夜の翼

オーディオ、音楽、車、ケータイなど好きなことを気ままに綴るブログです。

フレッツ光転換の顛末

2016-09-05 11:57:07 | 通信

考えてみると、インターネットを始めてそろそろ20年経とうとしております。
通信回線の変遷も一通り経験してまして、初めはもちろんアナログ回線のダイヤルアップ従量制でした。
一番最初は住んでいた市内にアクセスポイントがなく、隣接エリアにしかなかったためエリアプラスというオプションを付けてましたね。
その後、転勤で実家に転居。当時の実家の電話はなんと黒電話(w)。
通信定額など存在するはずもなく、無線LANは国際規格IEEE801.11bの制定前(!)でしたね。
当時のモバイル通信の主流PHS(32kbps!)でしのいでおりました。



そうしたら、なつかしのiアイプラン3000(定額3000円で7500円分使えるというISDN向けのオプション(当時。現在はアナログ回線でもOK)。実はまだあるらしい。)が始まったので、
実家の回線をアナログからISDN回線に変更してもらったのは遠い昔。
ISDN回線のためTA(!)とはシリアル接続(w)となるわけですが、
当時存在してた無線シリアルなるものでパソコンのある部屋と離れていたTAを無線で接続することが可能となり、
インターネット環境は格段に快適に(それでも通信速度は33kbpsのままw)。
そういえば接続時間管理用の常駐ソフトで接続時間を管理してましたねー。



さらにしばらくすると当時としては衝撃の通信定額、フレッツISDNがスタート。
料金が下がったうえにインターネットが無制限で使えるなんて、ほんとにスバラシーと思ったものでした。
その後結婚しましたが、ちょうどそのタイミングでフレッツADSLがスタート。
通信速度が33kbpsからなんと1.5Mbps(www)と45倍に。
ちょうど引越し先がフレッツADSLの提供エリアになっていたので申し込むと収容局(なつかしすぎ)から遠くて接続が保証できないからという理由でNTTから契約を断られ、
渋々フレッツISDNで我慢しておりました。
結婚して自宅にパソコンが2台となったため、ISDN回線用の無線ルーター(w)を導入したのはいいものの、
まだIEEE801.11bに正式対応した無線LAN用のPCカードがほとんどなく、PC側でももちろん対応していないため、
メーカー独自のドライバーを使わなければならず、とにかくトラブル続きで苦労した記憶があります。


そうこうしていいるうちに、市内で引越しすることとなり、その頃にはADSLも無線LANも普及してきたので、
フレッツADSLと無線ルーターという組み合わせでしばらく使っておりました。
フレッツADSLも最初の1.5Mから8M→モア(12M)→モアⅢ(47M)とグレードアップしていきました。
収容局は遠かったもののノイズが少なく比較的速度が出ていたので、怪しげなフレッツ光の勧誘をすべて断っておりました。集合住宅だったこともあったのですが。
その後戸建に引っ越すこととなり、そこは収容局からかなりの距離があったため、ADSLから乗り換え割引があるうちにということでフレッツ光に乗り換えました。
料金はだいぶ高くなりましたが、通信速度はさすがの光、速くなりましたね。
さらに豪雪地帯の町に引っ越しましたが、そこでは固定回線は光しか使えなかったため、継続してフレッツ光を使っていました。
固定回線を引くのがめんどくさい人は携帯で通信してましたね。

その後、地元に戻ってもフレッツ光を継続。レンタルしたONUに無線LANカードが付いていましたが、無線ルーターを持っているのでそれは使用していませんでした。
固定電話はひかり電話。これで特に問題もなく使っておりました。

光回線も最初はNTTのみでしたが、ほかの大手キャリアも光回線を扱うようになり、
上さん用に契約しているauからの勧誘がかなりしつこいのです。
インターネットプロバイダーは初期はInfoSphirerを使ってましたが、その後ぷららにしてずっとぷららを利用。
いまさらメールアドレスは代えようがありませんから替えるつもりもなかったので。
ただ、インターネット回線とプロバイダが別契約なので少々煩わしかったのと、フレッツ光のポイントバックの処理が面倒でした(ポイントは全てフレッツ光料金の割引に利用)。
そんな中久しぶりに見たぷららのHPで「ぷらら光」なるものを発見。契約が一本化になるし、
フレッツ5年目のポイントを差し引いてもお得な料金なので、あまり悩むことなく乗り換えることにしました。
乗り換え自体は非常に簡単。MNP並みとはいきませんが、ネット経由で手続きをして終わり。
乗り換えの費用は特にかからず。開通後も何が変わることもなく、そのまま継続して使えていました。

問題その1:料金が高い?
さて、ぷらら光に乗り換え後初めての請求がありました。特に申し込んだ記憶がなかったのですが、NTTの料金とまとめての請求になっておりました。
明細を見て、「ん?若干高い?」ホームページに記載されていた料金よりも若干高く請求されているのです。
ぷららに問い合わせたところ、使っていない無線LANカードのレンタル料金とのこと。いやいや、それは最初に言ってもらわないと。
交渉した結果、無線LANカードをNTTに返却することでOKとなりました。

今回分かったことなのですが、以前はフレッツ光を契約するとレンタルのONUに無線LANカードが必ずセットになっていたのです。
それが、いつの間にか無線LANカードのレンタルなしの「ギガラインタイプ」なるものができていました。
料金も無線LANカードがない分若干お安いです。これまでのプランは「スマートタイプ」として提供されてました。知らんかった。
今はノートパソコンに無線LANが付いているのが当たり前なので、無線LANカード付きでONUをレンタルする方が多いのでしょうけれど、
無線LANルーターを持っている人には無用の長物。知っていれば乗り換えたのに。
ぷらら光に乗り換えたことによって分かったことなので、まあよしとします。

問題その2:請求額が確認できない。

ぷらら光の料金は、NTTの料金と合わせて請求されていました。
これまでもWEBビリングで確認していたので、確認してい見ると、「仮解約」との表示が。
どうもぷらら光に乗り換えたので、NTTの契約上仮解約という扱いになっていたようです。
ぷらら光の料金は、ぷららのHPからも確認できるのでよいのですが、困ったのは継続して使用しているひかり電話の料金。
まあ、ほとんど固定電話では通話しないので料金はだいたいわかるのですが、それでも明細が分からないのは困りもの。
そもそも請求確認に必要な「お客様番号」が変わったかどうかすらわからないです。
問い合わせようとしてもWEBビリングを運営しているNTTファイナンスのお問い合わせ先は、平日9時から17時まで。しかも電話のみ。
休みを取らないと問い合わせできないですよね。

ともかく現在の「お客様番号」を確認しようと、土日も問い合わせができるNTTに問い合わせたら、電話ではお答えできない、ぷららに確認してくれと冷たい対応。
ぷららに電話すれば、長いこと待たされた挙句、全く要領を得ないお答え。
とにかくぷららで持っている接続情報を全て送ってもらうことにしましたが、いつまでたっても送ってこない。
(この件は、問題が解決してすっかり忘れたころに、担当者が引き継ぎをちゃんとしていなかったので遅れて申し訳ありませんとのお手紙と一緒に郵送されてきましたw。
 ぷららが把握してる接続情報にはNTTの「お客様番号」はありませんでした。当たり前ですね)。
しびれを切らしてもう一度電話すると、以前の担当よりは内容が分かっているらしく、
WEBビリングではなくでNTT本体でやっている@ビリングの方に申し込んでだめならもう一度連絡くださいとのお答えでした。
そういえば、引っ越した時にBフレッツからフレッツ光ネクストに契約内容が変わり、それに合わせて「お客様番号」も変わったのですが、
WEBビリングの方だけ申し込んで、@ビリングには申し込んでおりませんでした。
どうもぷららの担当の口ぶりからすると、同様の問い合わせがあるみたいで、その解決方法が@ビリング申込の模様。
現在の「お客様番号」の確認ができないままでしたが、NTTから「お客様番号」の変更の通知もなかったので、直近の「お客様番号」で@ビリングを申し込んでみました。
2週間ほどでIDの通知がはがきで到着。WEBでサービスの申し込みをして画面を見ると、「サービスが利用できません」的な表示が。やっぱりだめかと思ったのですが、
とりあえず請求時期になるのを待って再度アクセスすると、ようやく請求内容が表示されるようになりました。
正確には@ビリングで確認できるのは「ご利用料金内訳」なのですがもちろんOKです。
しかし、たまたま@ビリングを申し込んでいなかったのでよかったのですが、もし申し込んでいた状態ならばどうなっていたのでしょうか?
一番困ったのは、NTTの請求をNTTファイナンスに一本化したのはいいのですが、問い合わせ時間が平日昼間のみとは。
いまさら確認する気にもならないので電話しませんが。
それと、ぷららの受付体制のまずさ。昔ぷららがインターネットプロバイダを始めた時の状況と似ているような気がします。
比較的安い料金で人気になったのですが、とにかく電話がつながらない、速度が出ないという状況。
最初からプロバイダをぷららにしなかったのはそんな状況だったからでした。
当方は、ぷらら光乗換後に速度低下は起こっていませんが、ユーザー数の多い地域では乗り替え後の速度低下が起こっているようですね。
ぷらら光を始めたのはいいのですが、サポート体制強化、回線増強が追いついていないようです。
そのうち解消すると思いますが、料金が安い分そのへんにあまりお金をかけていない、かけにくいというのは、相変わらずなのかもしれません。

とにかく、現在フレッツ光を契約していてひかり電話を利用している方については、光コラボで他社に転換をする場合は要注意です。ひかり電話はNTTとの契約のままですから。
ひさびさに通信の手続き関係で振り回された次第です。