やまろぐ☆つあれぽ

海外登山&トレッキングツア専門の
添乗員の自由日記と
家事育児の日常♪

サンティアゴの道 サン・ジャン・ピエ・ド・ポーからの始まり

2024-05-26 14:34:08 | ヨーロッパ
スペインのマドリッドからドバイを経由して
昨日、帰国しました。

サンティアゴの巡礼の道は人気ですね
世界中から多くの巡礼者(今では巡礼者というよりバックパッカーや観光客・・・ま、歩けば巡礼かな)
が来るけど、ツアーでフランスの道を完全踏破というのはなかなかやっていないけど
西遊旅行はやっています。

(今日の文章はですます調)

その始まりのサン・ジャン・ピエ・ド・ポー(フランス側)から
ピレネー山脈の国境を越え、スペイン側に入り
ピレネーからナバーラ州の牧草地や麦畑に赤いポピーの咲く
のどかな景色の中を歩くのです。

景色はのどかですが、歩きはなかなか大変です。
特に普段歩いていない方にはつらいと思います。

今回はピレネーをやっと越え、歩けなくなってしまった方もいらっしゃって
(ケガでもないのにここまで歩けない方は初でした)
改めて、普段から歩いておくことは大切だし、
体力を維持していくことは大変って思いました。

サンティアゴの巡礼の道は
とても深く素敵だけど、自分で歩くには覚悟
(と日頃のトレーニング)が必要です
毎日20から30キロ歩きます。

いい天候や美しい空気の中で、自分がこうして「今歩けている」
ことに感謝しかありません。
人は、心地いいときに「ありがとう」って口にしてしまうものだと
これまでも思っていたけど、改めて思いました。

*

ちよっとですます調で書いてみたけど
また普通に戻るね。笑

旅はスペインのバスク、ビルバオから始まり、
フランス側~スペイン側に戻ってきて
ナバーラ州を歩いたけど、このあたりは(ピレネーを挟んだ両方)「バスク」という
独特の言葉を持った独特の文化のあるところ。
スペイン側とフランス側にまたがる、バスクの文化を感じつつ、
諸行無常・栄枯必衰・沙羅双樹の花の色・盛者必衰
みたいな平家物語のあの冒頭の詩のような
ナバーラ王国の歴史も垣間見ていくの。

ローラン、シャルルマーニュ、ナポレオン、過去の英雄と言われる人たちのことにも
思いを馳せ、(この区間で登場する)
パンプローナではヘミングウェイの男っぽい人生と彼の生き方も
思った。

町ごとにある教会をのぞき、
中世の美しい芸術に触れ、
美味しいものを食べ、ワインを飲み、
もっともっともっと時間が欲しいって思った

そうして日本の日常生活では考えることもなく
思うこともないところから美しい刺激を取り入れて
ほんとに豊かな心にしなければもったいないと思った。

今日は日曜日の午後で
家にすみれちゃんと二人。
まだ、報告書も書いてなくて、
これから旅日記作りもあるけど、
大切なこともいろいろと考えた。
気づかされた。

みなさん、旅に出よう

それから、一緒に仕事をするガイドさんの協力は大切だし、
一緒に暮らしていく人、
一緒に生きていく人、
なんでもだけど、パートナーは大事、
そういう人とは心地よく「協力しあう」ことが本当に大切で
ひとりでは何もできないことが多いし、
ひとりで抱えてもいけないとも思った。

どうしてこの考えを思ったかはすべて書くことはできないけど
大切なことなので
書いておきたいと思った。
つまり、一緒にいる人はとても大切だなあと。

日本の山にも久しぶりに登りに行きたいな~と
久しぶりに思った。
でもあまり人が多くないところね。




ピレネー山脈のブナの森

ロマネスク(この道を歩いていると一瞬でこれが素晴らしいロマネスクの門だとわかるようになる)


顔なしみたいでかわいかった




プエンテ・ラ・レイナの町

王妃の作った橋




ナバーラの紋章になっているサンチョ7世がもたらした戦利品の奴隷の鎖 相手のイスラムは奴隷をつないで人間の縦にしていた

なんかどうでもいいかもしれないけど
勉強してて、ナバーラ王サンチョ3世のときにはすごい強くて国が大きくなり
7世は身長が2m20センチもあり、子供がいなくて跡継ぎがいないため
イベリア半島側のサンチョの王は終わって
ナバーラはフランス側のブルボン朝に変わったとか
東京に帰ってきたらどうでもいいことを、旅先では本当に深く
感動して、しみじみと感じることができるの。
この7世の棺のそばに、この鎖も飾ってある。


サンジャンピエドの教会のかわいい彫刻 なんかめちゃかわいくて
通る度にじっと見てしまった。宿泊していたので何度か行ってみた。

イラーチェのワインの泉(ワイナリーのサービスで蛇口から🍷が出てくる)
とこにライブカメラ設置してあり、リンクを送った相手が見ることができる
はーたんと日本の親友に送っておいて
映像を撮ってもらった
15分ほどいたけど、撮影ありがとう。
これははーたん撮影



































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