つゆ草

写真と俳句

今日の1句

2021-11-29 10:20:35 | 日記
華やぎて柿より目立つ柿落葉  つゆ草

我が家の柿の木が裸木になりました。つい2,3日前まで渋柿が枝に残っていたのですが、焼酎付けにするとかで夫が全部取りました。その又2,3日前柿落ち葉が鮮やかな色で次々と落ち、一気に庭先が寂しくなりました。思えばもう11月も明日で終わりです。コロナ禍はやっと落ち着いてきた昨今ですが、有名人が次々亡くなった11月でもありました。そろそろ年末の諸々の事も考えなくてはと思う今日の事です。
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今日の1句

2021-11-24 14:14:44 | 日記
眠る山起こしに夫は今日も山 つゆ草

最近朝が寒くて5時には起きられなくなりました。気が付くともう東の空がじんわりと染まっている事が良くあります。冬の山を山眠るという季語があります。山好きの夫は今日も近郊の山へ行った様です。泊りがけの大きな山の時は行き先をメモに残してと言ってあるのですが、ハイキング程度の山だとメモがありません。コロナが解禁になったとか勝手な屁理屈を言って月何度も出かけています。兎に角自分は怪我も病気もしないと、元気が自慢の夫なのです。
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今日の1句

2021-11-17 09:10:06 | 日記
地に触るるまでのかがよひ木の葉髪   坂西敦子

先日のNHkの俳句番組での、選者坂西敦子さんの素晴らしい句です。とても綺麗な木の葉髪にうっとりしました。抜け毛を木の葉髪等という美しい季語がある事に、つくづく日本語の喜びを感じます。勿論美しいばかりではなく、抜け毛としての句もありますが、この歳になると、少しでも我が身の憂いを軽く表現出来ないものかと目下の課題なのです。この方は昔青山のNHkの俳句教室に通っていたころ、所内で何度も見掛け、もう立派な先生となっているのに驚きました。若い先生の感性は瑞々しいなぁと思うばかりです。
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今日の1句

2021-11-13 09:58:43 | 日記
寂聴さん逝きて和顔施冬の空   つゆ草

瀬戸内寂聴さんが亡くなったとニュースで知りました。99歳ながらテンポの早い言葉とお話と、何かと影響力の強い方でした。若い頃から小説は良く読んでいましたし、源氏物語も愛読しました。源氏物語に関しては賛否両論あるようですが、非常に解りやすく読んだ記憶があります。女の性を書いたら横に出る作家はいないのではと思う程、文が立つ作家でもありますが、何と言っても好奇心旺盛で、いつも笑っていた僧侶という印象が強いのは私だけではないと思います。このところ有名人が次々亡くなり、寂しい限りです。
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今日の1句

2021-11-08 09:53:16 | 日記
初冬や病む姉の声弾みをり  つゆ草

昨日珍しく姉から電話があり、その声が明るく楽しそうだったので、とても嬉しく感じました。母が亡くなってからすっかり落ち込んで病んでいる姉なので、何があったのかと聞いてみると、昔々の荷の中から宮本武蔵の「五輪の書」というものが見つかったというのです。母方の祖先は武士だったらしく、火事で焼ける前は結構江戸時代の物が残っていたらしく、もしかしたら貴重な巻物かも・・というので、調べてもらったらと返答しましたが、それよりも久しぶりに姉の弾んだ声が私の心に響きました。先日のネット句会でも、「キラキラの秋刀魚手土産病む人に」を出したら少しの方が選んで下さりこれは姉を詠んだものでした。11月に入ってから少し良い事があり心が軽く感じています。
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