乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

鯰(ナマズ)料理

2007-01-19 | 中国 2006~2019(7回)・台湾・ベトナム

 

      鯰

 

 賀州や桂林辺りでは鯰料理を五度ばかりいただきました。

 

 賀州では鯰を油であげてから豆板醤の入ったピリ辛ソースで絡めたもの、同じくあげてから薄味で煮たものなどさまざま。

 

 鯰はぬるっつとしていて、少し生臭みのある淡水魚。

 味そのものは大味で、薄く 淡白。 

 でれっとも ぬべっともとした感じ。

 だが、この魚、一端中国風のソースに絡ませると見事に変身、うまいのである。

 脂っこさも豆板醤の心意気で、スパーっと吹っ飛んでしまう。

 薄味で煮たものの上にはにおいけしに、デーンとパクツァイがのっかっている。

 

 

 この写真の鯰料理は桂林で食べたもの。

 中国三日目の和食の後に、ホテルの方にタクシーと店を手配していただき、3人で行ったお店。

 

 ここは少しだけ高級な店でしたが、中国のグループがいっぱい。

 会社帰りや知人、家族のグループで満席、とてもにぎわっていました。

 

 中国人は楽しくお食事をいただくといった感じで、ワイワイと楽しんでおられます。

 テーブルの上にはテーブルクロス。

 隣の皆さんのテーブルを見ると、なんとそのテーブルクロスの上に、食べた後の骨をのせておられるではありませんか。

 でも、中国の食事マナーを知らないので、とりあえずは皿の上にのせておくことに・・・。

 

 中国でも賭けは禁じられているそうですが、食事の代金は誰が払うかで大はしゃぎ。

 多くのテーブルが、じゃんけんのようなゲームをしたり、王様ゲームのような仕草で、かなり盛り上がっている様子。

 楽しそうで、ついついつられて、にっこり・・・。

 

 夫は紹興酒、私と子どもはビールをいただきました。

 周りの中国の方々は、ほとんどがビール。

 中国ではどの店に行っても、ビールを飲んでいらっしゃる方が多かったようです。

 

 ちなみにこのビール、団体のホテルや昼食の時は20~25元(1元15~16円)

 高っ!!

 ところが、中国人相手の料理店は大・小店関係なく、外人相手の半分以下。

 スーパーやコンビにではなんと4元~6元で売られています。

 

 中国人相手の大・小料理店は結構明瞭会計。

 レストランでも屋台でも、メニューを決める前に値段も教えてくださり、安心して食べることができました。

 

 桂林三日目のレストランで頼んだメニューは、鯰、おこわ、鳥、スープや火鍋料理、野菜料理、他・・・・・・。

 レストランの親切なお姉さまと筆談(子どもも会話にはついていけなかったらしい・・・)。

 日本語を話せるホテルの方も、初めに説明もしてくださっていたので、大変スムーズでした。

 周りのテーブルの方たちが召し上がっていたような、中国人の一般的な食事の頼み方を教えていただき、お食事を楽しみました。

 

 この店での野菜料理はブロッコリーでしたが、きれいにカットされ、中華味であっさりと仕上げられていました。

 ブロッコリーは今回の中国での食事の際、度々出てきました。

 

 中国では、葉野菜などもよく頂きました。

 名前はわからないのですが、アブラナ科の野菜。

 朝早く路上で、自転車にのせた野菜を売る女性や、中国の市場などでも、この野菜を見かけました。

 

 この野菜は22~23センチにカットされたもので、野菜を食べるといった感じが楽しめるお料理でした。

 青梗菜も縦割り2~3にカットされた長いまま。

 

 いずれも中華味ベースで味付けされ、あんを絡めた(片栗粉でとじた)ものもありました。

 

 

 

 日本に戻ってから、いろいろな中国料理を再現していますが、家族も今のところは喜んで付き合ってくれています。

 

 中国の料理も、とても好きになりました・・・・・・

 

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賀州、黄姚古鎮、桂林で食べた『鳥料理』

2007-01-19 | 中国 2006~2019(7回)・台湾・ベトナム

 

    賀州、桂林でよく食べた鳥料理

 

 

 写真の鳥料理は、私たち家族だけでレストランに行った時に食べたものです。

   皮はパリパリで、中はジューシー。

 なんて美味しい鳥料理なのでしょう・・・

 桂林では野鳥料理を初めとする鳥料理も、有名です。

 

 

 この鳥料理は賀州の夕食で一回、黄姚古鎮の昼食で 一回出てきました。

 このときは二度とも顔がついていましたが、なじみの顔にビックリ。

 賀州と黄姚古鎮で食べた時は、もっとカリカリ。

 パサパサに近い状態で、中味まで脂がとんでいました。

 

 この賀州と黄姚古鎮でのお食事は ツアー客全員で、このお料理をいただきました。

 ご年配の皆さんも美味しそうに召し上がっておられましたが・・・・・・鳥の名前を聞いたら、卒倒されるといけませんので、あえて伏せておくことにいたしましょう。

 

 初めは鳥の名前を聞くと こわばった表情のガイド嬢。

 日本人には言ってはいけないといったことを、誰からか聞いておられたのかも知れませんね。

 鳥の名前をこちらから告げると、素直に答えてくださいました。

 

 それにしても、国によって食文化は大きく違うのですね。

 知らないことを経験できた楽しい旅でした。

 

 

  

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桂林で食べた和食では、汁物三椀(写真は中国料理)

2007-01-19 | 中国 2006~2019(7回)・台湾・ベトナム

 (写真は家族だけで行ったレストラン。

  お気に入りだったひとつで、おこわ料理。

  猪(中国では豚)の細切れが入っていて、おこわの底は特別な甘いたれ。

  日本で売られている竹でくるんだ、中国粽のようなものです。)

 

 

    桂林で食べた和食では、汁物三椀

 

 

 

 桂林の夜一日目は驚くこと無かれ、なんと和食でした。

 

 

 中国にまで来て、和食か・・・

 私たち親子三人は、当然のように、

「ほとんど食べないように!」

と、耳打ち。

 

 しかし中国で和食という経験を持つことも、今後はまず無いだろう・・・

 私たちは、中国で出される和食メニューには興味深々で見入っていました。

 全ての皿を一口づつ、味見してみました。

 ???・・・・・・

 

 美味しかったとだけ申しておくことにいたしましょうか・・・

 

 一番変わっていたのは汁物。

 まず初めにダシの効いていない味噌汁。

 お食事も中ほどになって、今度はダシの効いていない茶碗蒸し。

 ほとんどコースも終わりに近づいて、ダシの効いていないほうれん草の吸い物が出てきました。

 

 三度も汁物が出された和食。

 日本人の私たちにとって、とても得した気分です・・・?

 

 

 ここで付け加えておきたいのですが、中国の料理はけしてダシの効いていない訳ではありません。

 家族だけで時間が許される限り、食べ歩きもしました。

 ホテルの朝食以外に、朝の飲茶や米粉麺(ビーフン)。

 これはコクがあってうま味が引き出された店が多かった。

 夕食のレストランも変わったお料理が楽しめましたが、隠し味が効いて、とてもうまい。

 夜食で食べた 小さな店の串焼きは、塩コショウ、香辛料が効いている。中国版キャバーブといった感じで美味しい。

 同じく夜食で・・・屋台のおでん屋さんおだしは中華味と昆布だしがとても効いていて、ある意味に本のおでんより美味しい。

 さすが本場・・・

 

 ホテルであてがわれた昼食や夕食も とても美味しい品が多く、辛いだけでなく、ダシが効いてうまい。

 ちんぴやしょうがや肉の脂や骨などの隠し味が、野菜や豆などの材料と絡み合って、本当に深い。

 中国のポトフといった具合で、美味しいし体も温まる。

 

 『郷に入れば郷に従え』とはよく言ったもので、中国ではやはり中国のお料理が好きな私たち家族でした。

 

 

 

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現代中国文化探求 藤井省三

2007-01-19 | 読書全般(古典など以外の一般書)

 記録だけ  2007年 ⑩

 

   現代中国文化探求 

            ー四つの都市の物語ー

 

 

 筆者  藤井省三(1952生)

     近現代中国文学専攻

                1982 東大大学院博士課程修了、桜美林助教授

                 現在        東大文学部教授、文学博士    (1999年時点)

 

 1999年11月19日 第1刷発行

 岩波新書 (新赤版)644

 238ページ  700円+税

 

 中国の時代の流れに伴う 文化面の記された部分は面白かった。

 

 他の新赤版には、最近は『人民劇場は時代遅れ(中国人の感覚)』と書かれていた。だが、この本にでてくる『白毛女』(バレエ)は観てみたいと感じた。

『白毛女』のあら筋は単純明快だが、どのように表現するのかが、興味深い。

 

 中国ではずいぶん前から、バレエが盛んらしい。

 そういうと昨年の暮れ、桂林で観た雑技劇もバレエを取り入れた幻想的なものであった。

      桂林バレエ雑技団の感想です↓(2006年12月)

 http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/c745af97c80b36415adfa357a7eada6f

 

 

 この本では映画と中国の時代的背景が、簡単だが紹介されていた。

 中にレスリー・チャンの写真や記述を認め、年甲斐も無く喜んでしまった。

 

 コン・リーに関しての記述は正論だが、否定部分だけが書かれており、ファンにとってはつらいものがある。

 とはいえ、あの場合はあの記述しか必要でないことは認めているのだが・・・

 正論或いは意見が異なる場合でも、冷静さを持って、『平常心是道』の心得で受け入れられる、そんな人間でありたいと願う。

 

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