今日の1句

ツーピーと初夏が来るよと茜空　　つゆ草

毎朝このツーピーツーピーと鳴く鳥がいて、姿は見えずなのですが、森林に目覚めた気分なのです。今朝もそうでした。青空が眩しい今朝となり、心も少しほっとします。又色々事件があり悲しい事があった4月でしたが、桜咲く日本の一番美しい春でもありました。もう既に周りには新緑が満ち溢れていますが明日から5月です。筋力を鍛えて高尾山にでも行きたくなります。問題を背負った姉に心の筋力を付けてもらうには、足の筋力、身体の筋力が必要ですので、少しでも元気になってもらうため、青葉若葉の力を借りたいと願っています。そのためには私自身が先ず心元気でいなければと、少し力が湧いてくる気配を感じる今朝の事でした。

今日の1句

すみれ咲く人それぞれの道の辺で　　つゆ草

ご近所の塀を覆う様にジャスミンの花が咲いています。散歩の途中で思わず立ち止まって匂いを嗅いでしまいます。桜が終わり、木蓮も終わり、スミレも花大根も終わってしまいました。小さな菫も大好きで、この句は未だ俳句を初めて間もない頃詠んだもので、私の心情とピッタリなのです。渡辺和子さんの「置かれた場所で咲きなさい」(幻冬舎)も共感を得た本で、「スミレのように踏まれて香る」も同じこの方の本ですが、ノートルダム清心学園の理事長だった優しく凛とした方の言葉は身に沁みました。しかし、世の中にはどうにもできない事があるのも現実です。ニュースで北海道の知床遊覧船の事故は、正に悲しく、旅行好きな私ももしかしたら乗船したかも知れません。何が起こるか分からない世の中です。呑気にフワフワとした気持ちはいつ戻るのでしょうか？　もう春は終わってしまうと言うのに・・。

今日の1句

街の人皆軽やかに夏隣　　つゆ草

ここ2，3日実家の新しくなった地主の事が頭から離れず、心が沈んでいます。以前の近所の大地主さんがあまりに良い人で家族の様に何十年も付き合ってくれていたので、亡くなってしまった事により全くの新しい不動産屋の言葉の冷たさに打ちのめされています。たまたま住んでいる地価が高騰しているとかで、あれこれ言ってきました。姉の代わりに夫が対応してくれていているのですが、どうしようも無く、時代の流れには逆らえず借地権があるとは言え、厳しい現状に悲しくてたまりません。体調が悪い姉が静かに穏やかに生活できる事の為、私は元気を振り絞って頑張る所存です。恥ずかしい愚痴ですが、私にとってこのブログは日記の様なものなので、お許し下さい。

今日の1句

稚児の足空にひらひら春惜しむ　　つゆ草

先日昭和記念公園のチューリップが満開と聞き、早速カメラを持って行って来ました。あそこでは庭園の他に、花みどり文化センターという場所で切り絵とか、押し花アートだったりいろいろな素晴らしい企画があり無料で見られるのでそれも楽しみの一つなのですが、この日は杉野宣雄氏の想像を絶する押し花アートの絵も見、チューリップも見と、芸術気分たっぷりでした。
この日は暑い位で、ベビーカーに乗った赤ちゃんが素足の小さな足を天に向けひらひらとし、その可愛らしさが何とも言えませんでので1句です。気が付けばもう少しでゴールデンウイークです。毎年この時期は混むので予定は無いのですが、コロナ禍とウクライナニュースに明け暮れている内に、日はどんどん進み、この先の世の動きから目が離せません。平和で穏やかの日が早く来るのを待つばかりです。

今日の1句

夕されば吉野桜もおとなしく　　つゆ草

あの奈良の吉野桜は今日あたり冷たい雨の中、どうしているのでしょう・・？　帰りのバスの車窓から駿河湾らしき海に灯りが点々と見え、船だとおもうのですが、しっとりと素敵でした。又帰路の新幹線の中では、隣の座席の二人組が山梨から参加とかで、出発に間に合わせる為前日東京駅に一泊したとの話を聞き、さすが千本桜と思いました。

昨日今日と寒さが戻り、正に三寒四温です。楽しい事があったと思ったら、今度は実家の新しく変わった地主の不動産屋から地代の値上げの話があり、やれやれです。姉がずっと体調が悪く話し合いの場が作れないので私の処に電話があり、これから色々対処しなくてはなりません。人生色々です。