災から27年目に当たるという。もうそんなになるのかと、私は27年前をありありと思い出すのです。此の同じ日同じ時間帯に実家が隣からのもらい火で火事で焼けてしまったのでした。母方の祖母が昭和の初め頃から下宿屋をやっていて、2階は早稲田の学生さんが常に3人下宿していた古い家でした。祖母の後私達一家が住み私はそこからお嫁に出ました。幸いにも直ぐに一回り小さな家は建てられ、其のままであれば昭和の造りの中々良い家であった思います。阪神の災害も酷い記憶となりましたが、同時に実家の火事も辛い記憶なのです。人生何が起こるか分からないという事を忘れてはならないと思った今朝でした。
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今日の1句

2022-01-13 09:14:43 | 日記
寒椿寂しく落つと母の言ふ  つゆ草

昨日は陽ざしが暖かそうに見えたものの、外に出てみれば風が冷たくビックリしました。北海道や東北では信じられない吹雪で日常が大変な事なのに、呑気なコメントを書いた事が何だか申し訳なく思いました。古い俳句手帳など見ていたら、実家の玄関先にある大きな椿の木を見て、亡き母がこんな言葉を言っていたのを句に詠んだのが出てきて、先日の雪によりこの状態だったと聞き懐かしさが込み上げてきた事でした。写真はクリスマスローズです。
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