ひろひろの生活日記(LIFE Of HIROHIRO)

パソコン講習とソフト開発をしています。自作小説も掲載しています。ネット情報発信基地(上野博隆)Hirotaka Ueno

0091_魔族の王(016)裕也日記

2017年09月09日 15時34分20秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)
0091_魔族の王(016)裕也日記

裕也は、手に持っているワインの瓶を割った。
瓶は、口から3分の1を残して鋭く切り立っている。
(武器になるかな。)
少し思考が止まった。
(俺は、何をしようとしているのだ。
 こんな凶器を使っては、
 相手を傷つけてしまう。
 それは、どんな相手でも
 犯してはならない罪だ)
裕也は、寸でのとっころで思い止まった。

つづく。
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0090_魔族の王(015)裕也日記

2017年09月09日 14時54分12秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)
0090_魔族の王(015)裕也日記

裕也は、城への道を急いだ。
(城は、小高い丘の上にある。
 正面は、だめだ。
 西側に、まず登ろう。)
裕也は、西に進んで、それから坂を上った。
登り切り、城の西側の門に続く道に出た。
まずい。数人の人影が見える。
(来ることが漏れたのか?)
その影は、急にこちらに走り出した。
裕也は、ワインの瓶を2つ捨て、
1っ本だけ持って路地へと走った。
しばらく走ると公園があった。
公園は、木々で覆われていた。
(ここで暫く隠れよう。
 もし、とらえられたらどうしよう)
裕也は、手に持ったワインの瓶を
柵にぶつけて割った。

つづく。
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0089_魔族の王(014)裕也日記

2017年09月09日 10時59分12秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)
0089_魔族の王(014)裕也日記

そして、夜になった。
裕也は、かくまわれていた家を出て、
商店街の路地にでた。
(人はいない。)
前に魔族の国へ来た時と同じ場所に遠く、
城がそびえたっていた。
(よし、行くか)
少し歩くと、
(今度は、コンビニがある)
コンビニには、電気が通っていた。
看板が煌々と光っていた。
(入ってみるか。何か買って行こう)
裕也は、コンビニに入った。
(自分の街と同じだ。)
(何が良いかな。)
(そうだ、ワインにしよう)
裕也は、ワインの瓶を3本抱えて、
レジに向かった。
誰もいない。
「すいません すいません 定員さんいますか」
返事はなかった。
裕也は、お金を2千円置いてコンビニを
出ることにした。

つづく。
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0088_魔族の王(013)裕也日記

2017年09月09日 10時32分05秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)
0088_魔族の王(013)裕也日記

裕也は、少し考えてから言った。
(私がメディに仏法を説きましょう)
(そうしてくれますか
 城は、前の場所にあります。
 西の門を開けておきます。
 今日、夜8時ごろに来てください。)アイリア
(分かりました)裕也は、約束した。
しかし、説得出来る自信はない。
(争いになるかもしれない)
(イエス様。有難うございました。)
裕也は、心の通信を終わった。

つづく。
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