夜の翼

オーディオ、音楽、車、ケータイなど好きなことを気ままに綴るブログです。

4Kテレビの地震対策

2021-08-08 13:50:21 | 映像
最近地震が多い。
今の貸家に引っ越してからやろうかなと思っていた地震対策を後回しにしているうちに東日本大震災以来の揺れに襲われ、
背の高いCDラックやらかみさんのPCデイスプレイやらが転倒し、ディスプレイの方は傷がついてしまった。
CDラックと食器棚は天井突っ張り系の耐震グッズで対策を施したが、危ないのはテレビである。
今回も倒れそうになるテレビを手で押さえたのでなんとかなったが、以前テレビを固定していた粘着マットは、引っ越しのときに外したままだった。
テレビを買い換えて画面は大きくなったものの、重量はむしろ軽くなり、以前より倒れやすくなっている。
今のテレビの脚は、中央1本ではなく、両端に細い脚がついているタイプが多い。
我が家の55X9500Hもそのトレンドに従っており、脚の接地面がほぼ点のような状態で、以前使用していた粘着マットでは耐震効果は期待できない。
何とかならないものかとネットで探したら、クランプとベルトでテレビラックに固定するタイプを発見。サンワサプライの100-PL023。

テレビ側は壁掛け用の固定ネジを使うようだ。
このタイプは、テレビの前への転倒は防げるが、後ろへの転倒は防げない。
我が家のテレビラックは壁際に設置しているので、前への転倒を防ぐこのタイプでよい。
テレビラック側の固定をクランプではなく、粘着マットで固定するタイプもあるが、
クランプがつけられるのであれば、しっかり固定できるクランプタイプ方がいいはずだ。
後から発見したが、ベルトではなくポールタイプもあるようで、こちらの方が安心感はあるが、長さの調整が面倒そう。

さて、このテレビ転倒防止の道具、正直言って取り付けには難儀した。
最初テレビを台から下ろさずに、テレビ本体についているネジを外そうとしたが、
左側が壁、上は棚で体がテレビの裏側に入らないので、向かって左側のネジ穴に手が届かない。
テレビを動かすことは避けたかったので、何とか台から下ろさずにすまないものかと頑張ったが、
結局無理で、テレビからケーブルを全部外して、ラックから下ろさないといけなかった。
テレビ背面にある壁掛け用ネジ穴は、テレビの背面から奥まった位置にネジ穴があるので、そのままでは使えず、付属するアダプターを取り付ける必要がある。
ネジ穴は4か所だが、今回使うのは上側の2か所。
ネジ穴にあらかじめ取り付けられているネジを外し、アダプターをネジ穴に取り付けてから転倒防止具のプレートを外しておいた付属のネジで留める。
プレートとクランプをつなぐベルトが意外と短く、クランプを台に設置した状態ではプレートを取り付けられないため、
テレビ側にプレートを取り付けてから、テレビを台に戻し、テレビラックの棚にクランプの取り付けを行った。
テレビラックがスチールラックで、テレビの上に棚を付けているので、その棚を支えるポールが前側にもある。
ラックの横にスペースがないのでテレビをラックの横から入れられず、ラックの前側からテレビを斜めにして入れないとラックに収まらない。
画面を傷つけないよう細心の注意を払って作業したが、画面に皮脂がついてしまい、きれいに拭き取るのに時間がかかった。
クランプの取り付けが終われば、ベルトの長さを調整して終わりなのだが、これまたベルトに手が十分届かず、
ベルトの長さ調整が中途半端で、ベルトがちょっと長い状態になってしまっている。
また、テレビに接続するケーブルの端子が壁のある左側についていて、
端子が見えない状態でケーブルをつなぎ直さないといけないので、これがまた一苦労だった。
一応地震対策は施したが、地震が来たとき、テレビが倒れないかちょっと不安が残る。

ようやくこれでテレビ周りの更新は終了。
あとは9月に出るベビメタのデロを待つだけだ。

4Kテレビのスピーカー(その2~サウンドバーにしてみた)

2021-08-07 14:32:47 | オーディオ

ソニーのHT-S100Fを注文したが、このサウンドバーはACアダプターではなくメガネプラグの電源ケーブルが付属している。
取りあえず付属の電源ケーブルでも構わないのだが、以前からKOJOのKS-MPが気になっていた。
オーディオ用のものがほとんどないメガネケーブルで、比較的安価で標準のアップグレードにぴったりという触れ込みだったのでこの際買ってみることにした。
ヤフオクで買った自作代行ケーブルをレコーダーに使用しているが、KOJOのケーブルをサウンドバーに使って効果がなければ、レコーダーのケーブルと交換してみる。
HT-S100FにはHDMIケーブルは付属していないので、手持ちのソニーの丸軸ハイスピードタイプHDMIケーブルを使う。
サウンドバーもスピーカーなので、土台、インシュレーターをどうするかは重要である。
一応ゴム足はついているようだが、何か使えるものはないかと考えたところ、使っていないアコースティックリバイブのQR-8があることを思い出した。
以前使っていたDAC BABYFACEのインシュレーターとして使っていたものだ。
名前のとおり8個あるので、これをインシュレーターとして使ってみる。

HT-S100Fが到着した。予想はしていたがなかなかの大きさ。本体の長さが90cmあるので、外箱はもっと大きい。
開封してみると実物の質感は悪くない。上面はシボ加工がされた柔らかい素材でできており、高級感がある。
前面は全面パンチングメタル仕様。中のウーハーとツイーターがうっすらと見える。
バスレフポートは前面ではなく、背面中央にある
底面を見ると、ゴム足が左右の端に前後ひとつずつと中央1つ取り付けられており、5点で長いサウンドバーを支持している。
インシュレーター代わりのQR-8の設置位置は、ゴム足と同様5か所でもいいのだが、
QR-8が8個あるので、ウーハーがある左右両端は前側2個、後側1個の3点支持として、バスレフダクトのある中央部分は前後1個ずつにしてみる。
QR-8を貼り付ける付属の粘着シートは使ってしまってもうないと思っていたが、予備が残っていたので付属の粘着シートで貼り付ける。
入力端子及び電源ソケットは、後ろ向きではなく、横向きについている。電源ケーブルがサウンドバー右側、HDMIケーブルは左側だ。

電源ケーブルは、KOJOのMS-KPがまだ届いていないので、取りあえず付属の電源ケーブルを使う。
テレビを5センチほど後ろに下げ、その前にサウンドバーを置いた。設置する棚にスピーカーから出る音が反射しないように、
設置する棚の前側とサウンドバーの前面をぴったり揃えるようにした。

設置してみると一応がたつきはないが、QR-8の素材が水晶なので硬く、点で支えているので、それなりの自重があるサウンドバーだがちょっと滑りやすい。
テレビのARC用のHMDI入力端子にHDMIケーブルをつなぎ、取りあえず音出しをしてみると、さすがにテレビ内蔵のスピーカーとは違うなというのが第一印象。
置き場所に困ったオーテクのアクティブスピーカーより確実に音質が上がっているし、聞き取りやすい。
これは、ある程度の大きさのスピーカーユニット、筐体を確保できているという物理的な要素が大きいような気がする。
テレビからの音声伝送がHDMI経由のデジタルになったということもいい方向に働いているのだろう。
声が低めの男性の声が若干こもった感じなるが、慣らしがすむと抜けがよくなってくるだろう。
若干サ行が強めに出る程度で、耳障りな要素は今のところほとんどなく、音量を上げてもうるさく感じない状態になっている。
ARC対応なので、もちろんテレビのリモコンで音量が調整できるし、サウンドバーの電源はテレビの電源と連動させたので、サウンドバー単体での電源操作は不要。
アクティブスピーカーは電源つけっぱなしだったもんな。
サウンドバー側の音声設定は、とりあえずオートにしておいたが特に問題なし。
正直サウンドモードを切り替えてもあまり差を感じない。ボイスモードは若干声が聞き取りやすくなるかなという感じはする。
スピーカーを意識しないでテレビが見られるという自分がテレビのスピーカーに求める要素は今のところ満たしている。
音楽タイトルも鳴らしてみたが、まあそれなり。本格的なオーディオグレードとなると相当上位のサウンドバーでないと難しいだろう。
このクラスのサウンドバーは、あくまでもテレビ用スピーカーと割り切って使うのがいいようだ。そのつもりで導入したので、うまくはまったようだ。

ひととおりセッティングがすんだところでKOJOの電源ケーブルがとどいたので、付属ケーブルと交換した。

KOJOのKS-MPは想像以上に細く、見た目は付属の電源ケーブルと変わらないが、かなりやわらかく取り回しがとてもいい。
音の違いは感じられるが、くっきりとしたHi-Fi指向の音になるので、聞きやすさという点では若干後退する。
テレビ用スピーカーの電源ケーブルに求めているものと少々違う方向性だったので、
KOJOはレコーダーに回して、レコーダーに使っていたヤフオクの自作代行電源ケーブルに交換してみた。
これも音が変わる。どちらかというと低音寄りのバランスになり、聞きやすさはKOJOよりよい。
ただ低音過多の状態なので男性の声はかぶり気味となって少々聞き取りづらくなった。
このあたりの状態はスピーカーのエージングで変わってくる可能性があるので、電源ケーブルはこのままで様子を見る。
あまり意識をしていなかったが、レコーダー用に使っていたヤフオク電源ケーブルはKOJOのものよりだいぶ太い。
固いケーブルではないので取り回しは悪くないが、サウンドバーの電源ソケットが横向きについているので、滑りやすいサウンドバーが若干前に押される感じになってしまう。
取り回しも含めて、付属電源ケーブルのバランス、使い勝手は悪くない。

HT-S100Fのユニットの形状(楕円)、構成(ツイーター付きの2ウェイ)、大きさを考えると、
薄型テレビ以前のアナログワイドテレビの内蔵スピーカーに戻ったにすぎないのかもしれない。
内蔵ではなく、外付けの専用機器という点でサウンドバーの方が若干有利なので、それが音に反映されていると思うが、
音自体はアナログワイドテレビの時代と大差ないような気がする。
置き場所が許せば、オラソニックのHMDI接続のテレビ用スピーカーが自分の目的に一番合っているような気がするが、
価格も含めて評価するとTH-S100Fには合格点を与えられるだろう。

4Kテレビのスピーカー(その1 やはり内蔵では…)

2021-08-01 09:55:40 | オーディオ
テレビ放送の音声なんてアナログ放送の時代は気にしたことがなかった。
独身時代に長らく使っていた14インチの東芝製テレビはもちろん、結婚して買ったこれまた東芝製の28インチアナログワイドテレビでも、
東芝独自のバスブースト機能BAZOOKAをオフにすれば、特に気になるところはなく、テレビを視聴することができた。

しかし、デジタル放送になり、テレビが薄型になると状況が変わった。
アナログ時代より規格上は「高音質」になったからなのか、高音が耳障りに感じるようになり、
致命的なのは、人の声に聞きにくさを感じるようになったことだ。
人の声で低音が強調されて、声の低めの男性の声に違和感を感じるようになった。
スピーカーから聞こえてくる人の声でだけ感じる違和感で、肉声で感じることはない。
日常的に一番聞いている人の声、ボイスだからこそ、その違いに敏感なのかもしれない。
人によってはこの状態を「こもった音」を表現するのかもしれないが、
いわゆるこもった音ではなく、人の声の一部の帯域が強調されてバランスがくずれて、ナチュラルではなく違和感を感じる状態。
テレビが薄型となったため、スピーカーユニットが小さくなり、筐体剛性も不足しているのに、無理して低音を出そうとしてることが原因かと思う。
前の液晶テレビの時は、外付けのアクティブスピーカーを使うことで解決した。
基本的に音楽を聴くことしか想定されていないオーディオ用スピーカーとは異なり、
テレビのスピーカーは人の声、ボーカルではなくボイスがその中心で、音楽はバックグラウンド、背景的な役割になっている。
これに適するスピーカーは、人の声の帯域を中心に無理に帯域を広げず、自然な聞こえ方をするものということで、
フルレンジで密閉式のアクティブスピーカーを探したら、オーディオテクニカのAT-SP150というアクティブスピーカーがあったのでそれを選んだ。
これがうまくはまり、バスレフで変に低音が強調されることもなく、テレビ放送の音声に違和感を感じることがなくなった。
テレビ用の外付けスピーカーで問題となる音量調節は、テレビにラインアウトの音声出力があり、これが可変出力にもできたので、
テレビのリモコンで音量調節が可能で、リモコンが使えないとか音量だけ別リモコンという不便はなかった。
そして、テレビを替えるまでその密閉式アクティブスピーカーをテレビ用に使っていた。

それで、4Kテレビ、ソニーの55X9500Hである。
前のテレビよりはいいが、やはり前のテレビと同じような点が気になる。
小音量だと聞きとりづらい帯域があるのと、筐体がさらに薄くなって、特定の帯域で筐体が共振しているような付帯音が出ていてこれが気になる。
テレビスタンドが低くなって、テレビの前に置けるスピーカーは高さ7.5cmまでになってしまった。
とりあえず、既存のアクティブスピーカーを横置きにすれば高さはなんとかなるので、使ってみたが、音がよくない。
音声はテレビのヘッドフォン用のステレオミニ端子からとっているが、
スピーカーに接続する両端ステレオミニ端子のケーブルをケチって安いノーブランドケーブルにしたら、
どうも導体がアルミの模様(ケーブルが軽すぎる)で、これも原因のひとつか。
以前はテレビにRCA端子があったのでそこからの出力だったし、ケーブルもオーテク製を使っていたというところも異なる。
また、アクティブスピーカーのアルミ筐体は側面の剛性が不足しているようなので、試しに通常どおりの縦置きにするとマシになる。
縦置きにするとテレビ画面にかぶるので、スピーカーの設置場所をテレビと同じ棚ではなく、一段上の棚においたが、さすがに位置が高すぎる。
立った状態のままスピーカー正面で聞くとまあまあだが、リスニングポジションに座った状態で聞くと中域の抜けが悪い。
これまではスピーカーをテレビを置いている棚は木製でほぼ鳴かないが、上の段は通常のメタルワイヤーだから盛大に鳴く。
小物落下防止用のアクリルシートを敷いているので多少鳴き止めにはなっているものの、音の出るスピーカーを置く台としては向いていない。

こうなると、55X9500H用のスピーカーを考える必要がある。
テレビ用のスピーカーとして以前から気になっていたのはオラソニック。
現行モデルに、HDMI接続でARCに対応しているTW-D9HDMというモデルがあり、ユニットもツイーターなしのフルレンジなのでこれがテレビ用にぴったりだが、
卵型のエンクロージャーが少々大きすぎてテレビ画面にかぶってしまう。

画面にかぶらずスピーカーを置けるのは、いわゆるサウンドバーだけのようだ。
サウンドバーの中でテレビ用を謳っているのはBOSEのTV Speaker。

コンセプト、機能はオラソニックに近いが、筐体が一体型でウーハー2発の中央にツイーター1つという変わったユニット構成のサウンドバー。
BOSEの音はHi-Fi志向ではなく、低音過多の傾向は相変わらずだが、比較的ナチュラルで引っかかりがない。
しっかりリスニングをするというより、カーステレオ、テレビなど聞き流す用途向けと思っている。
ただ、基本定価売りでお値段はお高めというのがBOSEらしいところ。
サウンドバーもピンキリで、シアター用にサブウーハーまで内蔵しているモデルもあるようだが、今回はあくまでもシアター用ではなくテレビ用。
サブウーハーなしの安めのサウンドバーでなんとかならないものか、できればドルデジ対応でというところで探してみたら、ソニーのHT-S100Fがちょうどいい感じ。
サブウーハーはなく、ツイーターとウーハーの通常の2WAY。口径と楕円型のユニット形状はアナログワイドテレビの内蔵スピーカーを思い起こさせるが、
ARC対応のHDMIと光デジタルの両方の入力に対応しているし、モデル末期で安かったので買ってみることにした。
ただ、テレビの脚を内側にセットしたので、テレビの脚の間にサウンドバーが収まらないことに注文後に気づき、キャンセルしようとしたが間に合わなかった。
まあ、未開封なら返品も可能だが、返品の送料も高いし、テレビを数センチ奥に下げればテレビ前に置けそうなので、とりあえず使ってみるか。