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犬猫ネタがないので、主に見た映画と食べたものを記録するだけのブログ

演劇鑑賞

2015-06-21 21:05:11 | お出かけしたこと




まだ足がパンパンに腫れていた6月14日、世田谷パブリックシアターで
「敦-山月記・名人伝」を鑑賞しました。

ラルママさんとYちゃんは、待ち合わせまでに軽~くビール飲んでたようですが(笑)
ばまちゃんの注射をしてから出かけなければならない私は参加できず。
まあ抗生物質を飲んでた時だから、諦めもついたけどね(笑)。

お芝居は前から2番めという良席で、萬斎さまのお姿はバッチリ!見えましたよ。
ポスターはいまいちだけど、中島敦を演じるスーツ姿の萬斎さん、とてもかっこよかったな~。

このお芝居は2005年の初演から、今回で3度目です。
観たいと思っていたお芝居だったので、再演されると知った時は嬉しくて、
絶対に頑張ってチケットを取ろうと誓ったのでした。

私は中島敦の小説が好きなのです。
初めて読んだのは高校の教科書にあった「山月記」。
文章が格調高く、「臆病な自尊心と尊大な羞恥心」という言葉が、自意識過剰で多感だった
高校生の私の心に響き、衝撃を受けました。
国語の先生が「名人伝はかなり大げさで面白い」と言ったので、さっそく文庫本を買って読んだら、
本当に「そりゃあり得ないだろー!」と思わず突っ込むくらい、今の言葉で言うと
「話が盛ってあって」面白いのでした。

今回の観劇の直前に、もう一度「山月記、名人伝」を読み直してみました。
その文章が頭に残っているうちに鑑賞したことで、さらに面白く観ることができたなあと思います。
山月記を学校で習った高校生がこれを観ると、授業もずいぶん楽しくなるんじゃないかな~。
全然関係ないけど、ミスチルが最近出したアルバムの中の「Starting Over」という曲を聴くと、
なぜか私は「山月記」が頭に浮かびます。

お芝居は前半が山月記、後半が名人伝で、山月記は内容が内容だから重く暗い話なのですが、
名人伝になると一転、大爆笑。
いやホント面白かった。笑いました。免疫力上がりました。
萬斎さまも相変わらずステキだったし、足の痛みも忘れて楽しんでまいりましたよ。

遠くに行かずに萬斎さんのお芝居を観られる幸せ。
世田谷区民でよかったと思う今日このごろ。

コメント (4)
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