大和浪漫

私、瓜亀仙人が奈良・大和路の社寺や自然、生活の様子などをお伝えしたいと思います。

万治の石仏へ

2015年04月03日 | 甲信越

私が今回信州諏訪を訪ねたかった訳、それは“万治の石仏”に会いたかったから!

その石仏は、諏訪大社下社春宮の近くにあるという。

だからセッセと歩いた。

そこまで直接車で行くよりも、やっぱり歩いて行きたいと思った。

“万治の石仏”いいでしょう!

 

@万治の石仏の歴史

1974年、たまたま諏訪大社の御柱祭を見学に来られこの石仏と対面された、画家の岡本太郎が「こんなにおもしろいものは見たことがない」と話したことや、作家の新田次郎さん方が感嘆されたことにより、一躍話題を呼び講演又は雑誌等で全国に紹介され知られることになりました。

石仏の「万治」は、この石仏を建立した願主が、万治3年(西暦1660年)と刻まれているところによるものです。

 

 @誕生の由来

 明暦3年(1657年)、諏訪高島三代藩主忠晴が、諏訪大社下社春宮に遺石の大鳥居を奉納しようとした時のこと。

命を受けた石工がこの地にあった大きな石を用いようとノミを打ち入れたおり、はからずもその石から血が流れ出た。

驚き恐れた石工は大鳥居の造作を止め、あらためてこの不思議な石に阿弥陀様を刻み、霊を納めながら建立された・・とされているのがこの石仏です。

 

 @風貌(ふうぼう)

この石仏は自然石で石質は安山岩でつくられています。

 高さ・・・・・2m60cm

 横・・・・・・3m80cm

 奥行き・・3m70cm

 胴回り・・・11m85cm

 顔の長さ・・65cm

 顔周り・・・・1m38cm

 重さ・・・・・・不明

 

@万治の石仏の参拝方法

一、正面で一礼し、手を合わせて「よろずおさまりますように」

と心で念じる。

二、石仏の周りを願い事を心で唱えながら時計回りに三周する。

三、正面に戻り「よろずおさめました」と唱えてから一礼する。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 諏訪大社下社春宮へ | トップ | 筍掘り »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

甲信越」カテゴリの最新記事