鯰
賀州や桂林辺りでは鯰料理を五度ばかりいただきました。
賀州では鯰を油であげてから豆板醤の入ったピリ辛ソースで絡めたもの、同じくあげてから薄味で煮たものなどさまざま。
鯰はぬるっつとしていて、少し生臭みのある淡水魚。
味そのものは大味で、薄く 淡白。
でれっとも ぬべっともとした感じ。
だが、この魚、一端中国風のソースに絡ませると見事に変身、うまいのである。
脂っこさも豆板醤の心意気で、スパーっと吹っ飛んでしまう。
薄味で煮たものの上にはにおいけしに、デーンとパクツァイがのっかっている。
この写真の鯰料理は桂林で食べたもの。
中国三日目の和食の後に、ホテルの方にタクシーと店を手配していただき、3人で行ったお店。
ここは少しだけ高級な店でしたが、中国のグループがいっぱい。
会社帰りや知人、家族のグループで満席、とてもにぎわっていました。
中国人は楽しくお食事をいただくといった感じで、ワイワイと楽しんでおられます。
テーブルの上にはテーブルクロス。
隣の皆さんのテーブルを見ると、なんとそのテーブルクロスの上に、食べた後の骨をのせておられるではありませんか。
でも、中国の食事マナーを知らないので、とりあえずは皿の上にのせておくことに・・・。
中国でも賭けは禁じられているそうですが、食事の代金は誰が払うかで大はしゃぎ。
多くのテーブルが、じゃんけんのようなゲームをしたり、王様ゲームのような仕草で、かなり盛り上がっている様子。
楽しそうで、ついついつられて、にっこり・・・。
夫は紹興酒、私と子どもはビールをいただきました。
周りの中国の方々は、ほとんどがビール。
中国ではどの店に行っても、ビールを飲んでいらっしゃる方が多かったようです。
ちなみにこのビール、団体のホテルや昼食の時は20~25元(1元15~16円)
高っ!!
ところが、中国人相手の料理店は大・小店関係なく、外人相手の半分以下。
スーパーやコンビにではなんと4元~6元で売られています。
中国人相手の大・小料理店は結構明瞭会計。
レストランでも屋台でも、メニューを決める前に値段も教えてくださり、安心して食べることができました。
桂林三日目のレストランで頼んだメニューは、鯰、おこわ、鳥、スープや火鍋料理、野菜料理、他・・・・・・。
レストランの親切なお姉さまと筆談(子どもも会話にはついていけなかったらしい・・・)。
日本語を話せるホテルの方も、初めに説明もしてくださっていたので、大変スムーズでした。
周りのテーブルの方たちが召し上がっていたような、中国人の一般的な食事の頼み方を教えていただき、お食事を楽しみました。
この店での野菜料理はブロッコリーでしたが、きれいにカットされ、中華味であっさりと仕上げられていました。
ブロッコリーは今回の中国での食事の際、度々出てきました。
中国では、葉野菜などもよく頂きました。
名前はわからないのですが、アブラナ科の野菜。
朝早く路上で、自転車にのせた野菜を売る女性や、中国の市場などでも、この野菜を見かけました。
この野菜は22~23センチにカットされたもので、野菜を食べるといった感じが楽しめるお料理でした。
青梗菜も縦割り2~3にカットされた長いまま。
いずれも中華味ベースで味付けされ、あんを絡めた(片栗粉でとじた)ものもありました。
日本に戻ってから、いろいろな中国料理を再現していますが、家族も今のところは喜んで付き合ってくれています。
中国の料理も、とても好きになりました・・・・・・