つゆ草

写真と俳句

今日の一句

2020-08-30 09:21:18 | 日記
マンションの灯りも消えて月と吾  つゆ草

夕べは寝つかれず、深夜までグズグズしていましたら、まだ終電にはちょっと時間のある深夜12時頃の電車の本数の何と多い事に気づきました。10分から15分おきに次々と多分大勢乗せているのだろうと思える程の重い列車の響きがあり、暑いので窓を全開にして寝ているせいもあり、驚くくらい間近に聞こえたのです。昔若い頃、通勤電車の如く混んでいた終電車に乗った事を思い出し、10時以降の酒場の自粛等ものともせず、闇を突進して、虫の音をかき消してゆく真夜中の電車をひたすら聞いていた夕べでした。
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今日の1句

2020-08-27 16:18:51 | 日記
野放しの跡地華やぐ千草かな   つゆ草

毎朝少し健康管理のためジョギングをしているのですが、だんだん身体が重くて歩くと負担に感じる様になり、その日により30分だったり15分だったりしています。その中で空き地だった所に色々な草が生えて、景色が変わってきている所あり、今日の句の様に自然の経緯を感じます。孤独が好きな私は昔から一匹オオカミ的なところがあったのですが、今日の新聞のコラムに、私の様な人は繊細が故云々とあり、人間関係の難しさが書いてありました。人知れず華やぐ千草が好きなつゆ草です。
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今日の1句

2020-08-24 09:27:21 | 日記
新涼や小枝のやうな細き人  つゆ草

昨日は雨が久しぶりに降ったせいか少し涼しく感じました。降ったと言ってもあっという間に滝の様な凄い雨になりちょっとビックリでしたが・・。24時間テレビでの数々の映像を観て、思わず涙する事数回、世の中には想像を絶する生き方をして頑張っている方達の何と多いことか・・と。自分の過去を振り返って、今更の様に恵まれた人生であった事を深く感謝したひと日でした。
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今日の1句

2020-08-20 10:20:26 | 日記
とんぼうの宙に残りて覚束な   海紅『九十九句』集より

昨日はあの猛暑の中、ある情報を得て珍しい蝶トンボと撮りに行って来ました。今朝見たという人に案内されその蓮池で頑張っていたところ、何と見つけたのです。初めてみるその姿は予想以上に小さく私の望遠レンズではここ迄しか撮れませんでしたが、宙を飛ぶその美しさは本当に目を見張るものがありました。本当に小さな羽はコバルト色でその飛び方もひらひらと蝶の様で、ホバリングしている時等、本当にこの句の様でしたので、使わせて頂きました。歩数は1万歩を超えていましたが、日影を選んで歩いたので、熱射病にもならず、久しぶりにカメラに夢中になったひと日でした。
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今日の1句

2020-08-16 09:21:18 | 日記
カナカナや急に会いたくなる人数多   つゆ草

昨日の続きでもありますが、今朝のNHkの俳句番組の兼題が、「蜩」でした。蜩には思い入れが沢山あり以前にも書きましたが、生家の祖母の部屋の縁側で聞いた蜩の声が昨日の様に思い出されるのです。確か5歳の頃だったと思うのですが、あの寂しさの響きが何とも言えず好きで何時までも聴いていた記憶があるのです。私の寂しさは5歳から始まっていたのを不思議に思います。渡哲也さんが亡くなって色々なコメントが報道されていますが、どの方もお人柄を誉め、笑顔を誉め、優しさを誉め、演技力の高さを誉めていて、まるで私事の如く、そうそう・・と頷いて、偲んでいます。一途さが私と一番合うところでした。裕次郎さんに誘われる様にお盆に逝かれてしまい、きっとあの世でお会いになられている事でしょう。父や母にも会いたくなりました。
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