12月1日
午前中に病院から電話がなかった。てことは、予定通り退院だ。
先生の手が空きそうという午後の時間に病院へ。
呼ばれるまで、入院中のまいすのそばで待つ。
看護師さんは「処方食フードに飽きたみたいで、朝からあまり食べないんですよ」と言う。
もともとカリカリの方が好きで、元気なときでもウェットはあまり食べなかったからね~。
ケージには、ウェットの他にロイヤルカナンの腎サポが10粒ほど置かれていた。
一度出してみたら、すごい勢いで3、4粒食べたけどそれだけだった、とは聞いていたが。
やっぱり食べていない。
ところが面会に行き、手で1粒ずつ口に持っていったら、あっという間に10粒完食。
まだ食べそうな感じ。
実はまいす、残していても、手から1粒ずつあげると食べるんだよね~。
家でもいつも、残したフードはこうやって食べさせているのだ。
過保護じゃないよ。
目が見えにくいうえに歯がなくて食べるのが下手で、口に入れてもこぼしてしまうことが多く、
そのうち食べるのをやめてしまうから手伝ってあげるんだよ。
腎不全は食べないのが一番よくないから、こうして必要量を毎日確実に食べさせて、
2年半好調を保ってこられたのだ。
だけど2週間前に具合が悪かったときは、どんなに目の前に近づけても顔を背けるだけだった。
それがいつものように手からパクパク食べるんだから、かなり回復しているんだと嬉しくなった。
この日の数値
BUN 49.4
CRE 3.59
IP 7.0
点滴をやめたのでやっぱり上がってしまったが、これくらいなら家で過ごすのに問題はないだろう。
抗生物質の飲み薬を2種類、10日分出された。
今後は食欲と数値を見ながら皮下補液をしていくこと。とにかく食べるのが大事である。
結石はまたできる可能性があるが、結石予防のフードはタンパク質が高すぎて今のまいすには
よくないので、今までどおり腎臓用フードを食べさせること。
つまり今後の結石の予防と、寿命が尽きるまで腎臓の機能をいかに保つかを秤にかけると、
腎臓を大事にした方がいいということだ。
当面の予定として、一日おきに皮下補液をし、木曜日にかかりつけ病院で血液検査。
一週間後の日曜日に抜糸と検査ということになった。
こうしてまいすは一週間ぶりに家に帰って来た。
帰宅してコタツに入り、すぐにドライフードを5gくらい食べた。
病院でも食べたから、もう食欲は戻ったのだとすっかり安心したのだが、この後、
ドライフードはちっとも食べなくなってしまった。
とにかくコタツで寝っぱなし。
頻尿だから1時間ごとくらいにトイレに出てくるけど、すぐコタツに入ってしまう。
この一週間ものすごく疲れたのだろう。家に帰って安心したのかな。
食べることが重要なので、処方食でない美味しそうな缶やパウチのフードを食べさせた。
カロリー摂取には足りないけど、そういう嗜好性の高いのはけっこう食べてくれた。

退院した日の夜。
まあこれくらいリラックスして寝ていたので、調子が悪いわけではないのでしょう。
病院でオムツを貰ったけど、ちゃんと自分でトイレに行っていたので、使うことはなかった。