大和浪漫

私、瓜亀仙人が奈良・大和路の社寺や自然、生活の様子などをお伝えしたいと思います。

天香山神社の波波迦の木

2009年06月04日 | 橿原市
「月の誕生石」を見ようと探していたら、道を間違って着いたのが天香具山の北麓にある「天香山神社」。
「天香山神社」と書いて「あまのかぐやまじんじゃ」と読むのだそうだ。
そう・・・「具」がないんです!
「具」が無いのはどこか寂しい・・・
CMで流れている「味噌汁つかない・・・」のようなもの?
いやいやそれ以上や! 豚汁の具ナシなんて考えられへん!
この神社に祀られている神は「櫛真神」。
どうやら「櫛は 奇 (不思議)、 真は 兆 (占い) の古語」らしい。
つまり占いを司る神様がやはる!
そんな神社の境内に「波波迦(ははか)」という木があった。
神話の世界、天照大神が天の岩戸に身を隠したとき、神々が相談し、この木を使ってどうしたらいいか占ったという。
その木の前にある説明板には
「いばら科の木で、朱桜 (にはさくら) うすみずさくら  こんごうさくら かばさくら 等の別名があります。
古事記によれば、この木の皮で香具山の雄鹿の骨を焼いて吉凶を占ったそうです。
平成2年の大嘗祭関連の諸儀で 「斉田点定の儀」 の亀占に用いるため、「波波迦」を宮内庁の御下命により奉納いたしました。」 と記されていた。
つまり、平成2年の 『大嘗祭』 の米を作る田 をどこにするか、この『波波迦』 を使って占ったということらしい。
私も先日の競馬,占ってもろといたらよかた・・・
春過ぎて夏来るらし 白妙の 衣干したり 天の香具山
      持統天皇   万葉集 巻1 28
「写真;波波迦の木」









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