11月24日
あの状態で何も処置をしないで、まいすは手術までもつのだろうか?
と不安な一夜を過ごしたが、朝になっても何も連絡はない。
てことは、とりあえず生きてるんだよね、と言いながら病院へ。
執刀する若い男性の獣医師から説明を聞く。
前日の話ではいくつかのプランがあったが、少し話が違っていた。
高齢であることや状態を考慮し、短い時間で手術を行いたいこと、
左側にある小さい石は、尿管が細すぎて取り除くのは無理であること、
そうすると、おそらくステントも腎瘻もせず、右側の石を取るだけを目的とする
手術となりそうな感じであった。
この日の朝の数値
BUN 185.6(さらに上昇)
CRE 16.4(少し下がった)
IP 12.4(さらに上昇)
手術前に面会した時のまいす。胸水が少し溜まって呼吸が早かったので、
酸素量を調節できる集中治療室に入っていました。
手術の予想時間を聞くと、石を取るだけなら早ければ2時間くらいとのこと。
そこでまた4階のラウンジで、食べたり雑誌見たりメールしたりしながら待った。
最初の2時間くらいは余裕で待っていたのだが、3時間を過ぎた頃からじりじりしてきた。
4時を過ぎて、周りの人がどんどん名前を呼ばれて減っていくのに、いっこうに呼ばれない。
いくらなんでも遅すぎないか?2時間て言ったのに。
居ても立ってもいられなくなり、意味もなくウロウロ歩き回ったりした。
考えてみれば、何か異変があったら呼ばれるのだから、呼ばれないというのは
まだ手術が終わっていないだけなのだが、そう思う心の余裕がなかった。
結局、終わって先生が出てきたのは5時半頃。
ラウンジには、もう他に誰もいない。
時間がかかった理由は、石のある場所が悪く、取ろうとすると腎盂部分にコロンと入ってしまい、
取るのに相当苦労したからなのだった。
諦めてステントを入れることも考えたが、スコープを使って確認しながら、
やっと取ることができたのだそうだ。
かかりつけの主治医が、場所が難しくて自信がないと言ったのは本当なのだった。
石を取り出したほか、膀胱に砂状に溜まっていた石もきれいに掃除してくれた。
時間はかかったが、手術は問題なく無事に成功したようだ。
説明を聞き終わって、まいすに面会。
さすがにぐったりしている。麻酔が醒めて寒いのだろう、フリースにくるまって
震えていた。
小さな身体で5時間の大手術に耐えたまいす。ほんとによくがんばったね。
まいすを苦しめていた石。ストラバイトではなくシュウ酸カルシウム結石であることが
後日判明した。