はい!押しかけ従者の前半戦が終了です
次からは旅に押しかけ従者の後半戦が始まリマス!
て事で、前半戦の補足
補足という名の反省会です
本当はこう進めたかったんだけど無理だったわあ!っていう嘆きなので(しかも長いので)
無駄話がお好きな方だけお付き合いくださいませマセ
いつもどおり、本編には影響ありません
さてさて今回の話
天使ツアーズ世界観の設定をあちこちあやふやにしたまま突き進んでいるので
補足も何も雰囲気だけお楽しみくださいという姿勢に変わりはないのですが
(対外交という部署名さえ決めきれずに仮名称だし)
一応、4コマにした事で色々切り捨てした部分を順番に書き残しておきましょう!
サリスが押しかけてきた理由は「君の糸」と「押しかけ従者6」に記した通り
その後
ミカのおじいちゃんが、サリスが来てくれたことに対して顔を見せに来ていますが
この後のレネーゼ侯爵家の従者に対する見解をばっさりカットしました
理由としては、ひたすら説明くさい!っていうのと
4コマに仕立てる都合上、4コマ目をオチにしないといけないので
オチで若者二人が年配者に対しておちゃらける、もしくは話を茶化しまくる
という流れが延々続いてしまっては不快感しか生まないのでは、と気をまわした次第です
その辺を上手に処理できない技量不足問題
カットした内容は
レネーゼ侯爵家としては、今のミカのお遊びを許すのは成人まで、というのが基本姿勢
そのために正式に従者を迎え入れるのはその時、と考えてはいるものの
勿論ミカがサリスを望むならいつでも従者として迎える用意はある、という会話部分
そう言った話がおじいちゃんとサリスとの間にあったものとして
場面転換で、対外交へ
侯爵家としての正式な従者であれば城にも届け出ているので不都合はないですが
サリスを試しに従者として使ってみる、という程度ならそれが許されるかどうか確認はしておきなさい
というおじいちゃんの勧めで執務室へ二人で乗り込んできました
ここで、サリスとヤンの無駄な言い争いを描くべきか否かを、非常に!悩みました
私、毒にも薬もならない善役を描くのは苦ではないのですが悪役を描くのが非常に苦手です
チンケなギャグ要員としての悪役とかはまあそこそこいけるものの、
本気で人の心をえぐってくるような悪人が描けません
(そんなのが出てきたらキャラよりも先に自分に大ダメージがくる始末)
なので話が全部ぬるぬるなんだよなあ…と困ってはいるものの
言い争いシーンを作り上げる労力を考えて「やだコスパ悪そう…」って
尻込みしたのが、理由の一つ(努めれば書ける)
もう一つは、サリスがヤンを軽く見てミカの前で蔑み、思いっきりしくじっている所は
「押しかけ従者5」で描いてしまっているので、そこで学習したサリスが
またもや、ミカを前にしてヤンを蔑んだりするかな?とやや疑問が生じまして…
このネタを考えていた時はまだ貴族のやりたい放題おぼっちゃまの一人、程度の設定だったので
ミカに重宝されているヤンに無駄に対抗心を燃やして張り合ってからの上から目線で言いたい放題、
という事が出来たのですが、いざキャラに名前がついてサリスという人格がSSで生まれてしまうと
この子はそこまでバカをやらない気がする、というイメージまで生まれてしまいました
前半戦を終えた今、改めて話の流れを追ってみれば
下を蔑む貴族の傲慢な性質からはそう簡単には抜け出せない、という世界観も込めて
あえて二人の間の軋轢を描いておいたほうが良かったのでは、と思ったり…
このサリスとヤンのいがみあいをカットした事で、最終サリスがヤンにごめんね!っていうコマが
今ひとつ重みがなくなってしまった、という弊害があったり…
という消化不良な感じなので、ここで補足です
サリスとヤンの仲は、ミカを挟んで複雑な牽制(まあサリスが一方的に)関係という事で
そんなやりとりの只中にアルコーネ公爵が登場
現代風に、ミカは高校生、サリス大学生、ヤン社会人、という構図だと
アルコーネ公爵は一大企業の総責任者、って感じなので
ミカとサリスを見る目は、「職場体験にきた小中学生」程度の軽いものです
本気で相手にしてはいませんし、休憩時にちょっと絡んで暇潰そうかな、的な登場
…キャラのことを4コマ外で描いていいかどうか悩みつつ、…まあ描くんですけど
公爵はサリスの事も覚えてなんかいません
会ったかどうかも疑わしいですが、公爵ほどの地位なら多くの諸侯たちがへいこらするのは日常で
公式の場から非公式の場までひっきりなしに関係者が訪れてきます
まあ会う事もあるだろうしね、みたいなテキトー挨拶です
スカートの陰に隠れてた初々しいエピソードも、本当にあったかどうか
全く別人の話か、完全に公爵の作り話か、定かではありません(本人ももう分からない)
要は、「うわ!公爵様がそんな小さい時に会った私の事覚えててくれたなんて!!」と
単純な感動を相手が勝手に抱いてくれる、っていうだけの仕掛けです
サリスもこれにまんまとハマって、「俺は覚えてないけどそんな事あったの!?」状態
この手のエピソードは相手を見て、いろいろなバリエーションを持っている公爵です
それを駆使して相手を懐柔しようとしているかといえば、そうでもなく、
上の者として下の者を喜ばせてあげる習性みたいなもの、…単なるサービスです
公爵ほどの地位ともなれば、もう下々のことなんかどーでも良いよ好きにして良いよ、なので
ロックスターとかが舞台上から「お前ら愛してるぜー!」って叫んでるのと変わりません
相手も「今○○と目が合ったわ!あれ私に言ったんだわ!!」ってトチ狂…、失礼、感激状態に陥るのと同じく
対して、口数少なく「オットリーの下の子か」って言うミカのおじいちゃんの方は
ちゃんとサリスのことを認識してます(まあ侯爵仲間だし)
嘘は口数が多くなる、っていうアレですね
えー、話が逸れました
その後、公爵がミカに説教めいた事もやってるんですがコレも別にミカの為ではなく
その場に合わせて適当にそれらしい話をしてるだけです
公爵にとってミカはあくまでも「職場体験に来ている小・中学生」みたいなものですから
本気でミカに説教したいわけでも、ミカに成長して欲しいわけでもないのです
昔、脳内で作ってそのまま形にする事もなく消え去った公爵とヤンのSSがありましたが
山のものとも海のものともしれないものを育てる気は無いよ、というアルコーネ公爵の主張に
ヤンが戸惑い、そんな扱いを受けてるとは知らずに真面目に任務をこなそうとするミカを不憫に思う、
という内容だった気がします
今のところ公爵は、ミカを一時預かっている、という認識でしかありません
どこの宅でも扱いかねる猛獣を、うちの庭は広いから放し飼いで預かってあげるよ、という感覚です
庭で放し飼いしても暴れれば力ずくで抑え込める、脱走しても簡単に仕留められる、そういう自信
誰かが引き取りにくれば喜んで譲るし、引き取りに来ないなら飼い殺しです
飼い殺しにされたくなければミカ自身がその状態に気づき、
それを覆すために何らかの主張をしなければならないわけですが
それをどう言ってやればミカの誇りを傷つけず、レネーゼの家名を汚さず伝えられるのかと悩むヤン
(公爵は気にしないでしょうが)公爵の対面も考えなければならず、ヤンの気苦労は
ミカが訪問してくるたび(そこに公爵が乱入してくるたび)天井知らずになっております!
このミカとヤンと公爵の三すくみ状態は、この後、ヤンの家に遊びに行くぞ編で完結を迎える予定
なのでまあここではこんな程度でいいかな、とアルコーネ公爵退場
何しに来たんだ、と思っていただければ正解です
それから「押しかけ従者14」で、ヤンは「補佐官の言は気にするな」的なことを言ってますが
公爵のテキトー説教と補佐官の暴言に対する一応のフォロー
コマに入りきらなかったので、後で描き直すか、と放っておいたのを今思い出しました
「公爵はあなたが対外交を引っ掻き回して活気づけてくれていると喜んでいますので」
的なセリフを「仕事中毒云々」の代わりに入れないとダメだったんでした
補佐官の暴言を流せと言いつつ、公爵もあなたを気に入っているようですよ、と二重にフォロー
ミカの公爵に対する印象を損ねることなく、やる気もアップ、を狙ってます
…曲者ばかりに囲まれて日々鍛えられているヤンの有能っぷりを描いてやりたいんですが
(そうでないとミカがどうしてあそこまでヤンがいいか不思議だし)
(あ、ミカは勉強大好きなので、ヤンが対外交についての授業をしてくれるのが楽しい状態ですわ)
なにせ私が有能で無いので、キャラたちの優秀面がちっとも優秀に見えない事態に陥っているわけで
毎度すみませんが、脳内で有能さにスキル全振りしておいてください…
以上かな
コレで大体の、4コマで描けなかった部分、は書けたと思います
次から後半戦で、サリスとウイたちのお気楽道中編が始まりです
話数的に、年内に終わるか、年始にもつれ込むかがかなりギリギリな予測…
20日にドラクエビルダーズ2が出るんです
出るんですよ
年末にイッチバンやばいの来たわー!!!!
今年の「第九」合唱【歓喜の歌】は私のために鳴り響くんだわぁあぁああ☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
ってワクワクに押し負けないように踏ん張りたい所でっす
年末にたわごと
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