ツォの浜完結編終了です。
途中からツォの浜と関係なく、ミカの素性話に終始してしまいましたが…
その土地で彼等は何を得たか、というのが完結編なので
それを恥も忍ばず(開き直った)補完いたしますと。
この4部作では、大分ミカのセリフを削ったので、やや解りにくいかもしれませんが
ミカは貴族の子息(公・侯・伯・子・男、の爵位がまだ不定ですが、侯爵か伯爵、くらいで)の予定です。
ウチのサイト独自の世界観としては
この国で、貴族の子息は、10歳前後からまず王室の少年騎士団に所属します。
表向き、強制ではありませんが、ミカの説明にあるように
王室と貴族側とのより良い関係の為に、まずは王室への顔見せの意味での入団です。
ここで成績や適性を見極めて、選ばれた人たちが近衛騎士団に上がります。
大体、16~7歳くらいからかな。近衛騎士団の中で扱いはぺーぺーです。
近衛騎士団に所属していると勿論王や王室の覚えもめでたいですから(毎日顔つき合わす)
貴族の息子の、社交界デビューみたいなものです。
ここで手柄を上げたり、実績を積んだりして腕を磨いてぺーぺーを脱出。
さらに自分の実力を認められるような部署に移動を希望したり、
自分の領地を治めに行ったり、親の跡を継いだりして、25歳くらいまでには大体、
退団します。
貴族たちの近衛入団目的は、あくまでも、「王さまに気に入ってもらえること」なのです。
そういうわけで、
ややお遊び的な(というと失礼ですが)貴族近衛兵たちと、
一兵士から手柄をあげて実力で入団した一般近衛兵たちとの、軋轢やら反発、
王に取り入りたい貴族間とのしがらみやらで、内部は結構ドロドロです。
(この辺りを、ミカの気質ではうまく立ち回れず問題児になっている、と、ヒロは読んでいる)
わりとほのぼのした暢気な3人に、このドロドロした世界を教えたくない庇護欲と
それを知らせることで、この暢気な関係が壊れてしまいそうな不安感があって
ミカはあまり自分の事を語りたがらず、
他の3人も、「触れられたくないんだろうなあ」と薄うす感じながら旅してたんですね。
今まではね。
だからウイたちは、まずミカが話をしてくれるのが嬉しいんです。
その辺り、双方の感情をヒロは汲み取っていて、ムードメーカー精神を発揮、
ミカが話しやすいようにふざけて見せてます。
(本気で近衛になりたいわけじゃないんですよ?)
ツォの浜の事件で少し、彼らの関係が深くなってます。以上、補完。
…。
てな感じのミカの設定を詰めていたので、この「国」を
セントシュタインに決めてしまうと、かなり激しく!脂汗ものなんですが…
も・う・ひ・き・か・え・せ・な・い・!!
(しかもセントシュタインは歴史的にも複雑な王家ですしね…後々絶対首絞まるさ)
このミカの詳細を出さずにだましだまし続けていたほうが良かったのかどうか
(わざわざ出さなくてもストーリーに支障はないんだし)
もはや、やっちゃった今となっては、神のみぞ知る、ですよ?
でもこの世界に今、神はいないんですよ!(がーん)
たっけて~グランゼニウス!!
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