オクトシティー正直村

おかしいな?変だな?と思った事を綴った駄文

一億総活躍社会

2016年12月25日 | Weblog
活躍していない集団はどこにいるのだろう。

 まず、活躍するとはどういうことかというと、目的は経済活動を活発化することにあるので、どうやら端的には就労して生産活動に参加している人達らしい。それでは、就労していない人達は誰かというと、まずは、就労前の未成年であり、定年後の無職の高齢者であり、未成年と高齢者の間で就労していない人(失業者、専業主婦、病人、パラサイト、ニートなど)だと思われる。この人達を社会のために働かせればいいのである。働かせるといっても、お金を稼ぐだけではない。社会のために貢献すればいいのである。その貢献した部分は現時点での就労者の負担を軽減することができ、労働環境も改善され、ひいては経済活動も活発化する。

まず最初に、就労前の未成年である。

 昔は就労前の未成年であっても大人と同等に働いていた。未成年であっても貴重な労働力であった。いつごろから未成年を労働力として利用しなくなったのだろう。未成年であっても働く場はたくさんある。まずは、家族の一員としての家の手伝いであろう。掃除、洗濯、料理、買い物などは、主婦の仕事であるが、これを手伝うことによって、主婦は長時間就労することが可能になる。次に、地域のボランティア活動を行えば、地域住民の負担が軽減され、労働環境も改善される。アルバイトで金を稼ぐことしか興味がないようであるが、自分中心でなく広く社会のために貢献する意識を未成年の頃から身に着けたいものである。

失業者はどうしよう。

 当面は、失業手当と、場合によっては生活保護であるが、これにいつまでも頼っていてはならない。社会に貢献することなく、国からの支援を受けていることは、2倍の社会的損害を被っていることになる。たとえ賃金は低くても、社会に貢献する努力を怠ってはならないと思う。何をもって社会に貢献するかは個人でしっかり考えるしかない。金儲け目的ではなく、自分が何を通して社会貢献するかをしっかりと考えて就労することを希望する。国もそれを支援する制度を作ってゆくべきである。今の失業手当とか生活保護は就労の意欲を損ねるような制度になっていると思う。

専業主婦はどうしよう。

 専業主婦も労働者である。家事労働は無報酬とはいえ誰かがやらなければならない。その部分をしっかりやることは、家庭内の負担を軽減し、他の人の労働環境を改善する。また、未成年者に対しては良好な教育環境を提供する。この専業主婦の家事労働も大いに認めてやらなければならないと思う。ぐーたらな専業主婦は別として、過去の高度成長を支えてきたのは、この専業主婦のおかげであるかもしれない。そして、家事に専念できる環境こそ理想であって、収入不足のため共働きしなければならない社会こそ改善すべきではなかろうか。

病人はどうしよう。

 当然ながら、病気療養を最優先にすべきであるが、病人であってもできる範囲で社会貢献できると思う。その心が病気の回復にも役立つし、就労復帰を早めるような気がする。病気になったら医者の診断書で当然の如く病休を取って可能な限り何もしないで家でゴロゴロしているというのが当然という考えも改めた方がよさそうだ。反対に、病気になっても休めずに無理して就労している人もいる。長期的に見れば大きな損失になる可能性がある。この部分も改善すべきだと思う。何度も言うが、金を稼ぐだけが労働ではない。社会的な貢献を第一に考えよう。

ニートやパラサイトはどうしよう。

 ニート(Not in Education, Employment or Training)は①教育が十分受けられていない②年齢は15歳から34歳③就学・就労・家事を行っていない者であり、やはり労働について社会貢献の見方を失っているのではないかと思う。みんなのためになればどんな仕事であっても価値があり、その程度は問われないし名声や地位や名誉も関係ない。是非自信をもって一歩踏み出してもらいたいものだ。パラサイトは経済的に余裕のある親と同居する未婚の若者のことであるが、この人達こそ大いに社会貢献の労働奉仕をやってもらいたい。そして、これを通じて社会貢献の喜びを味わってもらいたいし、このことが何時かは本来の就労に通じ、パラサイトを脱出できると思う。

定年後の無職の高齢者はどうしよう。

 年金で最低限生活できる人は、やはり社会貢献を考えよう。年金で生活できない人は生活向上のため就労するだろう。これを阻害しない制度を考えなければならないし、年金生活者が隠遁生活を強いられるのは困ったものである。定年後の高齢者は貴重な労働力である。これを活用しない手はない。賃金の高低ではなく、本当の社会貢献のために仕事をすることになる。その社会貢献こそ高齢者の生き甲斐でもある。是非生き甲斐を奪わないでほしいし、生き甲斐を享受できるような環境を整備してほしい。地方自治は疲弊しているし、その活動を支援する貴重な原動力にもなると思う。高齢化社会を嘆くよりも、高齢者の有効活用を図ることが重要だと思うし、地方が若者の流出で疲弊しているのあれば、ぜひ地方に未就労の若者を投入して、中央、地方ともに活性化する一億総活躍社会を実現してもらいたいものだ。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 一般大衆は馬鹿ではない | トップ | 情報戦 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事