大和浪漫

私、瓜亀仙人が奈良・大和路の社寺や自然、生活の様子などをお伝えしたいと思います。

銀杏のこと

2007年12月10日 | 奈良・大和路
私の周囲に公孫樹の木があまりなかったからか、私が進学した高校の校門から校舎沿いに並んでいた公孫樹並木は印象深かった。
秋になると黄葉し、やがて落葉・・・
あの公孫樹の黄色い色は特に鮮やかだった。
高2の秋だったか、その公孫樹並木が多くの銀杏をつけた。
少し年配の女性の先生が、毎日落ちた銀杏を熱心に拾っておられた。
数日後、廊下ですれ違った時、その先生の顔がひどくかぶれているのを見かけた。
噂では、原因は“銀杏”による皮膚炎だとのこと。
その後、その先生の症状はさらにひどくなり、休暇を取られたとのこと・・・
当時、茶碗蒸しが少し苦手だった私にとって、“銀杏”の味とその皮膚炎をもたらした存在は、さらに特別なものになってしまったのだ。
あれから30年と少し・・・
今、茶碗蒸しに“銀杏”は無くてはならない存在になっている。
この前、高校の同窓会の案内が届いた。
出欠の返事はまだ出していない・・・














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