大和浪漫

私、瓜亀仙人が奈良・大和路の社寺や自然、生活の様子などをお伝えしたいと思います。

夕暮れの天王山古墳

2011年04月05日 | 桜井市
先日,奈良県桜井市にある天王山古墳の横を通りかかった。
車を停めて,古墳の写真を撮ろうとしたら,
ファインダーの中で何か動いた。
薄暗い中,ズームすると,
それは1羽の雉やった。

@赤坂天王山古墳
奈良県桜井市倉橋にある後期後半の大方墳。
1954年(昭和29年)12月25日に国の史跡に指定された。周辺の古墳と区別するため、赤坂天王山1号墳とも呼ばれる。
多武峰から北西に延びる尾根の先端に築かれた大方墳。 本古墳は、墳丘や石室・石棺の実測庁が行われているが、発掘調査が実施されていないために出土品は明らかでなく、石棺内部も盗掘によって遺物も残されていないが、石室構造や石棺の形式などから築造時期は6世紀末から7世紀初頭と見られている。
『日本書紀』に崇峻天皇は暗殺された後に倉橋の地に葬られたと記されており、この地域で造られた古墳で該当するものは赤坂天王山古墳以外には見あたらないため、明治時代に南西に1.7Kmほど離れたところにある現在の倉梯岡上陵に治定されるまでは、本古墳が崇峻天皇陵に擬せられていた。歴史学者・考古学者の間ではいまなお本古墳が崇峻天皇陵として有力視されている。
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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (kazuyoo60)
2011-04-05 13:10:14
倉梯岡陵の側が母の実家です。天王山古墳は近くなのに行った事がありません。
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Unknown (瓜亀仙人)
2011-04-05 17:58:26
kazuyoo60さんへ
お母さんのご実家がそうなんですね。
この天王山古墳は倉橋ため池の北側になるので,倉橋の集落からすこし離れています。
倉橋出屋敷という集落の近くです。
学生の頃は,腹ばいになって石室に入っていました。
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Unknown (山口ももり)
2011-04-07 09:17:45
石棺内部も盗掘・・・崇峻天皇は暗殺・・・そんな事は何も知らないなあ。また、書いて下さいませ。
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Unknown (瓜亀仙人)
2011-04-07 18:03:39
ももりさんへ
崇峻天皇は,蘇我馬子によって暗殺されたという説があるようです。
この崇峻天皇の次の天皇が,推古天皇になるんですよねぇ~
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泊瀬部皇子 (山桜)
2011-04-08 11:00:46
崇峻天皇は泊瀬部皇子ですよね。 昔読んだ山岸涼子の「日出処の天子」では、すごく嫌な感じに描かれていて、未だにそのイメージが拭えません^^; 倉梯の地名を聞いた時もそのお顔が浮かんでしまって…。 歴史上の人物を個人の見解で絵にしてしまうというのは、時に罪つくりでもありますね~ お蔭で、大和に興味を抱けた傑作なのですけど。
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 (山桜)
2011-04-08 11:03:07
雉って派手な鳥と思っていましたが、こうして見ると見事に野山に溶け込んでいますね! ちゃんと野山では迷彩になってたんですね~
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Unknown (瓜亀仙人)
2011-04-08 17:36:40
山桜さんへ
>山岸涼子の「日出処の天子」では・・・
まだまだ読んでいない本が多いです。
今読んでいるのは,司馬遼太郎『関ヶ原』。
観てみたいのは,先日からBSで白洲正子が放映されていて,そこで登場した大阪府河内長野にある天野山金剛寺の「日月山水図屏風」。
キジは藤原京付近にかなりいますよ!
彼らには,禁猟区とそうでない区域とが分かるようですね。
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Unknown (山桜)
2011-04-08 21:54:13
山岸涼子の「日出処の天子」は漫画ですよ~
奥様ならきっとご存知の漫画家かと^^;
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Unknown (瓜亀仙人)
2011-04-09 10:24:39
山桜さんへ
やっぱりそうやったんですねぇ~
山桜さんのコメントの「そのお顔が浮かんでしまって…。」「絵にしてしまうというのは」に???でした。

 
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