憂国の花束

右でも左でも無く、上でも下でも無く。

祖国日本よ! 誇り高くあれ。

皇室18日から24日ご予定 天皇誕生日の一般参賀は取りやめ

2021-01-18 19:46:41 | ご予定

宮内庁は18~24日の予定を発表した。
天皇、皇后両陛下、愛子さま
1/18(月)
天皇陛下 国会議事堂(第204回国会開会式出席)
天皇陛下 赤坂御所(離任アルゼンチン大使面会)
1/19(火)
天皇陛下 赤坂御所(離任アフガニスタン大使面会)
天皇陛下 宮殿(認証官任命式)

皇嗣家(秋篠宮ご一家)
1/18(月)
秋篠宮さま 赤坂東邸(離任アルゼンチン大使面会)

発表は天皇家と皇嗣家だけ。他の皇族のかたの予定は公表しない方針のようですね。

天皇誕生日の一般参賀が参入者が密になることを考慮して取りやめになりました。
国民が自分の気持ちだけでお目にかかれる数少ない機会なのに残念なことです。





皇室はイギリス王室とは違う。独自の存在である天皇に誇りを持とう。

2021-01-18 10:24:55 | 天皇
女性自身に以下のような記事が出た。
要約すれば「天皇制存続のために皇族はもっと公務したほうが良い。」というところか。

眞子さま「ご公務激増」も?イギリス王室に学ぶ皇室存続策
2021年1月18日 6時0分 
女性自身
全文はこちら。気になるところだけピックアップします。

君塚直隆さん(関東学院大学教授)
「英国王室では、王族として生まれた女性たちが活躍しています。エリザベス女王の長女・アン王女(70)は、結婚後も王室の一員として英国オリンピック協会の総裁をはじめ320以上もの団体のパトロン(後援者)であり、年間の公務も600件を超える多忙さです。これだけの数でありながら、お飾りの名誉職ではなく、実際に団体のために尽力しているので、実に多忙な生活となっています。

いや、すごいですねー。一人で320の団体を支援して、公務は600件以上。
日本の皇族の中で、「群を抜いて総裁職が多い」と噂される高円宮妃殿下でも、せいぜい30程の団体です。アン王女と比較になりません。
外国とはいえ一人で年間600件の公務をこなすかたが現実にいらっしゃるのですから「公務の担い手が少なくなるから、皇女制度を」という政府の言い分は嘘、かもね。

英国国民は、王室が国民に何をしてくれているかに注視しているので、王族としての義務を果たしているアン王女やアレキサンドラ王女は高く評価されます。エリザベス女王や王室そのものは国民から尊敬を集めていますが、彼女たちはそのことに大きく貢献しているのです」

ここで筆者が言う王室の義務とは何で、王族のかたは具体的にはどのようなことをされているのでしょう?
故ダイアナ妃が果敢なボランティア活動でしょうか?
「国民の評価が高い公務」とは具体的にどのようなものかが知りたいところです。
どのような公務が国民から評価が高いのか、を知れば、イギリス国民の価値観も知ることができるでしょう。

「王室と皇室の違いから単純に比較することはできませんが、今後も皇室を残していくのであれば、もっといろいろな団体に関わって公務を増やし、国民の理解を深めていく必要があります。

これって皇室は自身の保身のために国民の人気取りをするべきだ、といっているのと同じじゃないですかねー?

現在の皇室が大多数の国民から支持されている理由も、男系男子による継承ということだけではないことは明らかです。

支持されている理由を明らかにしていただかないと、君塚さんが何を言いたいのか解りません。
何も言わずに「明らかだ」という言葉を使うのは、
「ご存じの・・・」と言葉を濁して、相手に自分の都合の良いように解釈させる詐欺師の手口と同じです。
ですから、私も「あれかな?」と推測することはしません。

皇室がより国民と関わっていく方向に進むのであれば、皇女制度のような皇室を離れた“非常勤職員”では難しく、男女関係なく宮家を作っていくべきです」

各種団体と関わる=国民と関わる
とはならないでしょう。
そして、団体にしろ、個人にしろ、そこに大御心が無い関わりかたなら、それは皇室自身の保身のためでしかない。
天皇はその存在自体が貴いとされてきた。イギリスの国王は、存在だけでは貴いとされない。
存在だけでは貴いとはされないので、国民の支持を得るために一生懸命何かしなければならない。
そこが違う。
日本人に求められるのは祖先達が「その存在自体が貴い」としてきた天皇の歴史への理解だろう。

「日本の皇室でも大正時代から側室制度は廃止されており、一夫一婦制で男系男子のみによる継承は成り立たなくなっています。それならば、ヨーロッパの多くの王室のように男女問わず第一子が継承すること、つまり愛子さまが天皇になることは自然なことです」

何がどう自然なのでしょう。
ちっとも自然ではない。天皇の歴史をみれば、むしろ愛子内親王が天皇にならないほうが当たり前で自然です。
日本の天皇と西欧の王とは歴史が違うのだから、西欧の王を物差しに天皇を測ることはできないし、すべきではない。
貴種の系譜である悠仁殿下をもっと大切にすべきでしょう。

墓を守るのは誰か。

2021-01-18 09:58:55 | 皇室
世の中には、財産を相続しないままに墓守りを引き受けている者はいる。
今は寺離れ、墓離れが進んであまりみられなくなりましたが、少し前までには珍しくないことでした。
例えば娘ばかりの家でそれぞれ他家へ嫁ぎ、婚家との兼ね合いで実家の墓守りができない。と言う場合、財産は娘達で分けて、残された墓を親戚の者が守っているというようなことが地方ではそれほど希なことでもなかった。

お墓は「祭祀財産」 
祭祀承継者は、これまで慣習として「長男や長女が継ぐもの」とされてきましたが、法律上はそうした決まりはありません。
祭祀承継者の選ばれ方は、「被相続人の遺言、または生前に口頭や文書で指定していた者」、続いて「一族や地域の慣習」、それでも決まらない場合は「家庭裁判所の調停か審判」という優先順位に基づいて決定されます。したがって、他家に嫁いだ娘、姪や甥、直接血のつながりのない姻族、被相続人の親や兄弟姉妹でも承継することができます。


皇族の場合も「祭祀」を引き受けるということと、財産を相続することは又別物なのだろうな。と、三笠宮崇仁親王妃百合子 様の例を見て思う。

ネットで宮家の相続を考察する人々の中には、何故か宮号の継承、財産の継承、祭祀の継承を一緒くたにして語る方々がいる。
知らずに一緒くたにしてしまうのか、知っていて一緒くたにするのか、何らかの意図を持って一緒くたに語るのか、それぞれだろう。
マスコミは知っていて報道する時は分別して語らない。

百合子妃殿下は三笠宮家の宮号を相続していない。
百合子妃殿下は「三笠宮」の宮号を継承したわけではない。宮号の継承ができるのは男子だけである。
百合子妃殿下は宮号を継承した当主ではないが、当主格として責を果たしている。
語弊を恐れず言えば、宮家の相続者(オーナー)ではないが、宮家の祭祀承継者であり、管理者というところでしょうか。
信子妃殿下も宮家の相続者にはなれないが、百合子妃殿下から祭祀継承者、管理者の役割を引き継ぐことはできるでしょう。
管理者の引き継ぎは相続ではないので、相続法によって規定されることはない。

彬子女王殿下も同じです。宮家を当主として相続できなくても、祭祀継承者、管理者として残ることはできるでしょう。
百合子妃殿下が現在受け取っている皇族費定額満額は、管理者への報酬。みたいなものですかね。百合子妃殿下から管理を引き継いだ方にもおそらく定額満額が支払われるでしょう。

信子妃殿下と彬子女王の間には、皇居の外の国民には良く分からない確執がおありになるようです。(彬子女王が2015年に文藝春秋に投稿された手記は世間に衝撃を与える内容だった。)
百合子妃殿下の後は、信子妃殿下か彬子女王か。
個人的には、百合子妃殿下は三笠宮家の祭祀継承者に彬子女王殿下をご指名になるような気がします。
彬子女王殿下は三笠宮家を継承しなくても、祭祀継承者、管理者として三笠宮邸に住むことは可能でしょう。百合子妃殿下のように、ね。
当主格になった彬子女王が母子の確執を噂される信子妃を皇室から追い出すようなことはしないでしょう。それは日本人が求める親子像とは違う。
カネはある。建物はいくつかある。そのような状況の中で、留まりたいと願う老いた親を追い出すようなことは世間の共感を得られないだろう。現在の日本では、ですが。

三笠宮の名称は三笠宮の祭祀を行うかた(彬子女王殿下)がいる限り残ります。あと数十年は大丈夫じゃないでしょうか。