つゆ草

写真と俳句

今日の1句

2022-08-31 09:53:10 | 日記
廃屋を自在に遊ぶ秋の蝉  つゆ草

今日で暑かった8月も終わりです。雨の被害も多かった8月でした。又日照りも続き水不足の国もあるとか、氷河が溶けて洪水の被害の国もあったとか、自然災害がじわじわと年々押し寄せてきている時の流です。夕べは涼しさを超えてタオルケット1枚では少し足りない位で、初秋を感じました。台風の季節で気候が不安定の日が続きそうですが、まだ残暑はありそうな8月の終わりです。今丁度新国立美術館にて、読売書法展をやっていて、自分の作品を見てさらに気に入った人の模範作品をラインで送れとの先生の指示ですので、見に行って来ます。多分私の中ではこれが最後になるかも知れないので、しっかり見て来たいと思っています。
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今日の1句

2022-08-29 08:56:27 | 日記
狂言の声の深みや虫すだく  つゆ草

夕べは野村万作、野村萬斎、野村裕基の狂言を観て来ました。流石この親子の芸は素晴らしく、それぞれ演目は違うものの、最後を飾る「宗論」は萬斎出演で、その声の演出や動きに圧倒されました。能は以前薪能など観覧した事はあったのですが、「狂言」は初めてで、特に野村萬斎氏は映画「陰陽師」でファンになり、その後の多彩な演技に魅了されていたので観に行った甲斐があったものでした。能や狂言のセリフは独特の言い回しがあり、良く聞かないと理解出来ない時もあるのですが、あの低音高音の響きは見事で、正に日本の芸術を堪能できた思いです。会場を出たら公園の中は虫の音が素晴らしく秋の夜風も気持ちよいものでした。若い時にはあまり興味の無かった歌舞伎や能、年齢を重ねるうちに面白くなり、時にはこんな物への贅沢も良いかな・・と思った次第です。
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今日の1句

2022-08-26 12:00:13 | 日記
小劇場並ぶ路地にも秋気配  つゆ草

昨日は、本当に何十年ぶりかに小劇場の多い下北沢駅に行って来ました。息子が昔から仕事で御世話になっている「乾電池」という劇団の公演を見に行ったのですが、彼方此方に有名無名の劇団の会場が犇めき、正に劇団の街を目の当たりにし、同時にそこで演じられている若い劇団員たちの熱意を感じました。昨日見たのは江本明さん演出の劇で、作は別所実氏、岸田國士氏のものでちょっと独特な内容でしたが、小劇を見慣れない私達には、あの狭い空間とごちゃごちゃとした雰囲気に少し違和感があり、でも生でそれこそ目の前での演劇には迫力があり好きな人にはたまらない魅力があるのだろうと思った次第です。若いひとばかりで満員でした。息子が音響で御世話になっているので江本さんにご挨拶はしたのですが、実に気さくな方で、素そのままのユニークな方でした。

帰りは三軒茶屋まで散歩してバスで帰ろうと夫に言われ歩いたのですが、昔ながらの路地やお店が並び昭和の街でした。時にはこんな異質な空間も気晴らしには良いと思った1日でした。
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今日の1句

2022-08-22 08:51:48 | 日記
筆跡に少し迷いが秋気配   つゆ草

今朝等は涼しく初秋らしさを感じます。でも昼はまだ蒸し暑く残暑です。不安定なお天気の為洗濯物を出したり入れたりの昨今ですが、もう10年以上やってきた書道に迷いが出て、昨日は今までため込んできた練習の為のお手本の本を大量に処分する作業をしました。あまりに溜まり私の部屋は書道関係の物で大変な事になっているのを、長い間見て見ぬふりをして来ました。ある方からのアドバイスも受け、そろそろ身辺整理をし、大会に出した作品と先生の直筆の折本は保存し、後は思い切っての処分です。私の趣味は他にも写真や俳句もあり、部屋中にそれらがあり随分と整理はしたものの、まだ半分にも至りません。時間はあるのに中々重い腰を上げられず、困った状態なのです。涼しくなったら覚悟して本気で処分する予定です。

予定の無い生活が続いていますが、今週二つの楽しみの予定が出来ました。一つは、息子が長年仕事で御世話になっている劇団の公演が下北沢であると言うので、その予約が取れた事と、もう一つは近くのホールであの日本を代表する野村萬斎一家の狂言をやると知り、予約チケットが取れた事です。残り少ない8月最後の予定となりそうです。芸術の秋はもうすぐですね。
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今日の1句

2022-08-16 14:33:09 | 日記
しがみつく網戸の蝉とにらみ合ひ   つゆ草

今日は東京が36度とか・・。お世話になった書道の仲間とのお礼を兼ねてのお食事会をしました。彼女は女性にしておくのはもったいない位の全てにおいてリーダー的な方で、書道にしても私より1年後輩にも関わらずどんどん昇格し、その会話もユーモアに富み素晴らしい方でしたが、お身体の事でもう一歩のところで書道の道を止められた方でした。憧れていた方だったので、私に落胆は大きく、今後の私の書道人生にも今迷いがあるくらいです。この衰えた脳の為には集中力が欠かせない書道は続けたほうが良いのは理解しつつも、今迷っています。昔はあった好奇心が無くなってきているのは確かで、気力も体力も衰えてきているのは実感としてあります。深夜は虫の音も耳を澄ませば聞こえます。静かに考えたいと思う初秋です。
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