父の声空に懐かし鬼やらひ つゆ草
今日から2月です。暖かな穏やかな2月に入りましたが、天気予報では何でも明日節分の日には東京でも雪が降るかも知れないとの事です。明日は俳句の会の懇親会があるので、滑らない様に注意して歩きます。
節分は今年は2月2日で、古来の次の日が立春に当たる事による数え方の様です。子供の頃高校の教師であった父の声は普段から大きく、豆まきの時も大きな声で「鬼は外、福は内」と庭に撒いていた事を思い出します。あれから何年も経った現代ではどこの家からも豆まきの声は聞こえず、我が家でも夫が無言で撒いている様です。父は日常ではいつも穏やかで大きな声で叱られた事も無く、今でも遺影の写真の顔は優しく、逢いたい思いで一杯になります。
白梅の白き匂ひに母思ふ つゆ草