つゆ草

写真と俳句

今日の1句

2017-08-29 15:22:14 | 日記
身に入むや風と和舟と静寂と   つゆ草

2日目も早朝5時の朝風呂に入ると桧原湖が見えるし、宿の窓からは磐梯山に上る朝陽が見えるしで、朝から涼しい風が心地良いスタートでした。まず向かった所はマイクロバスでしか行けない秘境の霧幻峡で、8人しか乗れない和舟で船頭さんの話を聞きながら緑色の湖を渡った奥地には、300年前迄は集落があったという場所で廃墟と化した古民家等があり、静かでいかにも古の風情たっぷりの景色でした。次はローカル線でほとんど貸切の状態で湯西川温泉駅まで乗車し、トンネルも幾つも越えましたが、一番前で写真も撮り、楽しみました。バスの移動中では窓から線路に遊ぶ子猿の姿も見え、最後の予定地栗山郷という所の滝を見学し、何とも暢気な山里の景を満喫した2日間で、心がリフレッシュできた初秋の旅でした。

      あどけなし小猿戯る秋野かな   つゆ草
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今日の1句

2017-08-28 09:33:22 | 日記
磐梯山包む秋冷時遥か   つゆ草

昨日一昨日と、裏磐梯の秘境を巡るバスツアーに行って来ました。お天気は最高でしたが、東京とは打って変わって涼しく、空気もカラッとしていて、実に爽快な2日間の初秋の旅でした。そう正に裏磐梯は初秋満載で、先ず最初に着いた乙女の滝は、見事な女性の流れ髪を思わせる見事な滝が奥地にひっそりとあり、次のマイクロバスに乗り換えての達沢不動滝も、勇壮な男滝優しい女滝が緑に囲まれ、とっても涼しげでした。周りをみると秋の野花が咲き始めていて、里の長閑さはそちこちに見られ、小さい秋見つけた・・という感でした。宿は桧原湖のほとりにある立派なリゾートホテルで、又バイキングの品数も内容も地元の物を使った美味しい料理に満足の一日目で、露天風呂に於いては、木々のざわめきの隙間には三日月がほっそりと見え、何とも情緒ある風情でした。窓からは遥かに山々のシルエットが拡がり、贅沢な夜を満喫した旅の1日目でした。
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今日の1句

2017-08-23 09:32:47 | 日記
又君に逢ひたくなりて秋茜   つゆ草

やっと青空が戻ってきましたが、同時に残暑も戻って来て、でも残り少ない夏の景を楽しみたい心境です。ここ何日か夫が留守だった事もあり娘が泊りに来ていました。そこで昨日は、引っ越しをする前にもう一度と思っていた、築地に行ってみました。先日火事にあった所の焼け跡が晒されドキっとしましたが、改めて見渡してみると、狭いし古いしで、やはり築地は移転せざるをえないという感想を持ちました。でも移るのは内市場というので、奥の方迄足を伸ばし混んでいましたが、海鮮丼を食べて来ました。店主に声を掛け聞いてみましたが、今だハッキリしていないとの浮かない返答でした。活気が有る市場でしたが、いろいろ現場では葛藤も有る様です。それにしても此処でもお客は中国人ばかりで、何だか其のうち日本は中国人に乗っ取られるのではないかと危惧する思いでした。最近蜻蛉をめっきり見なくなり、それも寂しい事です。
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今日の1句

2017-08-20 10:10:24 | 日記
我が心くすぐる如く小鳥来る   つゆ草

昨日は多摩川の花火大会が催行される予定でしたが、夕刻5時頃雷が鳴り空が暗くなったと思ったら突然物凄い雹が雨風と共に襲い、恐ろしい思いをしました。毎年息子のマンションの屋上で、バーべキュウをしながら花火を見る事が慣例になっていて昨日も家を出る寸前にこれに遭い、慌てて家中の雨戸を閉めました。ニュースをつけると、逃げ纏う多摩川の土手の人達の様子が映されており、もう気の毒としか言いようのない光景でした。今年はいつまでもこんな不順な天候が続き、夏休みももう終わってしまうというのに、記憶に残る夏となりそうです。今朝は涼しいながら、昨日の雷が嘘の様に静かな朝を迎え、8時頃からずっと窓の外の大木に、何故か沢山の小鳥達が来て賑やかでした。木の実を突きに来ているらしく、2,3種類の小鳥の声がとても心地良いので、1句です。本来の「小鳥来る」の季語は、渡り鳥がやって来るというのが本意なので、ちょっと違いますが、1時間近くも鳴いていた小鳥の声に癒されたので、今朝の1句です。
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今日の1句

2017-08-16 09:30:45 | 日記
君が為少し涙を流す秋  つゆ草

昨日雨が降る中、頑張って御岳山のレンゲショウマの花を撮りに行って来ました。未だ4分咲きでしたが、雨粒をのせたレンゲショウマの美しさを知った人達が沢山来ていて驚きました。皆合羽を着て、俯いて咲いている花を下からや斜め横から夢中で撮っているのです。確かにマクロレンズの奥には可憐な薄紫の花が妖精の様に見え、美しさはこの上無しです。三脚無しだったのでブレてしまいましたが、久し振りのカメラに楽しいひとときをすごしました。それにしても雨ばかりで残暑は何処にいってしまったのでしょうね。
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