草むしりしながら

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栗の木伐って 栗植えし

2023-03-11 13:13:07 | 日記

栗の木伐って 栗植えし

 嵐去り 栗の木伐って 栗植えし

 大木なるなと 苗木に言えば

 これは短歌って言えるかな?言えるとすれば、人生初短歌です。今の自分の素直な気持ちを五・七・五・七・七の形にあてはめました。

 テーマは植樹です。今のこの時期は植樹の時期です。我が家でも畑の管理が年々難しくなり、畑の半分ほどに果樹を植えました。

 梅が二本と杏と柘榴が一本ずつ、それに蜜柑が四本。それから山には栗の木を植えました。前からあった栗の木を伐り、新しく苗木をうえたです。

 そんなことなら伐らなければよかったと、お思いでしょうが、そういうわけにはいかない理由が「嵐去り」です。

 昨年当地を襲った台風は風台風でした。我が家の数本あるクヌギの中の一本が倒れて、隣接するお宅をもう少しで直撃するとこでした。幸い倒れる位置が少しずれたため、何事もなく台風をやり過ごすことができました。

 そこで残っているクヌギをすべて伐採することにしました。その時に栗の木も伐ってしまいました。栗の木は倒れても、被害の出ない位置にあるのですが、あまに大木なので切ることになったのです。

 これらの木々はかねてよりの悩みの種でありました。これで台風が来ても心配ない。とは晴れ晴れとした気分になったのですが、今度はその跡地をどうするかという問題が発生してきました。放置すればやがて雑木が生えてきて、すぐに大木になります。管理が今よりもっと必要になります。

 結論言えば栗の木の後は栗の木を植えるしか、選択肢がなかったのです。親がここに栗の木を植えた訳が分かった気がします。

 そして昨日栗の木を植えながら、十年二十年後のことを思いました。その時私の気持と状況は五・七・五では足りず、七・七を足してやっと表現できました。



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