ミカ 「あいつに似てたらどうだってんだよ?」
ヒロ 「うん。ウイの像だったら絶対、変なポーズでカッコつけてるはずだし」
ミオ 「そんな…、え? そういうこと…?」
ヒロ 「あ、それで、面白がって落書きされたりする!それでこそウイの銅像、みたいなあれで」
ミオ 「はぁ」
ミカ 「…いやお前、そういう…」
核心的な会話をしたいような、したくないような、ミカの葛藤。
そういえば。
天使ツアーズの御用達の宿は、リッカの宿屋じゃなくて、終始、ニードの宿屋だ。
泊る時は、ここ。
セーブする時は、草原か橋の下。と、こだわりがある。
というのも。
リッカちゃんがセントシュタインに行ってしまって、
あの広い家におじいちゃんがひとりぼっち!!
という状況がなんだかさびしかったので、ちょいちょいとおじいちゃんの顔を見に
ウォルロ村まで足を延ばし、ついでに泊っていた、というわけだ。
(あと、村のチビすけにも、もっと遊びに来てよ~、とせがまれるのが可愛くて)
この辺くらいまで、ニードの宿屋は 「良くも悪くもない普通の宿屋」だったように思う。
噂では良い評判の宿屋だと聞いていたのに…、と旅人ががっかりしている。
(良い評判の時は、リッカちゃんが切り盛りしていたからね)
それが。
ダーマを攻略したくらいから、「食事も出ない最悪の宿屋」になってしまう。
掃除をしてない、シーツも替えてない、従業員の対応は劣悪。
なにやってんだニード!しっかりしろー!!
と、やきもきしたものの(リッカのおじいちゃんもやきもきしている)、
「おっ、なんだよ、来るなら前もっていえよ、みずくせえなあ」
とか言われると、くっ!可愛い奴め!と全てが許せてしまうのであった。
そんなニードは、このあと「宿王グランプリ」を目指すため
(というか、おじいちゃんに無理やり目指させられるため)ますます目が離せなくなる。
ああ!ニード!!
と、目頭が熱くなること請け合い!
もちろん、天使ツアーズも、全力で彼の成長を見守る所存だ!お楽しみに!!
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