夜の翼

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スマホの料金プラン

2021-02-11 07:35:22 | ケータイ
PHSサービスが終了し、10年ぶりくらいに1台持ちとなったが、スマホの料金プランの見直しが喧しい。

ドコモがahamoで仕掛けた料金見直しにワイモバイルが新料金プランを発表した。
1通話10分まで基本料金にコミの部分をオプション化したシンプルプランというもの。
新規割などの期間限定割引をやめて、基本料金を下げるというUQモバイルを強く意識した内容だった。
自分のところは、かみさんをドコモからワイモバイルへMNPさせたばかりで、半年間の新規割引中。
かみさんはほとんど通話をしないので、準定額なしのほうがいいのだが、
新規割引の期間中は料金がシンプルプランと同額になるし、データも1年間1GB増量になっているので、新規割引が終わったらシンプルプランに変更すればいいだろう。
自分自身は、準定額オプションをつけるかどうか微妙な通話料だが、シンプルプランに変更したうえで準定額オプションをつけずに様子を見るかな。

そんなことを考えていたら、KDDIがUQモバイルで思い切った料金プランを打ち出してきた。
ahamo対抗のオンライン限定のpovoとは別に、従来からのプランを見直してきた。
通話込みの基本料金を主体としたワイモバイルに対し、通話準定額のオプション化に加え、家族割引をやめて、基本料金を押さえてきた。
その結果、通話は従量制になったものの、3GBのSプランで1480円となり、VMNO潰しといわれる料金になった。
余ったパケット翌月繰り越しはそのまま利用できるし、Mプランの容量も10GBから15GBに増量して2480円。

さすがにこれならUQの乗換も考えなくてはいけないかなと思ったが、ワイモバイルも手をこまねいているわけではなく、
このUQモバイルのプランに対応するため、既に発表していたシンプルプランをさらに見直してきた。
1 家族割引の増額
UQに追随して基本料金を下げるのではなく、家族割引の額を月500円から月1080円へ増額してきた。
この結果、1人だけだとUQの方が得だが、2人だとUQとほぼ同額、3人以上の利用だとワイモバイルの方が安くなる。
うちの場合は2人なので、UQよりも料金が高くなるということはなくなった。
 
2 シェアプランの継続
シェアプラン利用者としてはこの点が気になっていたが、シェアプランが継続となった。
ただし、シェアプランの料金が月額980円となった。シンプルMとシンプルLはシェアプラン割が新たに出来て、以前と変わらず月額490円で利用できる。
UQにはこのシェアプランがもともとないので、ワイモバイルだけのサービス。
 
新プランではっきりしてきたのは、家族の取り込みにこだわらなくなったUQと(結果として)家族での加入の優遇が継続されるワイモバイルというところだろうか。

うちのかみさんの利用状況だと、通話はほとんど使わず、パケットも月に1GB程度なので、
ワイモバイルのシンプルSプランに家族割引適用で月額900円となり、結果的にワイモバイルのままで最安の料金になってしまった。

ワイモバイルのシンプルプラン見直しで、家族二人の我が家だと料金的にはワイモバイルとUQモバイルがほぼ同水準になったので、とりあえずワイモバイルのままでいいようだ。
自分が使っているMプランも10GBから15GBに増量になったし。

ドコモのahamoの影響は大きく、楽天モバイルにも動きがあった。
楽天のUN-LIMITプランは、5Gも使えて容量制限なし、通話も無料(Rakuten Linkというアプリ経由の場合)で月額2980円という内容だったが、
定額制から段階定額制になり、20GBまでは1980円、3GBまでなら980円、1GBに達しないとなんと0円という内容に見直してきた。
楽天はエリアの問題があり、まだまだ様子見、全く眼中になかったが、現時点での自宅周辺の楽天モバイルのエリアを確認して驚いた。
びっくりするほど自社エリアがせまい。これならワイモバイルのPHSエリアの方が広い。
楽天は自社エリアを拡大中だが、現在のエリアの範囲と今後のエリア拡大の予定を見ると、どうも人口カバー率を上げることを重視しているようで、
人家が少なく、人口カバー率を上げるのに寄与しない郊外のエリアはauのローミングでの対応と割り切っているようだ。
エリア拡大中はauもローミングに応じているが、相手はVMNOではなく立派なMNO、いつまでローミングに応じるか不透明である。
auのローミングを切られてしまうと、郊外に出るとつながらないという一昔前のPHSのような状態となってしまいそうだ。

楽天の1GB未満なら0円というのはちょっと驚きだった。0円になるのは1回線目のみで、2回線目以降は1GB未満でも980円になるようだ。
通話料金はどうかと思い調べてみと、Rakuten Link経由なら通話も無料というのは維持されている模様。
あれ、そうすると若干制限があるものの通話し放題でデータもSNS中心の使い方なら、ずっと0円でいいんですか?
後発の楽天モバイル。移動通信市場はもうすっかり飽和状態。
これから契約者を増やすとなれば他社からシェアを奪うしかないのだが、そのためにはここまで思い切った料金戦略が必要ということなのだろう。
この0円も楽天が一定程度のシェアを獲得すれば見直される可能性は高い。採算が取れるシェアが取れなければ、事業から撤退だろう。
まあ、当面は0円で済むならば、通話し放題のサブ回線が維持費用なしで持てることになるので、1台持ちになったばかりだがちょっと試してみる気になった。

スマホとは別に通話専用の端末の導入を一時期考えていた時期があった。
キャリアに縛られたくないのでSIMフリーが希望。
エントリー用のスマホでもいいかなと思っていたが、スマホだとそれなりに大きいし、バックグラウンド通信でのパケットの消費も気になる。
一番は電池の持ちの悪さ。そこで目を付けたのが、通話専用携帯NichePhone-S 4G。

通話専用のためディスプレイはモノクロ。キーはガラケーよろしくハードキーだ。見た目はカード電卓のような佇まい。
端末単体での通信は出来ないが、テザリングの機能があり、スマホのアシストはできる。
これのいいところはそのサイズ感。2台持ちをするならこのぐらいの大きさがいい。
PHS時代、ストラップフォンが欲しかったが入手できずに終わったという経験があり、コンパクトな端末には惹かれるものがある。

ただ、あまりに小さいことにこだわってしまった結果、端末単体では充電が出来ず、充電用のアダプターを取り付けないと充電が出来ないという致命的な問題点があった。
バックアップ回線としての利用を考えていたので、月々かかる費用はなるべく抑えたい。
となるとVMNOのスマホプランとなるわけだが、通信専用ではなく通話できるプランとなると最低でも月額1000円ぐらいはする。
通話料金はもちろん従量課金なので、それだと完全待ち受け専用となって、あまりコスパがよくないので導入はあきらめた。

その後PHSサービス終了が決まり、PHS乗換キャンペーンによりPHSで使っていた電話番号がそのまま移行できて、
コンパクトなガラケーが一括0円、従量制のパケット代を気にしなくていい通話専用のプランが適用され、
しかも通話放題オプションが次の機種変更まで無料という以前検討していたときのネガが全て解消された自分のためのような話が舞い込んできたので、
すっかりその気でいたのだが、冷静に考えてみると、電話番号維持のために月額980円払うなら、スマホに通話定額をつければいいし、
そもそも準定額料金の月700円分の通話をしていない状態なのに通話定額が必要かということに思い至り、PHSサービスの終了とともに回線を自動解約という選択になった。

しかし、維持費用が0円で通話放題となれば話は別だ。問題は端末だが、楽天には例のRakutenMiniというスマホがある。
NichePhone-S 4Gほど小さくはないが、現在新品で入手できる端末としては一番小さいクラス。
スマホだが、1GBまで基本料金がかからないので自動通信で消費するパケットも気にしなくていいし、ほぼ通話専用として使う予定なのでスペックは問題にならない。
価格も加入促進キャンペーン中で大盤振舞状態。というかキャンペーンで実質価格がマイナスである。

よし、これなら楽天モバイルを新規で申し込んでみるか!と思ったら、ワイモバイルに動きがあった。
PHSサービスは終了したが、終了前まで行っていたPHS番号のままワイモバイル4G契約への転換で端末一括0円キャンペーンが3月まで延長されるとのこと。
終了予定のベーシックプランの場合は次の機種変まで通話定額オプション料無料が適用される。
新しいシンプルプランにはこれが適用されないが、家族割引を適用させれば基本料金が900円で済む。
この手のキャンペーンだと一括0円端末とはいっても人気のない売れ残りの残念な端末しかないということが多いが、まだiPhoneSEもXperia8も残っている。
PHS回線番号として使っていた080は、以前数年間メイン回線として使っていた番号で、ごくまれにこの電話番号に電話がかかってくることもある。
PHSの家族割引で基本料金が0円ということもあり、電話番号とバックアップ回線の維持のためにPHSサービス終了まで使ってきたが、
この電話番号がPHS時代と同様に0円で維持できるのならそれに越したことはない(しかも通話し放題)。

ということで、
① PHS番号をワイモバイル4G回線に移行
② 端末一括購入なので即時SIMロック解除(オンラインでSIMロック解除して手数料不要)
③ 縛りなしのプランなので、解約金なしで楽天モバイルへMNP
④ PHS時代の電話番号で通話放題サービスを維持費なしで利用開始
ということが可能になる。

①から③までにかかる費用は、楽天モバイルへのMNPに必要なMNP番号発行手数料3000円とワイモバイルのスマホプランの基本料金のみ。
②から③の期間をなるべく短くすれば、③で収入が見込めるので費用がかからないどころか収支がプラスになる可能性すらある。
楽天モバイルの段階定額制がもう少し早く発表になっていれば、PHSから直接楽天モバイルにMNPをしたのだが、まあしかたない。
こんなにうまくMNPが進まない可能性もあるが、サブ回線として楽天モバイルを利用することにしたい。