双子姉と父の所に行く。
お気に入りのパン屋さんであれやこれやとパンを買い込む。
ここからもう楽しい♪
私は思う。私達は元々一つ。細胞が呼び合う(気がする)
一緒にいてしっくりくる
元々一つだけど、私たちは二人。
姉は姉らしくしっかり者。私は甘えた あかん妹。
父の家に着き私達の声が聞こえたのだろう、父が中で待ちきれずに何か言ってる。
父は年をとり、脚が不自由になった。
私達二人の声がして、まだかまだかと中でイライラして
「なにしてるんや?はよ入ってきなさい」なんて言ってる
靴を脱ぐのももどかしい気持ちになる。
「パパ、こんにちは!!」
父の満面の笑み 父が笑ってそこに座っていてくれるだけで嬉しい。
父の今の仕事はたくさんの猫達の守り
私達が帰るとき父はいつも言う。
「二人ともこっち向いて顔見せて」
胸がギュッとなる、後ろ髪引かれる。
猫達、パパをたのむよ。
父は私達が子供のころ よその人に嬉しそうによく言ってた。
「この子ら双子ですねん」
双子で良かったなぁ。本当に良かったなぁ。