「皇女」創設が憲法問題を含めた新たな論議に:愛子さま20歳、眞子さま30歳となる2021年の皇室12/25(金) 15:01配信 斉藤 勝久 nippon.com
なんとも意地の悪いタイトルですね。筆者の人柄が伝わるようです。
しかし、何故そんなに「女系天皇」への道を拓きたいのか。
一つ、直近、公務する皇族が減少する。
一つ、男系男子に拘れば将来継承者がいなくなる。
女系天皇の実現を画策する者は必ずこの二つをその理由に挙げる。
オカシナ言い分だと思う。
皇族が果たすべき役割とはなんでしょう?
憲法には天皇の国事行為について規定がありますが
皇族についての言及は何もありません。
皇室典範第一章 皇位継承(第一~第四条)第二章 皇族(第五~第十五条)第五条 皇后、太皇太后、皇太后、親王、親王妃、内親王、王、王妃及び女王を皇族とする。
皇室典範の皇族の章には皇族の範囲と皇族の身分の取得と離脱についてしか書かれてありません。
宮内庁ホームページには、「皇室の御活動」として、天皇が国事行為をなさる様子の他、各皇族方のあちこちへのお出ましの様子と総裁職等が羅列されているだけです。
最近TVで、ある識者が「皇族には天皇と国民の仲立ちをする役割がある。」と解説していたので、それらしいことが宮内庁ホームページのどこかに書いてあるかと探したのですが、見つかりませんでした。
皇族の役割は天皇と国民の仲立ちをすること。
まあ、確かにそういう見方にも一理はあります。私もその見方は好きです。
天皇の本来の役割は神と人との仲立ちをすること。ですからね。
しかし、現在の皇族が「天皇と国民の仲立ちをするのだ」という使命感をもっておられるかと言えば、どう見てもそうは見えない。
2,3違う方もいらっしゃるようですが、殆どの皆様御自分の都合と御自分の社交の場のお付き合いを最優先として動いていらっしゃるように見えます。
この一年コロナで皇族のお出ましは殆どなくなりましたが、国の動向には何の影響もありませんでした。
してもしなくても国民の営みに何の影響もない公務なら、公務の担い手が不足すると騒ぐ必要があるのでしょうか。
限られた人数で出来ることをできるだけすれば済む話です。なんなら無理に公務していただかなくても国民は大丈夫です。
天皇が皇居に健やかに居まして、国の安寧と国民の幸せをひたすら皇祖神に祈っていてくださると思うだけで、ほっと安らかな気持ちになれますから。
男系男子に拘れば将来継承者がいなくなる。
拘る必要があるから、拘っているのです。根拠も無いのに闇雲に拘っているわけではありません。
現在、悠仁殿下という若い継承者がいらっしゃるのですから男子継承者を増やす手立てを考えるほうが先でしょう。
何故、男子継承者が絶滅すると決めつけて考えるのか。
それは、男系男子天皇を廃して女系天皇を立てるに拘っているからでしょう。
何故、そんなに女系天皇に拘るその根拠は?
成年皇族となる愛子さまへの期待(2021年12月1日誕生日を迎え20歳になった)愛子さまはその後、宮中の主な行事に天皇、皇后両陛下のそばで臨席することとなる。両陛下のお楽しみも増えていくはずだ。国民と皇室の間に溝が深まっているとも言われているだけに、愛子さまが新風を吹き込んでいかれることを、多くの国民が期待している。(斉藤勝久 ジャーナリスト1951年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。読売新聞社の社会部で司法を担当したほか、86年から89年まで宮内庁担当として「昭和の最後の日」や平成への代替わりを取材。 )
国民との間の溝を深めた一因は愛子様の御両親である天皇皇后の姿勢にもあると思うのですが。
愛子様はお可愛らしいですが、新風を吹き込むという類いの期待はできません。らしくないことはなさらずに、ただ穏やかにお健やかに、ふんわりとそこにいらっしゃるだけで充分です。
あれ?これがそれぞれに自己主張が強そうな各宮家の姫君達とは違う新風なのでしょうか。
しかし、どんなに愛子様が可愛らしいかたでも女系天皇の始祖にしようと画策してはいけません。
このジャーナリストはペンの力で密かに女性宮家設立、女系天皇擁立を画策しているように感じます。