歩き歩き物おもふ春のゆくへかな 蕪村(蕪村俳句集より)
今日は何と東京にも寒い雪が降っています。俳句の仲間の91歳の方が亡くなわれてから、思い出に浸っていました。その方は物凄い勉強家で、好奇心も強く、東京生まれだった事もあり色々ご存知でした。一緒に通っていたカルチャーも休む事なく、頂いた資料もとても大事にされていて、腰は曲がっていましたが、その生き様はお見事でした。その方を思うと、我が身が恥ずかしく、生かされている分もう少し頑張ろうと思うこの頃です。
もうちょいと生きてみるよと豆を撒く 立川志らく (プレバトより)
昨日は節分でした。そして今日は立春です。節分は父の命日でもありますので、感慨深いものがあるのです。1月から2月にかけて、古い付き合いの方が亡くなったりした事もあり気持ちが沈み、何とも複雑な心境だったので、昨日は静かに写経をし、今日は気分転換にと髪をボブカットにして来ました。それでも未だ心は落ち着かず、近々又嫌な実家問題の為、不動産屋との話し合いに行かねばならず、立春と言えど私の中ではまだ遠い春です。
1ページめくれば春の予感して つゆ草
今日から2月です。でもまだ寒い朝です。世の流にはどうしようも無い事があるのは承知しておきながら、納得いかない事があるのも現実で、2月に入った事で、少し気持ちを前向きに・・と銘じているところです。早咲きの桜とか水仙とか、チューリップの球根とか花屋さんの表に並び、私も水仙の苗を買ってきて咲くのを楽しみにしています。床の間の掛け軸も、壁の写真も春らしいものに変えました。節分が過ぎたら立春です。いつものお雛様を少し飾って、心を癒したいと思っています。NHkの俳句雑誌2月号にはもう春爛漫の句が沢山載っています。早く温かい春よ来い、ですね。
