国立映画アーカイブで開催中の『ぴあフィルムフェスティバル』に行ってきた。
私が見たのは『生誕100年 増村保造新発見!』という特集。
『動脈列島』(1975)
新幹線の騒音被害がテーマ。
『新幹線大爆破』と同年の公開なんですねー。
『曽根崎心中』(1978)
宇崎竜童の映画デビュー作品。
まだ下手だな〜と思って見てたけど、梶芽衣子さんは「宇崎さんが素晴らしかった」と仰っていた。
一番印象に残ったのは九平次役の演技で、あまりにも憎たらしくて殺意をおぼえた
2本立てトークショー付き。
涼しい映画館で半日過ごして1300円(早割)。
なんと経済的な娯楽であろう。
昼ごはん食べる余裕はなし
昼ごはん食べる余裕はなし
梶芽衣子さんはガラッパチ感あるなーと思ったら😁、神田の生まれ生粋の江戸ッ子だそうで。
司会の工藤監督の質問への回答がどんどん脱線していくので、トークショーは20分も時間オーバーした笑
増村監督は東大法学部で三島由紀夫と同級生。
三島由紀夫主演映画も撮っている。
イタリアに留学し、フェリーニやヴィスコンティに師事したすごい経歴の人。
有名な巨匠にはならなかったけどね。
増村監督は『兵隊やくざ』や『陸軍中野学校』のシリーズを世に出した人で、大映を支えた監督というイメージが私にはある。
後方の席だったから、きれいに撮れなかったけど
梶さんはスタイルがよくてお綺麗でした(胸がないって言ってた笑)。
梶芽衣子さんと言えば、私にはやはり『鬼平犯科帳』のおまさですよ。
『曽根崎心中』の後、梶さんは増村監督に「今後何をすればいいでしょうか」と聞いたら「歌舞伎」と言われた。
それで歌舞伎を見まくったそうです。
そこで「間」を意識するようになった。
吉右衛門さんの「間」は完璧だったと仰ってましたね。
お腹空いたけど楽しい半日でござんした
原田美枝子さんが登壇した回もあったようです。
梶さんはスリムでした。
ハッキリ物を言うので、生意気だと評判になった新人時代とか、面白い話が聞けました。
ネットのニュースにも少し出ていました😄