今日は雪。
もの凄く大きな粒の雪が空から落ちてきた。
牡丹雪・・・
牡丹で有名な長谷寺からすこし東に吉隠(よなばり)という地がある。
車を運転して吉隠を通過した。
ここ吉隠は、「万葉集」にも登場する地。
吉野をしばしば訪れた持統女帝も足を運んだという。
同地を詠んだ歌は5首あり、いずれもが沈痛な情趣が込められている。
『 降る雪は あはにな降りそ 吉隠の猪養の岡の 寒からまくに 』
穂積皇子(巻2-203)
穂積皇子と但馬皇女との激しい恋は、皇女の死で終わる。
「降る雪よ、そんなにたくさん降らないで。あの人の眠る猪養の岡が寒いから」
皇女が死んだのは和銅元(708)年6月25日。
それから半年後の冬、死を悼み詠んだ。
丘は吉隠東北の山腹と考えられているが、定かではない。
天武天皇と藤原鎌足の娘氷上娘の間に生まれた但馬皇女は高市皇子に嫁ぐが、穂積皇子を想う気持ちのほうが強かったという。
『 人言を しげみ言痛み おのが世に いまだ渡らぬ 朝川渡る 』
但馬皇女(巻2-116)
もの凄く大きな粒の雪が空から落ちてきた。
牡丹雪・・・
牡丹で有名な長谷寺からすこし東に吉隠(よなばり)という地がある。
車を運転して吉隠を通過した。
ここ吉隠は、「万葉集」にも登場する地。
吉野をしばしば訪れた持統女帝も足を運んだという。
同地を詠んだ歌は5首あり、いずれもが沈痛な情趣が込められている。
『 降る雪は あはにな降りそ 吉隠の猪養の岡の 寒からまくに 』
穂積皇子(巻2-203)
穂積皇子と但馬皇女との激しい恋は、皇女の死で終わる。
「降る雪よ、そんなにたくさん降らないで。あの人の眠る猪養の岡が寒いから」
皇女が死んだのは和銅元(708)年6月25日。
それから半年後の冬、死を悼み詠んだ。
丘は吉隠東北の山腹と考えられているが、定かではない。
天武天皇と藤原鎌足の娘氷上娘の間に生まれた但馬皇女は高市皇子に嫁ぐが、穂積皇子を想う気持ちのほうが強かったという。
『 人言を しげみ言痛み おのが世に いまだ渡らぬ 朝川渡る 』
但馬皇女(巻2-116)
>奈良も昼過ぎに30分ほど牡丹雪でした。
今年の雪はこれが最後でしょうか?
まだ年末に購入したスタッドレスタイヤの性能を試せていません。
まぁ~雪が積もらない方がありがたいのですが・・・
>危険と知りつつも、やりたいことをする・・・
葉書ありがとうございました。
旅への思いがふつふつと・・・