つゆ草

写真と俳句

今日の1句

2018-07-14 09:14:15 | 日記
極暑の夜大胆不敵てふ寝相  つゆ草

暑い日が続いています。昨日はお盆なので、母の大好きだった百合の花を抱え、久しぶりに実家に行って来ました。実家といっても新宿なのでそう遠くはないのですが、1年ぶり位いろいろ事情があり行ってなかったのです。沢山の母の写真に囲まれてお仏壇はすっかりお盆の支度が整えられていました。姉がそういう事はキチンとするので、感心していまいます。浄土真宗の嫁ぎ先は全く何もしなかったので、熱心な日蓮宗とはお盆はえらい違いなのです。そろそろ墓じまい、仏壇終いの話等しなくては・・と思いつつ、難しい問題だと痛感しています。又夜は暑くて寝苦しく、夜中に目覚めてから眠れなくなり、手足を大胆にも大の字に伸ばし腹式呼吸等してみましたが、丑の刻というに外を歩く声やトラックらしき重い音に益々眠れませんでした。未だ蝉の声も聞かず、7月というにこれから先が不安になります。写真はせめて涼しくと、去年行った高知の仁淀川の風景です。
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今日の1句

2018-07-11 16:27:09 | 日記
羅は茄子紺色に帯の白   つゆ草

今日銀座に、ある知り合いの方の写真展を見に行ったのですが、駅で素敵な和装の女性を見かけました。紺色の羅のお召しにベージュに近い白の帯をキリリと締め何とも言えぬ日本の美を感じたものですから一句です。写真展のついでにもう一つ六本木の富士フィルムギャラリーで今日迄という宇宙展に寄ったのですが、この写真展は実際宇宙から撮ったとされる貴重な世界で、魅了されました。火星も土星もその他の星座群も実に奇麗で、見事な写真の数々でした。やがて宇宙旅行も夢ではないといわれますが、庶民には遠い話。西日本で酷い災害が正に起きている最中に恐れながら、自然の素晴らしさに目を見張った今日の写真展でした。
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今日の1句

2018-07-08 09:11:27 | 日記
七夕の祈り届けや二胡の弦   つゆ草

昨日は七夕コンサートと称する二胡のコンサートに行って来ました。毎年知人の紹介でチケットを取って頂き楽しませて貰っているのですが、今年は浅草公会堂という広い会場での催しで、二胡のバックにはピアノ、太鼓、ギター、シンセサイダー、ドラム、パーカッションなど等、沢山の楽器が構え、楊さんの二胡の音色を引き立てていました。特に「日本海」という演奏は大太鼓の一騎打ちが大音響となり会場に響き、二胡の弦も切れんばかりで、感動しました。又30年間連れ添った奥様が亡くなった悲しみを秘めた演奏も心に響き、二胡の放つ音に魅了された七夕の夜でした。浅草は浴衣姿の人がとりわけ多く、なかなか風情があり良い七夕だったと思います。
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今日の1区

2018-07-04 08:20:18 | 日記
亡き人を二人想ひし蛍の夜   つゆ草

昨日は娘の案内で、五日市方面の小さな川に蛍を見に行って来ました。丁度8時から9時頃が一番蛍が飛ぶらしいという情報を元に現地に着き、見事自然の中を飛び交う蛍を何十年かぶりに見ることが出来ました。いつもなら丁度今頃が最盛期らしいのですが、今年は梅雨が早めに終わってしまったとかで、先週が沢山の蛍が乱舞していたとか、残念でしたが、でも淡い光を放って本物の蛍が見られて幸せな気分でした。何でも此処は知る人ぞ知る蛍の里らしく、昨日も暗闇に何人もの人影があり、皆黙々と鑑賞し、不思議な空間でした。川面に移る一筋の光は何とも言えず可憐で美しく、息を潜めて見入りました。私は亡くなった母の面影と、俳句仲間のYさんを想いました。先日そのYさんの追悼連句が満尾したばかりだったので、尚更その影を追いました。その前に時間潰しに温泉にも入ることも出来、とっても有意義な一日を過ごすことが出来感謝です。

目の前を過ぎる蛍の愛しけれ   つゆ草
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今日の1句

2018-07-02 07:22:28 | 日記
撮りためしフィルム捨てし半夏生   つゆ草

今日は夏至から11日目にあたり半夏生というらしい。稲作が終わった農家の吉兆を占ったり物忌みをする時候にあたるのと、植物の半夏が咲く頃からと歳時記(ホトトギス)にある。片白草ともいわれているようだが、路肩にあっても気が付かない草かも知れない。昨日は身辺整理の一環として、20年間撮りためたポジフィルムを処分した。といっても未だ三分の一位の量でおびただしい数があるのです。好きな花の写真を主に残し、パソコンにも保管しているものの、ポジで見ると本当に美しく見えるので捨てがたいのです。何千枚の内に一部で、全て懐かしいものですが、多分私の死後は夫にものの見事に捨てられてしまうのは分っているので、これだけは娘に託そうかと思った昨日でした。まだまだ断捨離をしなくてはならない物が山ほどありますが少しずつしてゆく覚悟です。
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