ひろひろの生活日記(LIFE Of HIROHIRO)

パソコン講習とソフト開発をしています。自作小説も掲載しています。ネット情報発信基地(上野博隆)Hirotaka Ueno

0082_魔族の王(007)裕也日記

2017年09月06日 15時08分05秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)
0082_魔族の王(007)裕也日記

「私は、アリエス。
 今から、裕也に迫っている危険と
 私たちにも迫る危険を
 お話しします。
 裕也をここに呼び出したのは、
 私たちかもしれません。」

アリエスは、落ち着いて言った。
裕也も静かにうなずいた。

「私は、昔、キリスト教の信徒で迫害と
 戦い殉死しました。
 私の命は、静寂の暗闇の中、
 静かに眠りについていました。

 私は、蘇りました。
 今を第二次魔族の国とすると
 第一次の魔族の国にです。
 裕也も戦ったでしょ。
 私は、戦わずに死を選びました。
 そして、また、静寂の中眠りについたのです。
 
 しかし、また、蘇る時が来ました。
 不思議なことに、
 今度は、教会の神父でした。
 その前を裕也。あなたが歩いていました。
 あなたの進む後には、街や人や自然が蘇り、
 ました。

 だが、平和なのは束の間でした。」

 つづく。
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0081_魔族の王(006)裕也日記

2017年09月06日 10時32分22秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)
0081_魔族の王(006)裕也日記

裕也は、家に入った。
その男は、戸を静かに閉めた。
「さあ 奥へ」
導かれるままに奥へ奥へと進む。
一番奥の部屋に入った。
そこには、仏壇があり、
イエス様の像が祀(ま)ってあった。
一人の神父が座っていた。
「創造主、裕也
 この土地を創った人
 はじめまして
 私は、聖霊です。
 なぜか、魔族の国に生まれ変わりました。
 それは、さて置き。
 あなたに危険がせまっています。
 今から、その理由を話します」

つづく
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0080_魔族の王(005)裕也日記

2017年09月06日 10時05分06秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)
0080_魔族の王(005)裕也日記

部屋の前には、
数名の人影が見えた。
裕也は、振り向かずに路地に入った。
「裕也 こっち」
急に手を引っ張られた。
「誰?」
顔は、暗くてみえない。
だが、
その者の首には十字架が下がっていた。
それが、優しく光、裕也に安心を与えた。
「詳しくは、後で
 早く」
裕也は、路地裏にある一つの家に入った。

つづく。
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