女性自身に以下のような記事が出た。
要約すれば「天皇制存続のために皇族はもっと公務したほうが良い。」というところか。
眞子さま「ご公務激増」も?イギリス王室に学ぶ皇室存続策
2021年1月18日 6時0分
女性自身
全文はこちら。気になるところだけピックアップします。
君塚直隆さん(関東学院大学教授)
「英国王室では、王族として生まれた女性たちが活躍しています。エリザベス女王の長女・アン王女(70)は、結婚後も王室の一員として英国オリンピック協会の総裁をはじめ320以上もの団体のパトロン(後援者)であり、年間の公務も600件を超える多忙さです。これだけの数でありながら、お飾りの名誉職ではなく、実際に団体のために尽力しているので、実に多忙な生活となっています。
いや、すごいですねー。一人で320の団体を支援して、公務は600件以上。
日本の皇族の中で、「群を抜いて総裁職が多い」と噂される高円宮妃殿下でも、せいぜい30程の団体です。アン王女と比較になりません。
外国とはいえ一人で年間600件の公務をこなすかたが現実にいらっしゃるのですから「公務の担い手が少なくなるから、皇女制度を」という政府の言い分は嘘、かもね。
英国国民は、王室が国民に何をしてくれているかに注視しているので、王族としての義務を果たしているアン王女やアレキサンドラ王女は高く評価されます。エリザベス女王や王室そのものは国民から尊敬を集めていますが、彼女たちはそのことに大きく貢献しているのです」
ここで筆者が言う王室の義務とは何で、王族のかたは具体的にはどのようなことをされているのでしょう?
故ダイアナ妃が果敢なボランティア活動でしょうか?
「国民の評価が高い公務」とは具体的にどのようなものかが知りたいところです。
どのような公務が国民から評価が高いのか、を知れば、イギリス国民の価値観も知ることができるでしょう。
「王室と皇室の違いから単純に比較することはできませんが、今後も皇室を残していくのであれば、もっといろいろな団体に関わって公務を増やし、国民の理解を深めていく必要があります。
これって皇室は自身の保身のために国民の人気取りをするべきだ、といっているのと同じじゃないですかねー?
現在の皇室が大多数の国民から支持されている理由も、男系男子による継承ということだけではないことは明らかです。
支持されている理由を明らかにしていただかないと、君塚さんが何を言いたいのか解りません。
何も言わずに「明らかだ」という言葉を使うのは、
「ご存じの・・・」と言葉を濁して、相手に自分の都合の良いように解釈させる詐欺師の手口と同じです。
ですから、私も「あれかな?」と推測することはしません。
皇室がより国民と関わっていく方向に進むのであれば、皇女制度のような皇室を離れた“非常勤職員”では難しく、男女関係なく宮家を作っていくべきです」
各種団体と関わる=国民と関わる
とはならないでしょう。
そして、団体にしろ、個人にしろ、そこに大御心が無い関わりかたなら、それは皇室自身の保身のためでしかない。
天皇はその存在自体が貴いとされてきた。イギリスの国王は、存在だけでは貴いとされない。
存在だけでは貴いとはされないので、国民の支持を得るために一生懸命何かしなければならない。
そこが違う。
日本人に求められるのは祖先達が「その存在自体が貴い」としてきた天皇の歴史への理解だろう。
「日本の皇室でも大正時代から側室制度は廃止されており、一夫一婦制で男系男子のみによる継承は成り立たなくなっています。それならば、ヨーロッパの多くの王室のように男女問わず第一子が継承すること、つまり愛子さまが天皇になることは自然なことです」
何がどう自然なのでしょう。
ちっとも自然ではない。天皇の歴史をみれば、むしろ愛子内親王が天皇にならないほうが当たり前で自然です。
日本の天皇と西欧の王とは歴史が違うのだから、西欧の王を物差しに天皇を測ることはできないし、すべきではない。
貴種の系譜である悠仁殿下をもっと大切にすべきでしょう。