喫茶店にて、、、
後ろの席に座ったオジサマ達の会話に愛子さまの名が出ていることに気が付き、耳をそばだてた。
オジサマ達が愛子さまを話題にするのは珍しい。
どうやら、オジサマ達は将棋ファンで女性週刊誌が愛子さまの御相手に藤井聡太さんの名をあげたことに対して、ご立腹のようでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/c7/14330e0cee168de5ba4c9b3bd05047f9.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/9c/cf98e04f58c99b84cc93f53d4b5281ad.jpg)
平成天皇の孫娘が、、、
万一そんなことになったらもう(将棋界は)御終いだ、、、
愛子さまと結婚したら藤井聡太は壊れてしまう、、、
藤井聡太は神だ、、、
藤井聡太をそこらのタレントのように扱ってはいけない、、、
女性週刊誌は将棋を潰すつもりか!、、、
等々。真顔で論じておられました。
😇 将棋界が愛子さまのせいで御終いになるのなら、皇室だって愛子さまのせいで御終いになるやも?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/90/d2b5abcab76fbf1b0193cc2c6cdb9761.jpg)
『愛子天皇論』愛子皇太子誕生が 言霊の幸う国・日本の未来を拓く
(小林よしのり扶桑社)
ビニ本か人気アニメ本のようにしっかりカバーされている。さぞかし信者以外には立ち読みで充分な内容なのでしょう。
ところで、
言霊の幸う国、ってなーに?
※幸う(さいわう)
さい‐わ・う〔‐はふ〕【幸ふ】 の解説[動ハ四]《「さきわ(幸)う」の音変化》幸運にめぐりあう。栄える。特に、女性が結婚をして幸せになる。
- 「御娘八人おはしき。みなとりどりに―・ひ給へり」〈平家・一〉
「日本は言霊の国」「言霊の国、日本」なら、解るが。
言霊が栄える国?
言霊が幸運にめぐりあう国?
言霊が結婚して幸せになる国?
意味不明です。
コメント欄で「幸う」についてご教示がありました。
出典元は万葉集とのことで、調べてみました。
参照:
私は、”確からしいサイト”と判断しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/da/0118b52feb1992b4ee6e22d6aca6e74a.png)
万葉集・・言霊の歌は3首。
巻13・3254 柿本人麻呂
磯城島の大和の国は言霊の助くる国ぞま幸くありこそ
しきしまの やまとのくには ことだまの たすくるくにぞ まさきくありこそ
万葉集 巻5・894 作者不詳
冒頭
神代より 言ひ伝て来らく そらみつ 大和の国は 皇神の 厳しき国 言霊の 幸はふ国と 語り継ぎ 言ひ継がひけり
かむよより いひつてくらく そらみつ やまとのくには すめかみの いつくしきくに ことだまの さきはふくにと かたりつぎ いひつがひけり
神代から言い伝えてきた大和の国は皇祖神の厳かな国。言霊(ことだま)が幸いをもたらす国と語り継ぎ言ひ継がれて来た国ぞ。
万葉集 巻11・2506作者不詳
言霊の八十の街に夕占問ふ占まさに告る妹は相寄らむ
ことだまの やそのちまたに ゆふけとふ うらまさにのる いもはあひよらむ
人々が行き交い噂が飛び交う四つ辻に夕方出向いて恋占いをやってみたら、まさに吉と出て、彼女は私になびいてくれると出たよ。
磯城島の大和の国は言霊の助くる国ぞま幸くありこそ
しきしまの やまとのくには ことだまの たすくるくにぞ まさきくありこそ
万葉集 巻5・894 作者不詳
冒頭
神代より 言ひ伝て来らく そらみつ 大和の国は 皇神の 厳しき国 言霊の 幸はふ国と 語り継ぎ 言ひ継がひけり
かむよより いひつてくらく そらみつ やまとのくには すめかみの いつくしきくに ことだまの さきはふくにと かたりつぎ いひつがひけり
神代から言い伝えてきた大和の国は皇祖神の厳かな国。言霊(ことだま)が幸いをもたらす国と語り継ぎ言ひ継がれて来た国ぞ。
万葉集 巻11・2506作者不詳
言霊の八十の街に夕占問ふ占まさに告る妹は相寄らむ
ことだまの やそのちまたに ゆふけとふ うらまさにのる いもはあひよらむ
人々が行き交い噂が飛び交う四つ辻に夕方出向いて恋占いをやってみたら、まさに吉と出て、彼女は私になびいてくれると出たよ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/da/0118b52feb1992b4ee6e22d6aca6e74a.png)
小林よしのり本のキャッチコピーは、2番目の歌から採ったようですね。
神代欲理 云傳久良久 虚見通 倭國者 皇神能 伊都久志吉國 言霊能 佐吉播布國等 加多利継 伊比都賀比計理
佐吉播布國(さきはふくに)を訓読と解説は幸はふ国、と表記、小林は幸うと表記。
だから、間違えたじゃないか~?笑。
お恥ずかしい。勉強になりました。
幸う
改めてさきわう、で国語辞典
さき‐わ・う〔‐はふ〕【▽幸ふ】
《「わう」は接尾語》
[動ハ四]幸運にあう。豊かに栄える。
「言霊ことだまの―・ふ国と語りつぎ」〈万・八九四〉
[動ハ下二]幸運を与える。栄えさせる。
「いかしの御世に―・へ奉まつれ」〈祝詞・出雲国造神賀詞〉
[動ハ四]幸運にあう。豊かに栄える。
「言霊ことだまの―・ふ国と語りつぎ」〈万・八九四〉
[動ハ下二]幸運を与える。栄えさせる。
「いかしの御世に―・へ奉まつれ」〈祝詞・出雲国造神賀詞〉
さい‐わ・う〔‐はふ〕【幸ふ】
[動ハ四]《「さきわ(幸)う」の音変化》幸運にめぐりあう。栄える。特に、女性が結婚をして幸せになる。
「御娘八人おはしき。みなとりどりに―・ひ給へり」〈平家・一〉
ご教示感謝です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/3c/9c9a98b6f2f2e9d55e400bc59ed66028.png)