草むしりしながら

読書・料理・野菜つくりなど日々の想いをしたためます

草むしりのこだわり

2018-11-24 14:39:16 | 平成
 草むしりのこだわり
 
 畑の隅に落ち葉を広げる。広さは畳一枚半くらいで、その上に乾燥鶏糞を広げる。本当は湯気の出るような生の牛糞にしたいのだが、そんな物は無い。仮にあったとしても、近所迷惑だからやめたほうがいい。仕方がないから上から水をまき、土をかけて踏み固める。
 
 何度か同じ作業を繰り返し、米ぬかや椎茸の原木の朽ちたもの、風呂焚きの際に出た灰なども混ぜて、最後にビニールシートで囲って完成させる。今年の堆肥作りはこれで終わり。もちろんすぐには使えない。時々切り返して、二年寝かせてから使う。
 
 こだわりの堆肥はこだわりの畑に入れる。私のこだわりの強い味方は、カマキリやてんとう虫、他にも蛙や小鳥、蜘蛛たちである。意外なのがスズメ蜂で、以前オクラの葉の上についた虫を、団子のように丸めて飛び去ったのを見たことがある。強面の悪役のイメージを持つ昆虫の、別の一面を見た気がした。
 
 それからもう一つの悪役の雑草もそうだ。種を持つ前に引き抜いて枯らしたものを、敷き藁の代わりにする。野菜の収穫が終わったら、畑にすき込み土に返す。

 サポーターは家族や親戚の声。「味が違う」との声に気をよくして、何やかにやとこだわる一方である。


コメントを投稿