つゆ草

写真と俳句

今日の1句

2015-06-30 07:49:17 | 日記
夏暖簾掛ければ野辺の風とほる   つゆ草

今日6月30日は名越の祓といって、あちこちの神社で茅の輪くぐりの行事がされたり、形代に半年間の穢れを託し川に流したりするようです。早いものでもう半年が過ぎようとしているのですね。同じような下らない日々を過ごしているうちにアッと言う間に半年がきて、何の成長もありません。今朝のテレビで103歳の現役の美術家の篠田桃紅さんが出ていましたが、面白い事を聞かれて、「日々自分の思いとおりにいかないこと・・」と述べられていました。さすが、言う言葉が違います。一生独身で、恒常孤独を感じながら生きてきたと言われておりましたが、その姿は凛として、さばさばとして、すばらしいと思った今朝のことでした。

掛け軸の代わりに床の間に麻の夏暖簾を掛けましたら、サーと野の風が吹いた様な気がしました。明日から7月、3日間能登半島の旅に行って来ます。
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今日の1句

2015-06-28 15:25:00 | 日記
草取も完璧なりし夫眩し   つゆ草

先日ある句会で「草取」という兼題が出て、即席に作った句です。夫は本当に草取りが完璧で、抜いて欲しくない私の好きな花まで全部抜いてしまうので、見事な程の仕事なのですが、そのことで喧嘩になった事もあります。句会に出席していた皆さんからは、大変な草取りを完璧にやってくれるなんて羨ましい等言われたのですが、情緒の解らぬ夫なのです。「も」としたのは、掃除も完璧で、その他空気の入れ替えとかで家中の戸棚、押し入れ、引き出し等全部開きっぱなしにするのです。少し私には異常に見えるのですが、黙認しています。これから長く付き合わなくてはいけないための秘訣と思って・・。夫婦円満を保つには、時には忍耐も必要なのです。でも毎年、私の誕生日には写真のような薔薇の花をくれる夫でもあるので、感謝です。
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今日の1句

2015-06-27 10:32:36 | 日記
鎌倉の青、あを、藍や濃紫陽花   つゆ草

生れ月が同じ6月の幼友達がいて、毎年6月に会ってお食事とお喋りを楽しんでいます。昨日も鎌倉に行き建長寺の紫陽花を観て、楽しみました。紫陽花寺として有名な所は去年も一昨年も行ってものすごく混んでいたので、今年は避けて建長寺にしたのですが、ここにも素敵な紫陽花が咲き乱れ、道路を歩いていても紫陽花が沢山路傍に見られ、青一色という感じです。赤や白やピンクもあるのですが、やはり青が綺麗だと感心するばかりです。彼女とは小学校からのお付き合いなので、私の駄目なところもすべて知っているので心をさらすことが出来、生涯の友と思っています。あと何年こんな日々を迎えることが出来るのかなあァ・・など思ったのは齢を重ねたせいでしょうか・・。
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今日の1句

2015-06-24 09:35:35 | 日記
梅雨晴れや街の隠れ家レストラン  つゆ草

祐天寺駅から10分ほど行った目立たない処にあるフレンチレストランを見つけ、姉と娘と3人で、誕生日が近いこともありフレンチをいただいて来ました。値段も安く量も丁度良く隠れ家的なお店に満足でした。其のあと中目黒に野菜で作ったケーキ屋さんがあるというので其処にも立ち寄り、めずらしい野菜のケーキを食べてこれまたこんな処にこんなお店が・・という感じで美味しい一日でした。母が亡くなってからこの3人で出掛ける事が増え、その日は必ず、どこでも蝶が付いてくるのです。母の化身と3人とも思っているのです。以前姉とは隔たりがありお食事する事など無かったのですが、こんな日々がやってくるとは、母の導きのお陰かも知れないと思う梅雨晴れの日でした。
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今日の1句

2015-06-20 13:54:01 | 日記
肩たたき券くれし子や新樹風   つゆ草

新樹風はもうとっくに過ぎた5月のイメージですが、まだこんな風を感じる時があります。先日遊びに来た孫が、ジジババに肩たたき券と称するものを書いてくれたので、孫俳句は駄目と知りつつ1句です。その子達の学校の授業参観が今日あり、1年生として初めてなので行ってきました。上の5年生の子の先生はまだ若いピチピチした先生なりたての女の先生で、せっかく見にいったのに書かせてばかりで発言のチャンスが少なく、1年生の子の先生は机にお腹がぶつかる程太っている男の先生で何か教室の中が落ち着かず、又廊下にいる保護者達のお喋りがうるさく、今時の若い親達のマナーの悪さに驚きました。ジジババの役目もあと少しと思い、頑張って出掛けましたが、少し疲れます。
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