お屋敷で働く人たちは、主人らの世話が仕事なので仕事に対していちいち感謝を述べられることがありません
しかしウイたちからすれば、自分たちでもできることをやってもらっている、という感覚になるので
いちいち「ありがとう」が口から出てしまいます
最初のうちはミカも「アリガトウは言わなくていい」といちいち注意していたんですが
(屋敷の中にない習慣を持ち込むことで弊害が出るのは予想済み)
注意されてもついうっかり言ってしまうウイたちなので、途中から面倒になって放置してたっていう状況です
いちいちいちいちありがとうを言われまくっていた数日間
ウイたちが去って行って、ちょっと心に穴が開いてますが
勿論彼らはプロなので!すぐに平常通りになると思われます
絶賛に次ぐ絶賛、の方もまあ同じような感じで
ごくごく当たり前の仕事をしているだけなので、それを褒められたりすることもないのですが
例えば
花を生ける時には花粉をとる、とか、階段で絨毯に足を取られないような措置がしてある、とか
ナフキンの折り方が食事の雰囲気に合わせて毎回違う、とか、部屋の照明も時間によって切り替えられている、とか
重箱の隅をつつくがごとく細かいところまでウイたちが気づいて褒めてくれるので
別にそんな大したことしてないんだけど、と思いつつ、なんだか嬉しい気持ちが抑えられない、っていう感じです
っていう4コマを描こうかと思ってたのですが
一番描かねば!と闘志を燃え滾らせていた夜会で情熱が燃え尽きてしまったのでしょうか…
なんか蛇足のような気がしないでもないな、と思ったので文字で補足でっす
あと
書き漏らした!!ってしばらく焦っていたものの、どこでフォローしようか悩んでいたら夜会終わっちゃったよ!
っていうのが、シェフの話なんですが
今からさかのぼって入れるのもアレなので、これもここでちょっと補足
ウイたちの初めての晩餐でシェフと事前に色々打ち合わせないまま晩餐の用意をさせてしまい、
結果的に色々面倒をかけてしまった事に対して、ミカがシェフに謝りに行きます
(あ、謝ると言えばついでに、ヒロがブーメラン投げた時も庭師に謝りに行ってます)
(ミカは、従者たちの仕事によって侯爵家が維持されている、という様な教育を受けているのでそこはキッチリです)
ついでに、これから滞在中の食事に関しては、簡素なもので良いから、という申し渡しも行います
が
シェフ
「それが絶対のご命令という事であれば従わざるを得ないのでしょうが
若様がこちらを慮っての事であるならば、その様にお気を遣わせてしまった我らの不十分でございます」
っていう頑固な返事からの
シェフ
「我らは侯爵家という名のもとに食事を提供させていただいてる以上、簡素であれという指示には
従いかねます」
「どのようなお客様も侯爵家としてのご招待を疎かにしていいとは考えられません
必ずや!侯爵家の名のもとに!水準を下げることなく皆様のお口に合う料理をご提供させていただきます!!」
って激しく拒否られて
ウイ 「ミカちゃん家って皆すんごい頑固だね」
ミカ 「…せめて誇り高いと言え…失礼だろ…」
っていうミカ敗北の4コマがありました
ミカはウイたちを家に連れてくるにあたって従者たちに
「庶民がくるので」「上流階級なみのもてなしでなくていい」「むしろもてなしとかしないでほしい」
的な話を通してはいたんですが、それらのどれもこれもが、このシェフのように
「とんでもない」「お客様を区別するなどあり得ない」「侯爵家に勤める以上それはできません」
とことごとく拒否られて、「俺の指示が全然通らねえ」って嘆いているのが「ミカの家族に乾杯12」なんですよー
この記事、一年前ですからね…怖いですね…
ともかく一年かかって、ようやくミカの家を描き切りました
余りにも長すぎて、正直、何か描き損なっていてももうわかんないや(゜-゜)、って感じですが
ミカの周辺事情は大まかに描けた気がするので、とりあえずいったん、閉めますね!
何かおかしかったら突っ込んでください
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コメントにお返事のコーナー
■貴沙羅サン
お久しぶりでありがとうございます!
ホント、子供の時の7年と違って、大人の7年なんて一瞬ですね
とか言いつつミカの話の中では1週間たってないっていうんで、もう時間に関しては何がなんやら解らんです(笑)